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LIFESTYLE

2024.09.02

10月といえば何をイメージする? 行事やイベント、食べ物など秋の風物詩を紹介

10月といえば秋も深まり、数多くのイベントや行事が開催されます。美味しい秋の味覚が豊富で、美しい花も楽しめる季節です。本記事では、10月といえば思い浮かべる風物詩をピックアップしました。10月にまつわる豆知識も、あわせてご紹介します。

10月といえば思い浮かべるのは?

10月といえば、秋の風物詩を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。10月はイベント・行事が各地で開催され、秋の味覚も豊富です。秋ならではの花を思い浮かべる人もいるでしょう。

ここでは、10月といえば思い浮かべるものを解説します。さらに、ビジネスレターで定番となる10月の時候の挨拶も見ていきましょう。

イベント・行事

紅葉
(c)Adobe Stock

10月は気温が下がり、秋の気配が深まる季節です。気候が良く晴れ間が多い10月は、各地で体育祭や運動会、秋祭りなどのイベント・行事が行われます。

山間部では10月下旬から紅葉が色づき、紅葉狩りに出かける人も多いでしょう。

10月末からは、読書週間も始まります。終戦の2年後である1947年に「読書の力によって平和な文化国家を創ろう」という趣旨で開催され、今日まで毎年各地で講演会や本に関する展示会が開かれています。

食べ物

秋刀魚
(c)Adobe Stock

10月は、豊富な秋の味覚が楽しめる季節です。旬を迎える食べ物には、以下のようなものがあげられます。

【魚類】
・さんま
・秋鮭
・さば
・ニシン

この時期の魚は産卵のために栄養を蓄えているため、脂がのって美味しいのが特徴です。

【野菜・きのこ類】
・かぼちゃ
・サツマイモ
・栗
・しいたけ
・松茸(まつたけ)

10月は根菜が美味しくなる季節で、煮物やスープなどの料理がおすすめです。

【果物】
・柿
・梨
・ブドウ

秋は果物も豊富で、ひとつの種類に多くの品種があります。食べ比べてみるのも楽しみのひとつです。

花や言葉

金木犀
(c)Adobe Stock

秋は紅葉以外にも、美しい花や植物が咲き誇ります。10月に咲く花は、以下の通りです。

・コスモス
・金木犀(きんもくせい)
・キキョウ
・パンジー

また、10月を表す言葉には以下のようなものがあげられます。

・秋涼(しゅうりょう/秋になって感じる涼しさを表す)
・秋冷(しゅうれい/秋になって肌に感じられる冷ややかさを表す)
・秋麗(しゅうれい/秋晴れの心地よい天気のこと)
・秋月(しゅうげつ/秋の夜の月のこと)
・秋晴れ(あきばれ/晴れわたる秋の天気のこと)

秋の言葉は、ビジネスやフォーマルな挨拶の場面で使えます。

時候の挨拶

手紙
(c)Adobe Stock

時候の挨拶とは、挨拶状で最初に書く言葉のことです。本文に入る前に、その時期の季節感や気候を表す言葉を一言添えるもので、四季の豊かな日本らしい習慣といえるでしょう。

時候の挨拶には「秋涼の候」のように短く簡潔な「漢語調」と、「夏が終わり秋の涼しさを感じる季節となりました」など親しみやすい「口語調」があります。メールや手紙の送り先に応じて使い分けましょう。10月に使う時候の挨拶は、以下のとおりです。

・錦秋のみぎり、いつも格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

・紅葉の候、貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。

・うららかな秋晴れが続く季節、皆様おかわりございませんでしょうか。

・秋も深まり肌寒くなってまいりました。

・澄み渡る空気が心地よく感じられる今日この頃でございます。

【10月といえば】豆知識

月
(c)Adobe Stock

ここからは、10月にまつわる豆知識をいくつかご紹介します。

旧暦で10月は「神無月(かんなづき)」と呼ばれている理由や、9月の「十五夜」に対して10月の月見は「十三夜」であること、10月の祝日はひとつで、祝日の名前は「スポーツの日」であることなどがあげられます。

それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。

10月は「神無月」と呼ばれる

旧暦では月を数で表す1〜12月のほかに、1月・睦月、2月・如月、などの名前がつけられていました。10月の名前は「神無月(かんなづき)」で、平安時代の言い伝えが名前の由来です。

10月には、全国の八百万(やおよろず)の神々が島根県出雲市にある出雲大社に集まるため、それ以外の地域には不在になるとされていました。

そのため、10月は神無月(神の無い月)ですが、神々の集まる島根県・出雲地方に限っては「神在月(かみありづき)」と呼ばれるようになったようです。

10月の月見は「十三夜」

旧暦8月15日(9月中旬)は、十五夜のお月見です。十五夜は中国が起源で日本に伝わった風習ですが、旧暦の9月13日(十三夜)も月が美しいとされ、江戸時代にお月見の風習が始まりました。

十五夜の月は満月ですが、十三夜の月は満月になる前で少し欠け、満月ではありません。十五夜は台風が来る時期で月が見られない年もありますが、十三夜の時期は天候が穏やかで秋晴れの日も多く「十三夜に曇りなし」ともいわれています。

旧暦の9月13日(十三夜)は年ごとに日にちが異なり、2024年は10月15日です。

10月の祝日はひとつ

10月の祝日は1日のみで、第2月曜の「スポーツの日」です。2019年までは「体育の日」で、東京オリンピック・パラリンピックが開催された2020年から名称を「スポーツの日」に変更しました。

体育の日は、1964年の10月10日、東京オリンピックの開催を記念して制定された祝日です。「国民がスポーツに親しみ、健康な心身を培う日」として制定されました。

1999年まで10月10日でしたが、2000年の法改正(ハッピーマンデー制度)により、10月の第2月曜日に変更となっています。

2024年のスポーツの日は、10月14日です。

10月といえば行事や秋の味覚が盛りだくさん

ススキ
(c)Adobe Stock

10月といえば、秋のイベントや旬の食べ物など、風物詩が盛りだくさんです。各地で運動会が開催され、10月末からは紅葉狩りが楽しめます。美味しい食べ物が店先に並び、秋の味覚を楽しめるのも魅力です。

ビジネスなどでメールや手紙を書く際は、10月の時候の挨拶も知っておきましょう。

10月は神無月と呼ばれ、島根県だけ神在月と呼ばれるなど、覚えておくとちょっとした話題づくりになる豆知識もあります。

10月は、1年のうちでも気候が安定して過ごしやすい季節です。楽しいことの多い10月を、大いに満喫しましょう。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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