「It doesn’t matter.」ってどんな意味?
こんにちは。英語講師のmachiです☆
今回ご紹介するのはこんなフレーズ。
「It doesn’t matter.」
さて、どんな意味になるかわかりますか?
前回の記事はこちら>>「It is what it is.」と言われたら… どんな意味? 【連載 大人の英語塾】
*
*
*
正解は?
“matter”(マター)といえば、日本語でもビジネスシーンなどで「この仕事は人事マターで」のように使っているという人もいるかもしれませんね^^
この場合は、担当というニュアンスが近いかと思いますが、本来の“matter”には、「問題」「事柄」という意味合いが。「What’s the matter with you?」(どうしたの?)といったフレーズでもお馴染みですよね。
そして“matter”はこのように名詞だけでなく、動詞として使われることもあるんです。
動詞としての“matter”は、主に否定文・疑問文で使われ、「重要である」「問題になる」という意味があります。
つまりタイトルの「It doesn’t matter.」は、「それは重要ではない」ということから、「別にいいよ」「かまわないよ」「どっちでもいいよ」という意味に!
シンプルで使いやすい表現ですが、言い方によっては少しキツめの印象になることもあるので、気心の知れた間柄などで使うなど、配慮したいところ。
また、「I don’t mind.」や「I don’t care.」、「That’s fine (with me).」などと同じような意味の表現です。
こんなふうに使われますよ!
A:「I’m sorry, I’ll be five minutes late.」(ごめんなさい、5分遅れてしまいそうです)
B:「It doesn’t matter. I’m waiting for you here.」(別にかまわないよ。ここで待ってるからね)
また、次の例文のようにif(whether)節を続けることも。
ex. 「It doesn’t matter to me if (whether) he doesn’t appreciate my work performance.」(彼が私の仕事を認めてくれようとくれまいと、私には関係ないです)
ex. 「It doesn’t matter a bit if you disagree with this plan.」(あなたがこの計画に反対しようと少しもかまわないよ)
***
この連載「大人の英語塾」では、意外と知らない英単語の意味や、勘違いしやすい英語のイディオムなどを、サッと隙間時間にでも読める内容でお届けしています。思わずクスッとしてしまう英語ならではのユニークな表現から、海外ドラマでよく登場するあのセリフまで盛りだくさん! Oggi.jpにて定期的に配信していますので、ぜひ覗いてみてくださいね♡
TOP画像/(c)Adobe Stock
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。