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2023.12.22

「古参」とはずっと以前からその職や地位に就いていること! 意味や使い方を解説

古参とは、ずっと以前からその職や地位に就いていることを指す言葉です。長く勤めている社員や、長年のファンなどに対しても使われています。実際にどのような状況で使う言葉か、わかりやすく紹介します。また、類似した意味で使われる言葉もまとめました。

古参とは?意味と使われる状況をご紹介

古参とは、ずっと以前からその職や地位に就いていること、あるいは、その人を指す言葉です。

たとえば、長年同じ会社に勤務している社員なら、「古参の社員だ」「彼はこの会社の古参だ」というように表現します。古参という言葉は、例として次のような状況で使われることがあります。

・ビジネスで
・ファン活動で
・ゲームで

それぞれの状況での使い方について見ていきましょう。

資料を見ているスーツ姿の人の写真
(c)Adobe Stock

ビジネスで

特定の企業や部署、チームなどに長く所属している人に対して「古参」と表現することがあります。なお、何年以上いれば古参という決まりはないため、部署やチームなどの団体内で見て、比較的古いと思われるときに「古参」と表現されます。

・プロジェクトチームの古参メンバーの活躍で、スムーズに発表までこぎ着けられた。
・この部署の古参といえば、〇〇部長だ。資料のありかや過去の案件も、〇〇部長に聞けばすべてわかるよ。

なお、古参という言葉にはネガティブな意味はありませんが、「古い」「以前からいる」という言葉のニュアンスが失礼に当たるケースもあります。

古参という言葉を使う前に、ほかに適切な表現はないのか考えてみるのもよいかもしれません。

ファン活動で

ファン活動においても、「古参」という言葉が使われることがあります。たとえば、アイドルやアーティストがデビューする前から応援していた場合、「わたしは〇〇さんの古参ファンです」と自称できるでしょう。古参という表現により、ファン歴の長さを示せます。

ただし、ビジネスと同じく、何年間ファンをしていれば「古参」と決まっているわけではありません。古参を自称するのは問題ありませんが、「わたしのほうが古参だ」「その程度の年数では古参ファンを名乗れない」など、ほかのファンと比較することは避けたいところ。

・古参ファンは多いが、そのなかでもわたしは、かなりの古参といえるかもしれない。
・古参のわたしからすると、今のようにテレビで活躍しているのは夢のようだ。

ゲームで

ゲームの世界では、同じゲームを長くプレイしている人を指して「古参」と呼ぶことがあります。古参でなくてはわからない隠し部屋やアイテムなどを知っていることもあるため、プレイを始めたばかりの人から見れば、尊敬の対象となることもあるようです。

・そのギルドに入っているなら、もしかして古参ですか?
・古参プレイヤーならではのスムーズな進行で、あっという間に敵の弱点を見つけた。

古参と類似した意味で使われる言葉

古参と同じく、長く特定の事柄に関わっているときに使う言葉としては、次のものが挙げられます。

・ベテラン
・古株
・古顔

それぞれの使い方やニュアンスの違いについて見ていきましょう。

座って本を見ているスーツ姿の人の写真
(c)Adobe Stock

ベテラン

ベテランとは、長年の経験を重ね、その道に熟達した人を指す言葉です。長年特定の事柄に関わっているという点では古参と同じですが、古参には「熟達した」というニュアンスは含まれないのに対し、ベテランは特定の事柄に熟達している点が異なります。

・彼はこのタクシー会社の古参ドライバーだ。ベテランドライバーで技術も素晴らしく、彼を指名する顧客も多い。
・彼はこのタクシー会社の古参ドライバーだ。年数的には長く勤めているが、いつまで経っても急ブレーキ・急発進で、ベテランドライバーとは言い難いかもしれない。

古株

古株(ふるかぶ)とは、木や草の古い株という意味もありますが、人を指すときには「その社会や集団に古くからいる人」という意味で用いられます。古参と同じく、特定の事柄に熟達しているかどうかは関係なく、単に年数が古いときに使われる傾向にあります。

・彼女はこのコーラスグループの古株だ。グループが誕生したときから参加していたらしい。
・古株だからといって、大きな顔をするのはやめて。前からいる人も新しく入った人も、誰もが同じように意見を言えるサークルのほうが居心地がいいと思うよ。

古顔

古顔(ふるがお)とは、古くからその社会や仲間にいる人を指す言葉です。古参や古株とほとんど同じニュアンスで使えます。

・彼女は職場の古顔だ。
・〇〇さんとわたしは、このグループのなかでも古顔といえるだろう。

古顔の反対語は「新顔(しんがお)」です。その社会に新しく仲間入りした人のことで、新人ニューフェースとも呼ばれます。

古参と反対の意味で使われる言葉

古参と反対の意味で使われる言葉としては、次のものが挙げられます。

・新参(新参者)
・にわか

それぞれの使い方やニュアンスについて見ていきましょう。

紙にペンで書く人の手元の写真
(c)Adobe Stock

新参(新参者)

新参(しんざん)とは、仲間に加わって日の浅いことや、その人を指す言葉です。新入りと呼ばれることもあります。

・まだ新参のため、右も左もわかりません。
・彼は新参だが、知識の吸収が早く、すでに古参社員たちと変わらない仕事量をこなしている。

新参だけでも仲間に加わって日の浅い人を指しますが、新参者(しんざんもの)と「者」をつけて表現することもあります。

・彼女は新参者で、まだこの部署の特別ルールがわかっていないようだ。
・新参者です。ご迷惑をおかけしますが、ご指導よろしくお願いいたします。

にわか

にわかとは、物事が急に起こる様子や急変、一時的な様子に使う言葉です。しかし、ネットスラングでは、大した知識や経験がないのに得意げに話す人に対して使われることもあるようです。

・まるで古参のような口ぶりだが、彼はにわかだ。
・にわかファンなのに、知ったような話をする。

古参の反対の意味で使うときは、あまりよい意味を含みません。人をけなすことにもなり得るため、使うシチュエーションには注意が必要です。

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状況を判断してから使おう

古参にはネガティブなニュアンスはありませんが、「古くからいる」という意味で使う言葉であり、場面によっては相手はマイナスの意味に感じるかもしれません。

また、「古参だ」と自称する場合も、さらに古くから関わっている人が不快に感じる可能性が否定できないため、状況を判断してから、古参という言葉を使うことをおすすめします。

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