「人格者」ってどういう人のこと?
あなたの知り合いに「人格者」と呼ばれる人、いますか? その人はどんな特徴を持っていたり、どんな発言や行動をするから「人格者」だと思われているのでしょうか? 本記事では、人格者の特徴を深掘りしていきます。
あなた自身が人格者かもしれない!?ので、あなた自身や身の周りの人が当てはまるかどうか、チェックしてみてくださいね。
まずは「人格者」の意味をおさらい。「偉い人のこと?」。そんな声が聞こえてきそうです。
「人格者」の意味
「人格者」とは、優れた人格の持ち主のことをいいます。具体的な定義があるわけではありませんが、人から尊敬されるような人のことを指す、と考えればいいでしょう。
「人格者」の特徴にはどんなものがある?
具体的な定義はないと述べましたが、どこからどこまでが人格者で、あとは普通の人なの? イメージしづらいですよね。そこで、「人格者」と呼ばれる人の特徴を挙げてみたいと思います。あなたやあなたの彼はどうですか? チェックしてみても楽しいですね。
正義感が強い
「人格者」と呼ばれる人には、正義感が強い人が多いです。「曲がったことが嫌い」、「正しいと思ったことは突き通す」、そんな強さがあるのです。
また、モラルやルールにも厳格な人が多いといえます。「決められたことは守る」、「人に迷惑をかけない」、そんな当たり前のことをきちんとやるのも「人格者」の特徴です。
責任感が強い
正義感が強ければ、責任感も強いのが「人格者」と呼ばれる人たちの特徴です。自分に課された仕事はどんな些細な仕事でも、責任をもって取り組み、確実に成果をあげます。
知識が豊富
「人格者」と呼ばれる人は、幅広い知識を持っています。人が何か疑問を持った時、「あっ、あの人に聞いてみよう」「あの人ならきっと答えてくれる!」、そんなふうに思われているのが「人格者」です。
謙虚で気遣いを忘れない
オールマイティーになんでもこなせそうなのに、謙虚な姿勢を忘れないのが「人格者」。自分が有能であることをひけらかしたりなど絶対にしませんし、どんなシチュエーションでも謙虚さを忘れません。
さらに、他人への気遣いもばっちり。例えば、同じプロジェクトに関わっているメンバーの中に困っている人はいないか、全員の足並みがそろっているか、などをさりげなく確認し、遅れている人がいれば、さっと手を貸してあげるのです。
誰にでも平等に接する
「人格者」たるもの、損得勘定を働かせたりは絶対にしません。上司に対しても、後輩に対しても、平等に同じように接します。
人のために動くことができる
「人格者」と呼ばれる人は、自分本位ではなく、他人のためになることを進んで行います。自分がどんなに忙しくても、困っている人がいたら手を差し伸べますし、自分が損をすると分かっていても、周りの利益を優先します。そんな人だからこそ、多くの人に慕われ、信頼を得ることができるのです。
いつだって前向き
「人格者」と呼ばれる人の多くは、感情の波があまりありません。焦ったり、怒ったりということが少なく、いかなる困難であっても、前向きに、そして冷静に立ち向かいます。基本的にポジティブな考え方をベースに、かつ、リスクを見逃さないという、前向きさと広い視野を兼ね備えているのです。
礼儀正しい
「人格者」と呼ばれる人の多くは、目上の人に一目置かれています。その理由のひとつに、礼儀正しいことが挙げられるでしょう。挨拶や言葉遣いといった基本的なことだけでなく、折に触れて会いにいったり、贈り物をしたりという気遣いも欠かしません。
また、メール1本でも丁寧です。簡潔明瞭でありながら、相手を不愉快にさせない丁寧さを心がけているのです。
悪口を言わない
「人格者」は、あらゆる人の利益を考えて行動します。ゆえに、人をおとしめたり、悪く言ったりはしません。その人にはその人の考え方があることを尊重しているのです。
悪口とは、一方的な価値観を押し付けることでもあります。「人格者」はそんなことはしないのです。
チャーミング
男性、女性問わず、「人格者」と呼ばれる人は、かわいらしい一面を持っています。普段はクールなのに、テレビドラマを見て涙したり、ちょっとしたダジャレで大笑いしたり…。そんなギャップと人間らしさが多くの人を惹きつけるのです。
著名な「人格者」はどんな人がいる?
著名人のなかで「人格者」だといわれるのはどんな人?
たとえば、アンジャッシュの児嶋さん。実はとてもマメな方で、共演者やスタッフさんからの評判も上々だそう。さらに、どんなシチュエーションでも先輩方を立てることを忘れないので、とても可愛がられているのだそうです。
また、仲間由紀恵さんも「人格者」として知られています。大物女優なのに、いつも謙虚な姿勢を崩さず、それでいてその場が和むように、気配りをされているのだそうです。
「人格者」になるためには?
「人格者」には、一朝一夕にしてなれるものではなさそうですが、それでも「なりたい!」という気持ちを持つことはいいことですよね。具体的な方法を考えてみました。
自分の意見を明確にする
「人格者」になるための第一歩は、自分の意見をはっきりと持つことです。仕事においても、家庭においても、何かにつけて人任せにしていませんか? 物事にあたる時、まずは自分の意見を徹底的に考えてみましょう。人に話せるほうがいいですが、まずは自分の中だけでも明確にしてみるように心がけましょう。
多くの人と話をする
いろいろな人と触れ合い、考え方を知ることは「人格者」としての大切なことです。それぞれの人の立場や考え方について知り、どうしたら全体にとって最適な結論を見つけられるか、最適解を導けたとき、「人格者」として認められるかもしれません。
本を読む
本屋さんに行って、「人格者」と呼ばれる人についての本を探してみましょう。たくさんあるはずです。フランスの第18代大統領であるシャルル・ド・ゴールや、アメリカの牧師であるマーティン・ルーサー・キング・ジュニア、2024年7月から日本の新しい1万円札の肖像として刷られることが決まっている渋沢栄一もそのひとり。先人に学ぶことは成功への近道です。
最後に
「人格者」というのは、なろうとしてなれるものではありませんが、「人に尊敬される人になろう」と思うことは素晴らしいことです。ぜひ、前向きに取り組んでみてくださいね。
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