【31歳・ナンパをしてきた男性と運命を感じた女性のケース】
恵梨香さん(仮名)は、女子会の帰りにナンパをしてきた男性・星野さん(仮名)と不倫関係に至ってしまったのだそう。最初から相手が既婚者であることをわかっていながらも、気持ちを抑えられなかったと言います。
「声をかけてきたとき彼は左手薬指に指輪をしていたので、既婚者なんだろうなと思っていました。それでも彼との関係を始めてしまったのは、出会ったその日に彼に対して運命を感じてしまったからです。
初対面なのに初めての感じがしなくて、話しているとまるで昔からの友だちのように話題が合い、その日は居酒屋で朝までふたりで語り明かしてしまったほどでした。
始まりはナンパでしたが、星野さんはチャラい雰囲気ではなく、ルックスがとてもタイプだったのですぐに好きになってしまったんです」
あっさりと妻に関係を知られ直談判に発展…
「ですが、関係を持った後すぐに星野さんの奥様にあっさりと関係がバレてしまいました。付き合い始めて4ヶ月目に入ったばかりの頃、星野さんのLINEから『星野の妻です。あなたとの関係は知っています。話をしたいので○○に来てください』とメッセージが届いたんです。
メッセージにには、私の家の近所にあるチェーン店のURLと指定の日時が書かれていて、私は深く考えずに『星野さんと3人で話し合うのかな』と思いながらそこに行きました」
星野さんの妻が恵梨香さんの自宅近くのお店を指定していたことから、恵梨香さんの住まいも妻に知られているのだと思ったと振り返る恵梨香さん。指定の場所に行くと星野さんはおらず、妻だけがそこで恵梨香さんを待っていたそうです。
「あれ? と思いましたし、そこでちょっと事態の深刻さというか、いわゆる不倫バレで妻が直談判にきたってやつか… と気づきました。星野さんの奥様はものすごく怖い顔をして私を睨んでいて、私が席に座るなり厳しい口調で罵られました」
その日、星野さんの妻からは「夫とは二度と会わないでほしい」「このまま別れてくれれば慰謝料は請求しない」と言われ、1秒でも早くその場を去りたかった恵梨香さんは、妻の言うままに「わかりました」と約束し文書にサインをして店を出たそうです。
「星野さんの奥様が持ってきていた書面にサインをして、その日はあっさり終わりました。だけど、その後も星野さんから連絡が来るたびに会い続けてしまって、奥様との約束を破ってしまったんです」
妻からの慰謝料請求に借金をして支払うも予想外のアクシデントに
星野さんの妻と会ってから1ヶ月後、まだ星野さんと会い続けていた恵梨香さんの自宅に、星野さんの妻の代理人だという弁護士名で慰謝料を請求する文書が届きました。
「びっくりしましたし、会っているのがバレていたんだ… と思いました。慌てて星野さんに連絡をしたけど、LINEも電話も拒否されていて、そのまま音信不通になってしまったんです。まさか星野さんが私から逃げるなんて思っていなかったので、そういう事態になって初めて私は不倫の怖さを目の当たりにしました」
星野さんに相談したくても、文書が届いた日以降、彼は恵梨香さんの連絡に一切応じなくなってしまったそう。そして慰謝料支払いの期日が迫り、恵梨香さんは知人の男性からお金を借りて支払いをしたとのことでした。
「請求されたのは100万円だったんですけど、貯金もなかったしどうすればいいかわからなくて、お世話になっている知人男性に相談して、お金を貸してもらいました。それで慰謝料を支払えたまではよかったんですけど…。今度はそのお金を貸してくれた男性が見返りを求めてきて、すごく怖かったです」
お金を貸してくれた男性はずっと恵梨香さんのことが好きだったそうで、困っている恵梨香さんを助けた見返りに交際を迫ってきたのだそう。恵梨香さんは悪いのは自分だと思ったので一度はその男性の提案を受け入れたものの、一緒にいても嫌悪感が強まってしまい、すぐに別れを告げたと言います。
「そうしたら今度は、貸したお金を今すぐに全額返せ! としつこく連絡がくるようになりました。もちろん一連の出来事は全て不倫をした自分が悪いんですけど、星野さんと別れて悲しいと思う間もなくお金を借りた男性がしつこく迫ってきたので、本当につらかったです。
結局、その男性の借金もすぐに返さないと縁を切れないと思い、仕方がないので親に全てを話してお金を立て替えてもらいました。親には驚かれましたし、泣かれましたね。お金を返してからは、その男性は静かになりました。
自分が安易に不倫をしたせいでいろんなことがおかしくなって、どんどん収拾がつかないほうに行っていたように思います。今は少しずつですが親に返済をしながら、まっとうな人生を歩もうと努力しているところです」
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