「I can’t spare you.」の意味は?
こんにちは。英語講師のmachiです☆
前回の記事では、「Spare me.」という表現についてご紹介しました。
海外ドラマなどでもよく使われる表現なので、ぜひ覚えてみてくださいね!
前回の記事はこちら>>「Spare me.」と言われたら… どんな意味かわかる? 【連載 大人の英語塾】
さて、今回お届けするのも“spare”にまつわるこんな表現。
「I can’t spare you.」
動詞としての“spare”にはさまざまな意味がありますが、核となるイメージは「とっておく」や「控える」といったニュアンス。
そこからどんな意味になるか考えてみてくださいね!
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正解は?
ここでの“spare”は「(人や物を)なしで済ませる」という意味合い。
そのため「I can’t spare you.」を直訳すると「私はあなたなしで済ませられない」。つまり「どうしても君が必要だ」というニュアンスになるのです!
ただ、恋愛ソングの歌詞に出てくる「I can’t live(,be) without you.」(あなたなしでは生きられない)のようなロマンチックな響きではない感じですね。
ex. 「I can’t spare the computer today.」(今日はどうしてもパソコンが必要だ)
さて、“spare”はこんな古いことわざにも使われているんですよ!
「Spare the rod and spoil the child.」
“rod”=むち、 “spoil”=だめにするなので、「むちを惜しむと子どもはだめになる」、つまり「かわいい子には旅をさせよ」ということ。
ここでの“spare”は「(お金や労力を)惜しんで使わない」という意味。次のようにも使われます。
ex. 「I will spare no efforts to achieve my goal.」(目標を達成するために努力を惜しみません)
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。