「The dog ate it.」ってどんな意味?
こんにちは。英語講師のmachiです!
今回も、知らないと話が通じなくなってしまう、そんな英語特有の表現をご紹介。
「The dog ate it.」
とはどんな意味でしょうか?
直訳すると「犬がそれを食べた」になりますね。
もちろんその文字通りの意味もありますが、実はこのフレーズ、ネイティブがある状況で言い訳をするときに使う常套句なのです!
では、どんな場面で使われるのでしょうか…?
前回の記事はこちら>>英語で「flyer」ってどんな意味? 空を飛ぶもの…!?【連載 大人の英語塾】
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正解は?
みなさんは先生から「宿題やってきた?」と聞かれ、宿題を忘れてしまったことを伝えたいとき、なんて言いますか?
「I didn’t do my homework.」「I forgot my homework.」などと素直に言うのが一番なのでしょうが、時にはこれが難しかったり。
なぜこんな話をしたかというと、そう、「The dog ate it.」は、宿題やレポートを忘れたときの言い訳として使われる表現なのです!
つまりは“an excuse for not having done your homework”ということ。
ヤギならわからなくもないですが… 犬もいい迷惑ですよね(笑)。
このように、“dog”を使った表現はたくさんあるのですが、最後にユニークなイディオムをひとつピックアップ。
“see a man about a dog”
直訳すると「犬について男性と会う」となり、なんだか意味深な感じがしますね。
実はこれで「ちょっと用事がある」「ちょっと席をはずします」という意味に!
はっきりと行き先を言うのを避けたいとき(たとえばトイレに行くときなど)に使われたりします。
ex.
A:「Where are you going?」(どこに行くの?)
B:「I go to see a man about a dog.」(ちょっと用事があるんです。)
ちなみに上記のように、“see a man about a dog”は“go to ”, “go and”, “need to”, “have to”などと一緒に使われるのが一般的。
冒頭の「The dog ate it.」と同様、この表現も言うなれば“an excuse for leaving without giving the reason”(理由を言わずに退席するときの言い訳)のようなものですね!
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。