【目次】
・「人格者」の意味は?
・「人格者」の特徴とは?
・著名な「人格者」はどんな人がいる?
・「人格者」になるためには?
・最後に
「人格者」の意味は?
あなたの周りには「人格者」と呼ばれる人はいますか? どんな人が「人格者」なのでしょうか。本記事では、人格者の特徴を挙げてみます。あなた自身や身の周りの人をチェックしてみてくださいね。

「人格者」ってどういう意味なのでしょうか。「偉い人のこと?」。そんな声が聞こえてきそうです。まずは、正しい意味をお伝えするところから始めましょう。
「人格者」の意味
「人格者」とは、優れた人格の持ち主のことをいいます。具体的な定義があるわけではありませんが、人から尊敬されるような人のことを指すと考えればいいでしょう。
「人格者」の特徴とは?

具体的な定義はないと述べましたが、それではイメージしづらいですね。そこで、「人格者」と呼ばれる人の特徴を挙げてみたいと思います。あなたやあなたの彼はどうですか? チェックしてみても楽しいですね。
1:正義感が強い
「人格者」と呼ばれる人には、正義感が強い人が多いです。「曲がったことが嫌い」、「正しいと思ったことは突き通す」、そんな強さがあるのです。
また、モラルやルールにも厳格な人が多いといえます。「決められたことは守る」、「人に迷惑をかけない」、そんな当たり前のことをきちんとやるのも「人格者」の特徴です。
2:責任感が強い
正義感が強ければ、責任感も強いのが「人格者」と呼ばれる人たちの特徴です。自分に課された仕事はどんな些細な仕事でも、責任をもって取り組み、確実に成果をあげます。
3:知識が豊富
「人格者」と呼ばれる人は、幅広い知識を持っています。人が何か疑問を持った時、「あっ、あの人に聞いてみよう」「あの人ならきっと答えてくれる!」、そんなふうに思われているのが「人格者」です。
4:謙虚で気遣いを忘れない
オールマイティーになんでもこなせそうなのに、謙虚な姿勢を忘れないのが「人格者」。自分が有能であることをひけらかしたりなど絶対にしませんし、どんなシチュエーションでも謙虚さを忘れません。
さらに、他人への気遣いもばっちり。例えば、同じプロジェクトに関わっているメンバーの中に困っている人はいないか、全員の足並みがそろっているか、などをさりげなく確認し、遅れている人がいれば、さっと手を貸してあげるのです。

5:誰にでも平等に接する
「人格者」たるもの、損得勘定を働かせたりは絶対にしません。上司に対しても、後輩に対しても、平等に同じように接します。
6:人のために動くことができる
「人格者」と呼ばれる人は、自分本位ではなく、他人のためになることを進んで行います。自分がどんなに忙しくても、困っている人がいたら手を差し伸べますし、自分が損をすると分かっていても、周りの利益を優先します。そんな人だからこそ、多くの人に慕われ、信頼を得ることができるのです。
7:いつだって前向き
「人格者」と呼ばれる人の多くは、感情の波があまりありません。焦ったり、怒ったりということが少なく、いかなる困難であっても、前向きに、そして冷静に立ち向かいます。基本的にポジティブな考え方をベースに、かつ、リスクを見逃さないという、前向きさと広い視野を兼ね備えているのです。
8:礼儀正しい
「人格者」と呼ばれる人の多くは、目上の人に一目置かれています。その理由のひとつに、礼儀正しいことが挙げられるでしょう。挨拶や言葉遣いといった基本的なことだけでなく、折に触れて会いにいったり、贈り物をしたりという気遣いも欠かしません。
また、メール1本でも丁寧です。簡潔明瞭でありながら、相手を不愉快にさせない丁寧さを心がけているのです。
9:悪口を言わない
「人格者」は、あらゆる人の利益を考えて行動します。ゆえに、人をおとしめたり、悪く言ったりはしません。その人にはその人の考え方があることを尊重しているのです。
悪口とは、一方的な価値観を押し付けることでもあります。「人格者」はそんなことはしないのです。
10:チャーミング
男性、女性問わず、「人格者」と呼ばれる人は、かわいらしい一面を持っています。普段はクールなのに、テレビドラマを見て涙したり、ちょっとしたダジャレで大笑いしたり…。そんなギャップと人間らしさが多くの人を惹きつけるのです。
著名な「人格者」はどんな人がいる?

著名人のなかで「人格者」だといわれている人はどんな人でしょうか。
たとえば、アンジャッシュの児嶋さん。実はとてもマメな方で、共演者やスタッフさんからの評判も上々だそう。さらに、どんなシチュエーションでも先輩方を立てることを忘れないので、とても可愛がられているのだそうです。
また、仲間由紀恵さんも「人格者」として知られています。大物女優なのに、いつも謙虚な姿勢を崩さず、それでいてその場が和むように、気配りをされているのだそうです。
「人格者」になるためには?
「人格者」には、一朝一夕にしてなれるものではなさそうですが、それでも「なりたい!」という気持ちを持つことはいいことですよね。具体的な方法を考えてみました。
1:自分の意見を明確にする
「人格者」になるための第一歩は、自分の意見をはっきりと持つことです。仕事においても、家庭においても、何かにつけて人任せにしていませんか? 物事にあたる時、まずは自分の意見を徹底的に考えてみましょう。人に話せるほうがいいですが、まずは自分の中だけでも明確にしてみるように心がけましょう。
2:多くの人と話をする
いろいろな人と触れ合い、考え方を知ることは「人格者」としての大切なことです。それぞれの人の立場や考え方について知り、どうしたら全体にとって最適な結論を見つけられるか、最適解を導けたとき、「人格者」として認められるかもしれません。
3:本を読む
本屋さんに行って、「人格者」と呼ばれる人についての本を探してみましょう。たくさんあるはずです。フランスの第18代大統領であるシャルル・ド・ゴールや、アメリカの牧師であるマーティン・ルーサー・キング・ジュニア、渋沢栄一もそのひとりでしょう。先人に学ぶことは成功への近道です。
最後に

「人格者」というのは、なろうとしてなれるものではありませんが、「人に尊敬される人になろう」と思うことは素晴らしいことです。ぜひ、前向きに取り組んでみてくださいね。
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