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LOVE

2022.07.18

家探し中、仲介の男性にキュン。既婚者と知らぬまま食事に誘ったら不倫沼に…【29歳・私たちのリアル不倫】

不倫はしてはいけないこと… とわかっていたはずなのに、気がついたら足を踏み入れてしまっていたという人もいます。そしてその多くは、関係を終えたあとに深い後悔を口にします。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫を経験した女性からリアルな話を聞いていきます。

並木まき

【29歳・不動産仲介業者の男性と深い仲になった女性のケース】

(c)Shutterstock.com

美佳さん(仮名)は、東京でひとり暮らしを始めるときに利用した不動産仲介業者の担当男性・森山さん(仮名)と不倫関係に至ったという女性。初めてのひとり暮らしで地方から上京したばかりの美佳さんにとって、森山さんは都会のキラキラした男性に見えたと言います。

「東京に誰も友だちがいない状況での家探しだったので、フレンドリーに接してくれる森山さんにキュンとしてしまったんです。見た目が若かったのでまさか既婚者だとも思っていなくて、私から『お世話になったお礼にお食事をご馳走させてください!』と誘ったのが始まりです」

森山さんは、最初のうちは自分が既婚者であることを明かさなかったのだそう。そのため、美佳さんは森山さんを独身だと思いこみ、どんどん好きになっていったと話します。

告白すると「実は結婚していて…」と彼。でも諦められず不倫関係に

「森山さんはいつも優しく接してくれて、『もしかしたら彼も私に気があるんじゃ…?』と思っていました。なので私が勇気を出して告白したのですが、そのときに森山さんから『僕も美佳さんのこと素敵だなと思っていました。でも実は僕、結婚していて…』と初めて打ち明けられたんです。

それでも私は森山さんのことをすでに大好きになっていたし、彼も私を意識してくれているのに、と思うとどうしても諦められませんでした。不倫はいけないこととわかっていましたが、『セカンドでもいいです!』と言ってしまい、付き合うことになったんです」

そこから2人は、週に2日ほど仕事終わりに待ち合わせてホテルに行ったり、美佳さんの自宅で食事をしたりという関係を続けるようになりました。森山さんは土日であっても仕事終わりに会いに来てくれ、週末の夜もデートができたことから「不倫の寂しさはあまり感じなかった」と振り返ります。

「妻が疑っているから、もう無理だ」振られ…

(c)Shutterstock.com

1年ほど不倫関係を続けたときに、美佳さんは森山さんから「妻が浮気を疑っているみたいで、俺のスマホを細かくチェックし始めた。バレると本気でヤバいから、もう無理だ」と言われ振られました。

「え、急にどうして? という感じでした。振られる直前までいつものようにデートをしていたので、いきなり目の前から森山さんがいなくなってしまって喪失感が半端なかったです。いつかは森山さんが離婚して私と結婚してくれるんじゃないかとどこかで期待していたので、目の前から急に消えるなんて思ってもいなくて…」

しかしそれからは、美佳さんが森山さんに連絡をしても全て無視されるようになってしまい、美佳さんは心の整理がつかないまま孤独な毎日を送ることに。仲の良い友だちに相談すると「不倫なんてしていたの…?」と驚かれ、かえって引かれてしまったとのこと。

「振られたショックが大きすぎて友だちに相談してしまった私が悪いですが、他の友人たちにも不倫していたことがバレて、周囲からも引かれまくるという最悪の展開になってしまいました。

森山さんのことはもう諦めるしかないとわかっていますが、私はまだ彼に未練があります。友だちに距離を置かれていることもつらいですが、それよりも森山さんにもう会えないと思うととても苦しいんです。こんなことになるなら、『セカンドでもいいから』なんて言わずに最初から諦めていればよかったと後悔しています」

TOP画像/(c)Shutterstock.com

並木まき

並木まき

ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。

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