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2023.12.19

「辛辣」とは発言や批評が極めて手厳しいこと! 使い方や似た意味の言葉を解説

辛辣とは、発言や批評がきわめて手厳しいことを指す言葉です。使い方を例文を交えてわかりやすく解説します。また、似た意味で使われる言葉や、反対の意味として使われることがある言葉も紹介します。

辛辣とは? 意味をわかりやすく解説

辛辣(しんらつ)とは、発言や批評がきわめて手厳しいことを指す言葉です。例文を交えて使い方を見ていきましょう。

・わたしのプレゼンに対して、彼女は的確ではあるけれども辛辣な言葉で批評した。
・お客さまからのコメントのなかには辛辣な意見も多く、改善すべき点が多いと実感した。
・確かにわたしが悪かったが、彼の冷たく辛辣な態度には参ってしまう。

辛辣は発言だけでなく、態度や性格に使うこともある言葉です。また、辛辣だけでも手厳しい意味合いがありますが、「非常に辛辣だ」のように強調して使用することもあります。

女性を注意する男性ビジネスマン / 叱責・注意・パワーハラスメント・上司の長い説教のコンセプトイメージ / 3Dレンダリンググラフィックス
(c)Adobe Stock

辛辣の由来を簡単に紹介

辛辣には、舌がしびれるほどに辛いという意味もあります。「辛」は一文字でも「辛い(からい)」という意味がありますが、「辣」にも「ぴりりと辛い」という意味があり、類似した意味の漢字を重ねることで辛さを強調した熟語です。

舌がしびれるほど辛いことから、発言や批評がしびれるほどに厳しい意味で使われるようになったと考えられています。反論もできないほどに的を射た批評を受けたときなどには、「辛辣」という言葉が適切かもしれません。

辛辣と誹謗中傷の違い

誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)とは、根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つけることです。辛辣には他人を傷つける意図はないことが多いですが、誹謗中傷には相手を傷つけるという意味が含まれています。

また、辛辣は的を射た批評などに対しても使われますが、誹謗中傷は根拠がない言葉のため、必ずしも的確とはいえません。確実といえない事柄を根拠として批評をすると、辛辣ではなく誹謗中傷になってしまう可能性があります。他人の作品などを批評するときは、誹謗中傷にならないためにも、確実な根拠に基づいているか確認することが大切です。

辛辣と非難やクレームとの違い

非難(ひなん)とは、人の欠点や過失などを取り上げて責めることです。相手にとって耳の痛い内容が含まれている点は辛辣と同じですが、辛辣には「相手を責める」というニュアンスは必ずしも含まれていない点が異なります。

また、クレームとは苦情や異議を指す言葉です。相手を責めるよりは、何らかの害や不利益を被っていることを相手に知らせることを目的とした言葉といえます。たとえば、次のように使い分けられるでしょう。

・大声で子供に注意をした。次の日、隣家の住民が「子供に怒鳴りつけるなんてひどい」とわたしの行動を非難した。
・大声で子供に注意をした。次の日、隣家の住民が「うるさくて迷惑だ」とクレームを入れた。

辛辣と似た意味の言葉

辛辣と似た意味で使われる言葉としては、次のものが挙げられます。

・歯に衣着せぬ
・容赦ない
・痛烈

それぞれの使い方やニュアンスの違いについて説明します。

感情的に話している人のイメージ写真
(c)Adobe Stock

歯に衣着せぬ

歯に衣着せぬ(はにきぬきせぬ)とは、思ったことをずけずけと言うことです。衣(きぬ)とは衣服のことで、現実的に歯に衣を着せることはできないものの比喩として、言葉をオブラートで包まずにストレートに表現する様子を示しています。

〈例文〉
・彼女の発言には遠慮がない。歯に衣着せぬ発言ばかりではあるが、嘘もないため信用できる。
・歯に衣着せぬ物言いで、彼女は人気があるらしい。

容赦ない

容赦ない(ようしゃない)とは、手加減しない様子のことです。控えめではない様子に対しても、容赦ないと表現できます。なお、容赦(ようしゃ)とは許すことや大目に見ることを意味する言葉です。

〈例文〉
・連絡しないで遅刻をすると、彼は容赦なくわたしに「何をしていたのか? 」と追及してきた。
・悪かったと何度も彼女に伝えたが、彼女は許す気などないらしい。容赦なくわたしの悪いところをあげつらい、非難した。

痛烈

痛烈(つうれつ)とは、働きかけなどが非常に激しい様子、手厳しい様子を示す言葉です。たとえば、次のように使います。

〈例文〉
・彼女は現体制を痛烈に批判した。
・彼の痛烈な指摘に、思わず言葉を失った。

ボールなどが鋭く飛ぶ様子にも、痛烈という言葉を用いることがあります。

〈例文〉
・彼が打ったボールは三塁手の横を痛烈に通り抜けた。
・痛烈な打球がスタンド上段に入った。

辛辣と反対の意味を持つ言葉

辛辣は、鋭く厳しい言葉や態度などを表現するときに使います。辛辣とは反対の意味で使われる言葉としては、次のものが挙げられます。

・温厚
・柔和

それぞれの使い方やニュアンスについて見ていきましょう。

2人の男女
(c)Adobe Stock

温厚

温厚(おんこう)とは、穏やかで優しく真面目な様子を表現する言葉です。たとえば、明らかに相手に非があるときでも、穏やかに諭すように注意をするような人柄の人物に対して使われます。

〈例文〉
・温厚な彼が、声を荒げて怒っている。余程のことがあったに違いない。
・温厚な人柄が魅力の彼女は、普段から穏やかで優しい笑顔をふりまいている。

柔和

柔和(にゅうわ)とは、性質や態度がものやわらかであることを表現する言葉です。

〈例文〉
・柔和なまなざしで彼女がこちらを見ている。張りつめていた気持ちが、すっと楽になった。
・姉の柔和な性格を、わたしは尊敬している。

ほかにも類似する言葉に、温和(おんわ)穏健(おんけん)などが挙げられます。

〈例文〉
・彼は温和な話し方をするので、一緒にいると穏やかな気持ちになる。
・駅前の開発に対して、急進派と穏健派に分かれて論議が起きているらしい。

「辛辣」を正しく使おう

辛辣とは、発言や批評などが手厳しいときに用いる言葉です。言い方がきつく感じるかもしれませんが、真実が含まれていることも多く、真剣に聞く価値のある言葉であるケースも少なくないでしょう。

辛辣な批評や評価を受けたときは、ときに自分自身の行動や発言を振り返るきっかけにできるかもしれません。「辛辣」の意味を正しく理解し、自分自身の成長に役立てましょう。

メイン・アイキャッチ画像:(c)Adobe Stock

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