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2023.06.15

K-POPの常識ワード「ファンダム」とは? 意味や話題のK-POPワードを紹介!

「ファンダム」とは「アーティストやスポーツ選手など著名人の熱心なファン集団」のこと。近年ではとくにK-POPアイドルグループのファンをさしてつかわれることが多いです。本記事では、ファンダムの意味やファンダム文化が生まれた理由や役割、知っておきたいK-POPワードを紹介します。

そもそもK-POPとは?

皆さんはK-POPを聞きますか? K-POPアイドルやアーティストのファンだという人もいらっしゃるかもしれませんね。本記事では、K-POPのブームによって頻繁に耳にするようになったファンダムの意味やファンダム文化が生まれた理由、役割を紹介します。また、知っているとさらに楽しめるK-POPワードも見ていきましょう。

「K-POP」の意味

近年大人気のK-POP(Kポップ)界。アジアだけでなく、世界中で人気になっています。そもそも「K-POP」とは、一言でまとめると「韓国のポピュラー・ミュージック」全般のこと。日本のポピュラー・ミュージックは「Japanese」の「J」を取って「J-POP」と言いますよね。同じように、韓国では「Korean」の「K」を取って「K-POP」と言うのです。

したがって、韓国の言葉やファッショントレンド、考え方などの文化が色濃く反映されています。そして、ヒップホップ調の楽曲やラップ、バラードまでさまざまなジャンルが含まれており、世界中を魅了しているのです。

ライブで熱狂する人々
(c)Shutterstock.com

K-POPアイドルについて

K-POPと言えば、K-POPアイドルの存在は欠かせません。K-POPの芸能事務所に入り、厳しいトレーニング、練習を重ね、デビューを果たします。オーディション番組やサバイバル番組などの難関を潜り抜けて、限られた一部の人が、ソロアイドルやグループアイドルとしてデビューできるというパターンも多いです。

デビュー後はアイドル活動だけでなく、バラエティ番組に出演したりモデルとして雑誌を飾ったり、ファッションブランドやコスメブランドのアンバサダーとして活躍することも。今や世界中の各方面に影響力のある存在だと言えるでしょう。

ファンダムって一体何?

K-POPやK-POPアイドルについて理解したところで、本題のファンダムについて紹介します。

「ファンダム」の意味

「ファンダム」とは「アーティストやスポーツ選手など著名人の熱心なファン集団」のこと。実はK-POPアイドルのファン集団のみをさす言葉ではないのです。

ファンダムの「ファン」は「愛好者」を意味する「fan」から来ています。一方の「ダム」は、「勢力の範囲」や「領地」を意味する「dom」が由来です。つまり、K-POP界におけるファンダムとは「あるアーティストを熱心に応援するファン集団・コミュニティ」というニュアンスになります。

観戦しながら喜ぶ
(c)Shutterstock.com

ファンダム文化が生まれた理由

K-POPのアイドル活動は循環が激しく、日夜新しいコンテンツが更新されます。見落とす情報がないように、ファン同士が協力するコミュニティが生まれやすいのです。好きな人たちのことは少しでも知りたいという気持ちや、好きゆえに他の人よりも情報を持っているという優越感を抱きたい心理が働いているのでしょう。

また、インターネットの影響も無視できません。インターネットの発達で、いつでもどこでも情報を得ることができたり、アイドル自らが発信した言葉や投稿する写真を見られたりするようになったことで、ファンダム文化が深化したと考えられます。

K-POPにおけるファンダムの役割

ファンダムは熱狂的なファンの集まりです。もちろんひとりひとりの個人が熱心なファンなのは前提ですが、集団としての役割にはどのようなものがあるのでしょうか。具体的に紹介します。

1:オーディション番組の応援

アイドルグループがデビューするための方法として、オーディション番組があります。この場合、投票数によってメンバーが選抜され、デビューできるかどうかが決まるのです。そのため、推しがいる場合はファンダムが応援をしたり広報活動したりすることで、投票数を集めます。

2:カムバの応援

「カムバ」とは「カムバック」のこと。英語で「comeback」と言いますが、新曲発表後の活動期間のことです。K-POPアイドル界は競争意識が強く、音楽番組の一位を目指します。一位は再生回数やCDの売り上げ枚数などによって決まり、ファンにとっては応援しているアイドルに一位を取らせてあげたいとなるわけです。

そんなときに、ファンダムは大きな役割を果たします。SNSで動画の再生を呼びかけるなどの広報活動を行うのです。

3:広報活動

K-POPファンダムの大きな特徴は、その自主活動性。私営ファンクラブやSNSで呼びかけて集めたお金を使って、ファンダムがグループの記念日などに広告看板を出して祝福するケースも。韓国の駅や商業施設、ニューヨークのタイムズスクエアに誕生日を祝う広告を掲載した例もあるほどです。

スマホで映像をみる女性たち
(c)Shutterstock.com

知っておきたいK-POPワードを紹介

K-POP界におけるファンダムやカムバなどの意味を紹介しましたが、他にもK-POPを楽しむうえで知っておきたいワードがあるので一緒に押さえていきましょう!

1:ペン

「ペン」とは韓国語で「〇〇のファン」という意味です。〇〇にはアイドル個人の名前が入るため、いわゆる箱推しの場合は「オルペン」と言います。「すべての」というニュアンスを含む「オール」が由来のようです。

2:ケミ

「ケミ」は「ケミストリー(chemistry)」の略称。日本語では「化学反応」というような意味で使われますが、K-POPの文脈ではメンバー同士の組み合わせのことをさします。相性の良さそうな組み合わせや、メンバーの中でもとくに仲の良い二人組を見て「ケミが貴い」などと言ったりしますね。

このケミには、グループ名のように名前が付けられることも。ファンが命名したり本人たちが名付けたりして親しまれます。

3:マンネ

グループの最年少のことを「マンネ」と呼びます。マンネはとくにグループ内で可愛がられる存在です。

4:セルカ

「セルカ」は「セルフカメラ」の略。アイドルグループは公式のSNSアカウントを持っている場合が多く、オフショットをアイドル自身がコメントともに投稿してくれるのです。そのときの自撮りショットのことをセルカと言います。

最後に

本記事では、K-POPにおけるファンダムについて詳しく紹介しました。K-POPは韓国の文化を反映しており、専門用語が多いです。そこで、よく使われるワードについても解説しました。

ファンダムはアイドルを応援するうえで欠かせない存在ですが、気持ちが行き過ぎるあまり他のファンのことを悪く言ったりアイドルのストーカーになってしまったり、自身の生活を省みない無理な応援をしてしまうこともあります。節度を持って、楽しく活躍を応援していきたいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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