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【女性100人に聞いた】既婚者に片思いをした経験はある?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
「既婚者に片思いをした経験はある?」のアンケートでは、14.4%の方が「ある」、85.6%の方が「ない」と回答しました。
既婚者に片思いをしたことがある方は、全体の1割強と少数派の結果となりました。男性に対して多少「素敵だな」と思っても、相手が既婚者である以上気持ちが盛り上がりにくいというのはあるのかもしれません。
既婚者に片思いしたその後は?
まずは、既婚者に片思いをしたあとの行動についてアンケートの回答からエピソードを紹介します。
不倫関係
気持ちが止められず、不倫関係になってしまったケースもあるようです。「奥さんと別れる」と言っていたとしても、別れていない段階だと問題になってしまうので、もし付き合うとしても確実に別れてからにしたほうがいいでしょう。
「不倫関係になった」(30代・東京都)
「既婚だと知らずに付き合っていた」(20代・奈良県)
「相手からずっと好きと言われ続けて、好きになってしまった。奥さんと別れると言われて関係を持ってしまった」(30代・愛知県)
「離婚を踏まえた別居中とのことだったので、好きなことを伝えて付き合っちゃいました」(30代・東京都)
行動には移さない
片思いをしていても、伝えたり関係を深めようと実際に行動することはなかったという意見もありました。
「見ているだけで何も行動はしなかった」(30代・宮城県)
「気持ちを秘めていた」(30代・北海道)
「諦めた」(30代・熊本県)
気持ちを伝えた
その他には、好きな気持ちだけは伝えたという回答も。相手との親しさにもよりますが、気持ちは嬉しくても既婚者である以上困らせてしまう可能性があるので注意が必要です。
「好きな気持ちを伝えた」(30代・東京都)
「伝えた」(30代・北海道)
「好きなタイプですとだけ伝えて、それ以上は踏み込まなかった」(30代・栃木県)
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【既婚者に片思い】不倫関係になったエピソード
エピソード1【29歳・不動産仲介業者の男性と深い仲になった女性】
美佳さん(仮名)は、東京でひとり暮らしを始めるときに利用した不動産仲介業者の担当男性・森山さん(仮名)と、不倫関係に至ったという女性。初めてのひとり暮らしで地方から上京したばかりの美佳さんにとって、森山さんは都会のキラキラした男性に見えたと言います。
「東京に誰も友だちがいない状況での家探しだったので、フレンドリーに接してくれる森山さんにキュンとしてしまったんです。見た目が若かったのでまさか既婚者だとも思っていなくて、私から『お世話になったお礼にお食事をご馳走させてください!』と誘ったのが始まりです」
森山さんは、最初のうちは自分が既婚者であることを明かさなかったのだそう。そのため、美佳さんは森山さんを独身だと思いこみ、どんどん好きになっていったと話します。
告白すると「実は結婚していて…」と彼。でも諦められず不倫関係に
「森山さんはいつも優しく接してくれて、『もしかしたら彼も私に気があるんじゃ…?』と思っていました。なので私が勇気を出して告白したのですが、そのときに森山さんから『僕も美佳さんのこと素敵だなと思っていました。でも実は僕、結婚していて…』と初めて打ち明けられたんです。
それでも私は森山さんのことをすでに大好きになっていたし、彼も私を意識してくれているのに、と思うとどうしても諦められませんでした。不倫はいけないこととわかっていましたが、『セカンドでもいいです!』と言ってしまい、付き合うことになったんです」
そこから2人は、週に2日ほど仕事終わりに待ち合わせてホテルに行ったり、美佳さんの自宅で食事をしたりという関係を続けるようになりました。森山さんは土日であっても仕事終わりに会いに来てくれ、週末の夜もデートができたことから「不倫の寂しさはあまり感じなかった」と振り返ります。
「妻が疑っているから、もう無理だ」振られ…
