「Name it.」ってどんな意味?
こんにちは。英語講師のmachiです☆
本日ご紹介するのはこんなフレーズ!
「Name it.」
そのまま訳すと「それに名前をつけて」となりそうですが、会話の途中でそんなことを言われてもサッパリ意味がわかりませんよね^^;
とっても簡単な単語の組み合わせから成り立つフレーズですが、実はそんな表現こそ解釈が難しかったり。
ご存じの通り「名前」という意味で知られている“name”という単語ですが、動詞で使われることがあり、さまざまな意味合いがあるんですよ!
さて、「Name it.」はどんな意味になるのでしょうか?
前回の記事はこちら>>「It’s over my head.」の意味は? それは私の頭の上にある… じゃない !? 【連載 大人の英語塾】
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正解は?
ここでの“name”は、「挙げる」「示す」などの意味として使われています。
そのため、「Name it.」は「それを挙げて」「それを示して」ということになり、そこから転じて「言ってごらん」という意味になるんです!
こんなふうに使われます。
A:「Can I ask you a favor?」(お願いがあるんだけど……)
B:「Sure. Just name it. I’ll help you with anything.」(いいよ、言ってみて。なんでも手伝うよ)
動詞としての“name”は、次のような使い方も!
・(~を)指示する、明示する
ex. 「Name the place. I’ll pick you up anywhere you want.」(場所を指示して。君の望むところどこへでも迎えに行くよ)
・(日時や値段などを)指定する
ex. 「I am rather confused, because I’m told that I can name my price.」(値段はこちらで決めていいと言われてかえって困惑しています)
ex. 「You name the day and I’ll make you happy forever.」(結婚を承諾してください。そうすれば、一生あなたを幸せにします)
※“name the day”は「日取りを決める」ですが、特に(女性が)結婚式の日取りを決めるということになり、つまり結婚を承諾するという意味合いに!
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この連載「大人の英語塾」では、意外と知らない英単語の意味や、勘違いしやすい英語のイディオムなどを、サッと隙間時間にでも読める内容でお届けしています。思わずクスッとしてしまう英語ならではのユニークな表現から、海外ドラマでよく登場するあのセリフまで盛りだくさん! Oggi.jpにて定期的に配信していますので、ぜひ覗いてみてくださいね♡
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。