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同棲は喧嘩の原因がたくさんあります
同棲をスタートさせてみると「こんなに喧嘩が多いなんて…!」と驚く人も多いのではないでしょうか。同棲生活には、思っていた以上に喧嘩の原因が溢れていますよね。
しかし喧嘩は悪いことばかりではありません。同棲中に喧嘩をすることで、結婚後の喧嘩を減らせるようになることも!
どうせ喧嘩をするのであれば、将来につながるような“良い喧嘩”ができると、ふたりの関係を成熟したものへと育てていけます。
同棲中に喧嘩をするメリット4つ
同棲中の喧嘩には、驚くべきメリットもたくさん♡ さすがに、どんどん喧嘩をしましょう! とまでは言い切れませんが、喧嘩をしておくことでその後のふたりの関係が良い方向へ向かうきっかけにもなりやすいのです。
喧嘩のメリットとして代表的なものを、4つ見ていきましょう。
◆相手の本当の姿や考え方を知ることができる
喧嘩をしているときには、お互いの本音や感情が表に出やすくなります。そのため普段は隠れている相手の性格や価値観、考えかたなどを深く知るきっかけにもなり得るのです。
相手の本当の姿をお互いが知り合うことは、お互いへの理解を深めるためにも不可欠。喧嘩をしないと見られない一面もあるだけに、表面上の関係だけでは得られなかった信頼も得やすくなります。
◆ふたりのコミュニケーションや問題解決のスキルを向上させられる
喧嘩をすると、その原因となった事柄や解決方法についてふたりでじっくりと考え、話し合いをする必要があります。これによって、ふたりのコミュニケーションや問題解決のスキルが向上します。
相手の気持ちや考えかたを聞き、そのうえで自分の気持ちや考えも伝えることができるので、ふたりで解決法を探ることを通じて妥協をすることの大切さを学ぶ機会にも。
◆相手に対する愛情や信頼が増すきっかけになる
喧嘩をするたびに、相手に対する愛情や信頼が試されているようなもの。しかしきちんと喧嘩をすることで、相手が自分を支える存在であり、自分も相手を支えているというふたりの関係の大切さや存在意義に気付きやすいのも事実です。
喧嘩をしてしばらくすると、急速に寂しさを感じるときもありますが、そういった感情も隠さずに相手に伝えることによって相手に対する愛情や信頼を確認する機会にできます。
◆仲直りした後には関係が深まる
喧嘩をしている最中には憎くて仕方なかった相手でも、きちんと仲直りができればお互いへの信頼が深まると同時に絆も深まるもの。
お互いに謝罪をして、存在に感謝をし合うきっかけができることで、より強固な関係を築いていく過程になるのです。
同棲中に喧嘩をするデメリット
同棲中の喧嘩には、メリットばかりではなくデメリットもあります。デメリットが強調されるような喧嘩をしてしまえば、ふたりの関係が崩れるきっかけに…。
代表的なデメリットを3つご紹介します。
◆相手に対するストレスや不満が溜まる
喧嘩をすることで、かえって相手へのストレスや不満が溜まる場合もあります。生活習慣やお金、家事分担などが原因で喧嘩になった場合には、きちんとした解決策が見つからないまま喧嘩を終えてしまうと、かえってストレスが増えて収拾がつかなくなることも。
また喧嘩のときに話し合いで決めたルールを相手が守ってくれない場合には、更なる不満が溜まりやすく、相手への気持ちが冷める引き金にもなりやすいでしょう。
◆感情的になって暴言を口にする
喧嘩の最中には感情的になりすぎてしまって、自分でも予想しなかったほどの暴言や汚い言葉を口にしてしまうこともあります。
しかし発した言葉の中身によっては、相手がとてもじゃないけれど許せないと感じ、喧嘩をきっかけに信頼関係が崩れてしまう場合も…。喧嘩のときの暴言が引き金となって、修復できないほどの関係悪化に至るカップルもいます。
言葉はときに深く相手を傷つけることを、忘れるわけにはいきません。
◆きちんと仲直りをしないままには関係が悪化することがある
喧嘩をしたあとにしっかりと仲直りをしないままにしてしまうと、相手との信頼関係が曖昧になり、気持ちが冷めたり他の人に惹かれやすくなったりしがちに。
喧嘩の原因となった事柄や解決策を曖昧にすればするほど、同じ問題が繰り返される可能性も高まります。
また、表面上は仲直りをしたものの一方がまったく納得していない状態での仲直りは、関係悪化を招く例も少なくありません。
同棲中の喧嘩への5つの対処法
喧嘩をしたら、いい方向に向かうきっかけにしたいもの。そこで同棲中に喧嘩をしてしまった場合の対処法を5つご紹介します。
◆お互いが冷静になって話し合う
喧嘩をするとどうしても感情的になりやすいものの、ずっと感情的になったままでは問題が解決しません。できるだけ早めにお互いが冷静になって話し合える環境をつくり、自分の気持ちを落ち着いて話すよう努めることも大切です。
また相手が話しているときにも感情的にならず、相手の話を冷静に聞けるよう努めましょう。相手を責めるような言い方はなるべく避けて、建設的なコミュニケーションがとれれば理想的です。
◆相手の気持ちや立場を尊重する
自分にも気持ちや立場があるように、相手にも気持ちや立場があることを忘れるわけにはいきません。「大変なのは自分だけ」という心境になってしまうと、相手を責め立てるだけの喧嘩になりがちですが、これはNG。
相手の考えにも柔軟に寄り添いながら、お互いが妥協できる着地点を模索していくといいでしょう。
◆自分の非を認めて謝る
喧嘩の原因となっている事柄や喧嘩の最中に発した言葉が自分にも非があるものであれば、早い段階で素直に謝る心がけも大切です。自分に非があったことを素直に認めることで、相手も非を認めやすくなり、話し合いがスムーズに進むメリットも期待できます。
謝るときには漠然と謝るのではなく、自分のどこが悪かったのかを具体的に伝えるようにすると、より誠意が伝わりやすくなります。
◆相手に感謝や愛情を伝える
喧嘩をすると、お互いの感謝や愛情が薄れているように見えがちなだけに、きちんと感謝や愛情を言葉で伝えることも重要です。
ギクシャクした関係も感謝や愛情を素直に伝え合うことによって修復しやすくなり、相手の良いところや一緒にいることの幸せをお互いが思い出すきっかけにもできます。
◆喧嘩の原因となった事柄を解決する
喧嘩の原因となった事柄は、できるだけ早く解決することも重要なポイント。同棲中にありがちな喧嘩の原因としては、生活習慣や価値観の違い、家事分担やお金の問題などがあります。生活に直結する原因であるほどスピーディーな解決が大切に。後回しにするほどに問題を繰り返したり無用なストレスを生んだりと、いいことはありません。
面倒だと思っても、なるべく早く妥協点を見つけたうえで解決方法を決めることで、穏やかな同棲生活を取り戻しやすくなるでしょう。
同棲生活での喧嘩は避けられない現象! お互いの絆が深まる仲直りを♡
同棲生活での喧嘩は、避けられないこと。どんなに仲良しのカップルでも、一緒に生活をすればさまざまな部分で不協和音が生じても無理はありません。
だからこそ、喧嘩をしたときには喧嘩の仕方と仲直りがとても大事。お互いの絆が深まるような喧嘩ができれば、将来に向けて良い関係を育てていけるでしょう。
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並木まき
ライター・時短美容家、メンタル心理カウンセラー。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。