1年ほど不倫関係を続けたときに、美佳さんは森山さんから「妻が浮気を疑っているみたいで、俺のスマホを細かくチェックし始めた。バレると本気でヤバいから、もう無理だ」と言われ振られました。
「え、急にどうして? という感じでした。振られる直前までいつものようにデートをしていたので、いきなり目の前から森山さんがいなくなってしまって喪失感が半端なかったです。いつかは森山さんが離婚して私と結婚してくれるんじゃないかとどこかで期待していたので、目の前から急に消えるなんて思ってもいなくて…」
しかしそれからは、美佳さんが森山さんに連絡をしても全て無視されるようになってしまい、美佳さんは心の整理がつかないまま孤独な毎日を送ることに。仲の良い友だちに相談すると「不倫なんてしていたの…?」と驚かれ、かえって引かれてしまったとのこと。
「振られたショックが大きすぎて友だちに相談してしまった私が悪いですが、他の友人たちにも不倫していたことがバレて、周囲からも引かれまくるという最悪の展開になってしまいました。
森山さんのことはもう諦めるしかないとわかっていますが、私はまだ彼に未練があります。友だちに距離を置かれていることもつらいですが、それよりも森山さんにもう会えないと思うととても苦しいんです。こんなことになるなら、『セカンドでもいいから』なんて言わずに最初から諦めていればよかったと後悔しています」
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エピソード2【33歳・職場の上司と不倫関係に陥った女性】
「明日、飲みに行こうか」
既婚者との不倫には皆きっかけがあったはず。たった1通のラインがきっかけで足を踏み入れてしまった女性は、どんな会話がきっかけでそうなってしまったのでしょうか?
「以前、職場の上司と不倫関係に陥りました。“このままでは、私がダメになる”と思い、結局、不倫を断ち切るためにその会社を退社し、転職をしてその人と別れました。
不倫を始めたきっかけは、私が仕事場の人間関係に悩み、上司にLINEで悩みを相談していたところ、共感を示してくれ、その直後に『明日、飲みに行こうか』と誘われたことです。誰にも相談できずに悩んでいたときだったので、既婚男性とふたりきりで飲みにいくことに躊躇うこともなく、思わずOKしていました。飲みに行った帰りにホテルに行き、そこから不倫が始まりました…」
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エピソード3【32歳・旅先で出会ったエリート銀行員に騙された女性】
交際半年になる、3歳年上の私の彼は、エリート銀行員です。去年の11月にニューヨークに一人旅に行ったのですが、そこで出会った彼と交際を始めました。東京に帰ってきてからも、食事に行ったりデートをしたりして、オーソドックスな恋愛をしていました。
彼は海外出張が多く、デートの時間も満足に取れず、会うのは月1~2回程度でしたが、メールで頻繁に連絡を取り合っていたし、仕事の話もできるし、紳士的で、私は運命の人だと思っていました。
付き合いたての頃に、「多忙によるすれ違いが原因で離婚したことがある」と、彼がバツイチであると言われていました。私との結婚については、「またすれ違ってしまうのが怖いのですぐには考えられない」と濁されていましたが、そのうち前向きになってくれるといいなと思っていました。
しかし最近になって、彼と連絡が取れなくなりました。メールも返信がなく、電話をしても折り返しがありません。彼に何かあったのだろうか、勤め先の前で待ってみようかと思っていたら、見知らぬ女性から連絡が来たのです。「彼は私の夫です。不倫はやめてください」という内容でした。
驚きましたが、さらに奥さんは私の勤める会社を調べて、不倫をされたと言い散らしたのです。奥さんに話し合いをしたいと言われたので、都内のカフェで3人で会いました。
奥さんは妊娠中のようでお腹が大きく、怒り心頭といった様子で、いくら私が「彼が既婚者だとは知らなかった」と言っても聞く耳を持ってくれず、さらに「私の夫を盗んだ」とか、「あんたの親兄弟や知り合い全員にばらしてやる、人生を終わらせてやる」とも言われたのです。
