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旦那と話したくない主な理由
長く夫婦でいれば、ときには旦那さんと話したくないときもあるでしょう。でも、喧嘩などを理由に今とりあえず話したくないだけなのか、夫婦仲が悪くできればこの先も話さずに生きていきたいと思っているのか、理由はさまざま。
「旦那と話したくない」と感じる理由を5つご紹介します。
話すことがないから
夫婦であっても、同じ相手と毎日顔を突き合わせていれば話題がなくなるものです。旦那さんのことが格別嫌いでなくても、話す話題が減れば自然と話す機械も減ってしまいます。
話すことがない、というのは夫婦の会話において非常に深刻な問題なのかも……。
話を聞いてくれない・真剣に話さないから
こちらは話したいと思っているけれど、相手が話を聞いてくれないと話す気も失せてしまいますよね。それが、夫婦や子ども、家族のことなど真剣な相談をしたいと思っているならなおのこと。新婚のうちは「そんなものかな」と思えても年数が経つうちにすれ違いが広がり、いつの間にか修復不可能になってしまいます。
なんでも否定されるから
こちらから提案したこと、小さな相談やお願いごとなど、何を話しても「いや、……」「というか、……」と否定的に話してくる人だと、話しかける気力も湧きませんよね。
こちらの意見が間違ってる場合もありますが、否定する必要のないときでも自分の意見がさも正しいかのように言われてしまうと、話しかけた方は辛い思いしかありません。
話がつまらないから
趣味や価値観が夫婦であまりにも違っていると、相手の話がつまらなく感じてしまうこともあります。お互いをもっと理解しよう、ある程度は歩み寄ろうという気持ちがあれば興味のない話や詳しくない話も楽しんで聞くことができますが、そうでない場合は難しいもの。
相手も、楽しんで話を聞いてもらえない、つまらない顔をして聞いている相手に対し話したいと思わなくなるでしょう。
いつも喧嘩になるから
旦那と話すといつも最後は喧嘩になってしまう。そんな状況が続くと、話したくなくなるのは当然のこと。「喧嘩するほど仲が良い」と言いますが、円満に話ができない、ただ話すだけなのにお互いの言葉が鼻につくなどは問題外です。
昔のように旦那と話すための対策3つ
心の底で「新婚時代に戻りたい!」「昔のように楽しく話したい!」という気持ちをお互いに持ってさえいれば、工夫次第ではまだ修復可能かもしれません。
夫婦の会話を取り戻すためにできることを3つご紹介します。
「話したい」という気持ちを伝える
昔のように話したい、話していて楽しいと思える関係に戻りたいという気持ちがあるのなら、まずはストレートに相談してみましょう。勇気のいることですし、プライドが邪魔して自分から言い出すのが難しいかもしれませんが、素直な気持ちを打ち明けることで相手も考えを改めたり、今まで以上に気遣ってくれる可能性もあります。
夫婦で話す時間を作る
一緒にいることが当たり前になり、夫婦で話をすること自体の意味や大切さを見失っているかも。家事をしながら、子どもを介して、など必要に駆られた会話ではなく、夫婦ふたりで話す時間を意識的に作るようにしてみましょう。お互い正面から向き合って話せば、昔のように楽しい会話ができるかもしれません。
「寝る前の30分は晩酌がてら毎日夫婦で話す」といったように、夫婦でルールを作ってみて。話す機会が増えれば、話しやすい空気になり、自然と普段の会話も増えていきます。
話したくなくない原因を夫婦で共有する
なぜ話したくなくなるのか。それは夫婦にしかわかりませんし、解決できるのも夫婦だけです。夫婦の会話は、夫婦二人の問題。どちらか片方がひとりで抱え込んでいても解決にはなりません。何が問題で、何を改善すればいいか、認識を一致させて夫婦で考えることができれば解決に導くことができるかも。
話さないまま過ごしたい……それって可能?気をつけることは?
会話を増やす気はない、どうしても話したくないといった気持ちが強いのなら、それはそれで仕方のないこと。でも、夫婦であることは変わりないので、常識の範囲内で会話を減らして穏便に暮らしていくのが良さそう。
どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
顔を合わせないようにする
物理的に顔を合わせなければ、夫婦の会話を自然と減らせます。わざとらしく相手を避けると喧嘩の元になってしまうので、生活の時間をずらしたり、夫婦で入れ替わりにでかけたりと上手に工夫を。必要なことはLINEなどを使ってメッセージのやり取りをすれば顔を合わす必要もなくなります。
子どもの前だけは話すようにする
旦那さんと話したくないと思うのは自由ですが、子どもにも影響を及ぼすようなことは避けたいもの。夫婦の事情と子どもの気持ちは別物。両親がいつまでも不仲だと子どもも不安定になり勉強や部活に集中できなくなることも考えられますし、子どもの様子から両親や周囲に不仲が伝わり余計な心配をされてしまうことも考えられます。
家事や育児の役割分担は明確にしておく
家事や育児など家庭の中の役割分担があいまいだと、話しをしなければいけない場面や確認をしないとけない場面が出てきますし、不満から喧嘩になってしまうことも。ゴミ出し、料理、子どもの送り迎えなどを明確にしておけば、イレギュラーなことが起きて夫婦で会話をする必要が減ります。
話したくないという理由で離婚できる?
旦那さんと話したくないという思いが強く、最終的には離婚も視野に入れている……という方もいるかもしれません。「旦那と話したくない」という理由での離婚は認められるのでしょうか?
お互いが同意していれば離婚は可能
どのような理由であれ、夫婦双方の同意があれば離婚は認められます。言い換えれば、不貞行為や夫婦しての責任を果たしていないなど裁判で離婚が認められる理由以外の場合は、双方の同意がないと簡単には離婚ができないということです。
モラハラなどの証拠があれば、事前に集めておく
旦那さんと話したくない理由の一つに、人格否定や無視、侮辱、束縛、生活費を渡さないなどモラハラが原因であれば、離婚を切り出す前に証拠をできるかぎり集めておきましょう。モラハラ夫がすんなり離婚に応じるとは思えませんし、証拠がなければ片方の一方的な主張となり、裁判で離婚が認められない場合もあります。
弁護士に相談する
話したくないというだけで一方的に離婚するのは難しいですが、会話もせずに夫婦としてやっていくのも難しいもの。話したくないという気持ちが強くなって夫婦としてやっていけないと判断した場合は、専門家に相談して離婚を進める方法もあります。
まとめ
旦那と話したくないとはいえ、本音では話したいと思っているのか、この先も話したくない、できれば離婚をしたいと思っているのかによって、対処法は変わってきます。
少しでも改善したいという気持ちがあるのなら、まだできることはあるかもしれません。取り返しのつかない状態まできてしまい後悔することのないよう、旦那さんともう一度向き合ってみてはいかがでしょうか。
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コマツマヨ
WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。