私が彼に、「バツイチだって言ってたじゃない」と言っても、下を向くだけで何も言ってくれません。私は完全に騙されていたんだと気付きました。奥さんの怒り方からすると、この先何をされるかわからないので不安です。私はどうしたらいいでしょうか。
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片思いの既婚者を忘れる方法
実を結べない可能性が高い既婚者との恋愛はつらいことも多いはず。そんな彼への気持ちを断ち切る方法について紹介します。
冷静になる
好きな気持ちだけで突っ走らないように、まずは冷静に考えてみましょう。不倫関係は「不貞」とされ、慰謝料が発生することでもありますし、世間的なイメージも悪いものです。また、どんな形になろうと悲しむ人が必ず出てしまうことも考えてみると素直に既婚者への片思いを楽しめなくなるはずです。
「もしこのまま好きでい続けたら、相手の奥さんから訴えられたり、社会的に自分の立場が悪くなったりすることを冷静に考える」(30代・広島県)
「慰謝料や世間体をリアルに考える」(30代・埼玉県)
「慰謝料を取られるリスク」(20代・埼玉県)
「幸せにはならないと考える」(30代・徳島県)
「結婚の絆は誰も壊してはいけないから、好きを尊敬や憧れにシフトチェンジする」(30代・神奈川県)
「自分に振り向いた場合は最低な男だと考える」(30代・北海道)
「もし奥さんと別れてこちらに来てくれたとしても、不倫する人はいつまでも不倫する。次は自分が“不倫された側”になってつらい思いをするだけ」(30代・東京都)
次の恋愛
現状は片思いをしているためなかなか他の恋愛のことは考えられないかもしれませんが、まずは新しい人との出会いを増やすところから始めてみてはいかがでしょうか。
「まっとうな恋をする」(20代・埼玉県)
「婚活を始める」(20代・東京都)
「次の恋を見つけたら忘れられた」(30代・愛知県)
「新しい彼氏をつくる」(30代・宮城県)
「次の相手が現れれば自然と忘れる」(30代・東京都)
相手の家族
恋だけではなく、愛情や信頼で繋がっている最も身近な家族が存在していることを想像してみることも大切です。また、実際に奥さんやお子さんとの幸せなエピソードを聞き出すことで、入る隙がないことを実感して気持ち的な距離感をつくることもできるかもしれません。
「相手の家族の事を考え自分にストップをかける」(30代・愛知県)
「相手の家庭が上手くいってるなら、そっと心に秘めて新しい恋を探すのみ!」(30代・東京都)
「相手の幸せな家族話をきく」(30代・岡山県)
「奥さんとのエピソードを聞いて玉砕する」(30代・新潟県)
忙しくする
恋愛中心にならないようにすることもおすすめな方法です。仕事や趣味、友達との時間など大切にしたいことは人それぞれあるはずなので、実りが期待できない既婚者への片思いよりも、身の回りに存在している大事なことや自分自身に愛情を注いでみましょう。
「暇な時間を作らない。好きになった人と会わないようにする」(20代・東京都)
「推し活に夢中になる」(30代・大阪府)
「仕事や趣味に打ち込む」(30代・愛媛県)
「自分の好きなことをする」(30代・宮城県)
「友達と遊びまくる」(30代・兵庫県)
関わらない
まずできることとして、連絡手段を経つ、会わないようにするなど関わらないようにするのもおすすめです。物理的・精神的な距離感を意図的につくることで相手への興味も薄れていくはず。
「会わない」(30代・東京都)
「連絡を断つ」(30代・福岡県)
「会わないようにする」(30代・福岡県)
「距離を置く」(20代・新潟県)
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最後に
すでにパートナーや家族がいる以上、全員が幸せになれることは難しい恋愛ですし、「不貞」とされて慰謝料が発生する可能性があるなど社会的にも問題としてみられます。性別問わず、素敵な人に対して「素敵だな」と思う気持ちは自然なことです。その気持ちは大事にしていいと思いますが、相手が既婚者の場合は片思いから恋愛に発展させるのはストップをかけて。どうしても好きな気持ちが断ち切れないなら、きちんと別れてから関わるようにしましょう。
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