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「振られた」ときに辛いのはどうして?
振られたときに辛いのは、自分を否定された気持ちになってしまうから。片思いの相手であれ付き合っていた恋人であれ、相手が自分を振ってきたということは「君の気持ちを受け入れられない」とはっきり言われているのに等しいので、大きなショックを受けてしまうのです。
でも、辛くても前を向いていきたいですよね。辛さの意味を理解したうえで、彼に振られた事実を受け入れていくよう努力をすることが、辛い状況から立ち直るためにも大切です。
「振られた」「辛い」という気持ちから立ち直る期間って?
振られた相手との関係性によって、立ち直る期間が変わる場合も。相手と過ごした時間によっても、前を向けるまでの時間はまちまちです。
◆付き合っていた人に振られた場合
これまでお付き合いをしていた相手に振られた場合には、その人と交際していたのと同じくらいの期間が経たないと、完全に立ち直ることはできない場合も少なくありません。
相手への気持ちの強さにもよりますが、交際中の思い出がリフレインしやすく、完全に立ち直るまでは相当な時間を必要とする人も多い傾向にあります。
◆片思いの相手に振られた場合
片思いの相手に振られた場合には、片思いをしていた期間にもよりますが、振った相手との接触を断つことによって立ち直る期間を短くできるかもしれません。
相手に自分とは別の恋人や好きな人がいるとわかったとしたら、厳しいけれども「もう完全に脈なし」と理解することによって、思っているよりも早く気持ちが吹っ切れる人も少なくないようです。
◆結婚していた相手から離婚をされた場合
結婚をしていて、自分は離婚をしたくなかったのに相手から離婚を言い渡されて離婚に至ってしまった場合にも、振られたのと似たようなショックを受けます。
この場合は結婚していた期間や配偶者を信頼していた度合いによって立ち直るまでの期間が左右される場合が多いでしょう。
振られて辛いのはいつまで? 段階を経て立ち直る期間
振られて辛い思いをするのは、できるだけ短くしたいですよね。立ち直るまでに段階を経る必要があっても、少しずつ心を回復させていくために、自分の気持ちがどんな段階を経るのか理解しておくと、不必要に落ち込まずに済むかもしれません。
◆振られてから1週間まで
振られてから1週間は、とにかくしんどい時期。
寝ても覚めても振った相手のことを考えてしまい、振られたシーンを何度も回想してはそのたびにショックを受けてしまい「あのとき、ああしていれば振られなくて済んだかもしれない」などと“たられば”を考えてしまう人も。
この時期には、無理に相手を忘れようとしたりカラ元気になったりすると、かえって自分の心に負担をかけてしまうことがあるので、振られた悲しみに浸ってしまったほうが結果的に早く回復できるかもしれません。
◆振られてから1ヶ月まで
振られてから1ヶ月もすると、直後のショックに比べれば辛い心境が和らいできます。
しかし好きだった想いが深いほど、まだまだ強いショックが残っていて、好きだった人のことを考えてしまう時間もそれなりに多い傾向に。また、友人や知人に自分が振られたことを報告するたびに「振られちゃったんだな」と事実を受け止めることにもなり、まだ元気になるまでには時間が必要なタイミングです。
◆振られてから3〜6ヶ月まで
振られて3〜6ヶ月も経つと、人によっては振られたショックから完全に回復します。別の好きな人や気になる人ができる場合も少なくありません。
ただし振った相手への未練が強い人ほど「ひょっとしたら、まだチャンスがあるかもしれない」と考えてしまい、振られた事実をリセットして再チャレンジを狙うなど、ショックからは立ち直れても未練が強まることも…。
振られた後に辛い気持ちを和らげる方法5つ
振られた辛さを和らげるなら、意識的に辛い気持ちから遠ざかりましょう。
◆自分の心身をいたわる
自分の心身をいたわってあげることが、癒やしにつながります。
振られたあとは自信をなくしてしまい自分を責めてしまう人もいるのですが、そうなるとかえって辛い気持ちが増してしまうので、ひとまずは自分を甘やかしてあげる心がけも大切です。
◆好きなことに費やす時間を増やす
好きなことをしながら、振られたショックから精神的な距離を置くのも有効な方法です。
海外ドラマを一気見したりお気に入りの作家の書籍をひたすら読んだり…。時間をかけて楽しめる好きなことに没頭すると、自然と振られたショックから意識を遠ざけやすくなります。
◆新しいことに挑戦する
今までしたことがない新しいことに挑戦するのもおすすめの方法です。
新しいことにチャレンジしているときは学ぶ事柄が多いので、他のことへの意識が向きにくく、振られた事実を考える時間を減らせるメリットが大きいでしょう。
◆自分の「辛い」という感情を否定しない
「辛い」と感じている感情を否定してしまうと、かえって辛くなってしまい、どんどん落ち込んでしまうきっかけにもなってしまいます。
しんどいときには「辛い」の感情を否定せずに、静かに受け入れることも大事。「自分は今、辛いときなんだな」と理解することで、自分をいたわる気持ちにもつながります。
◆自分を振った相手と距離を置く
自分を振った相手と物理的にも精神的にも距離を置きましょう。
離れることによって、相手の存在を遠ざけることができ、辛さの原因となっている出来事からも遠ざかりやすくなります。
もっと辛くなるからやめて! 振られた後にやってはいけないこと5つ
辛いときには判断力が鈍ってしまう人も多いもの。自分を苦しめる結果にもなりかねない“やってはいけないこと”にも気をつけて!
◆自分を責める
振られた自分を責めるのは絶対にNGです。「あのときああしておけば結果は違ったかもしれない」「あのときあんな言い方をしなければ振られなかったかもしれないのに」などと“たられば”を考えながら、過去の自分の行動を責めるのも絶対にやめるべき。
振られたのを自分のせいだと錯覚してしまい、自信も失ってしまいます。
◆振った相手のSNSをチェックする
振った相手のSNSを見ても、いいことは何もありません。楽しそうにしている姿を見たら腹が立つかもしれないし、見知らぬ人がコメントをしていれば嫉妬してしまうなど、感情が揺さぶられるきっかけにもなりがちです。
振った相手はもう自分の人生とは関係のない相手だと割り切ることも大切。
◆振った相手への復讐を計画する
振られたのが許せないからと言って、復讐を計画するのはもってのほか。自分の気持ちを受け入れてもらえなかった悔しさがあっても、相手を逆恨みするのは筋違いです。
復讐を計画しているときにはつらさを忘れられたとしても、あとからそんな自分を恥じる結果になれば、かえって辛い気持ちを引きずってしまう展開にもなりかねません。
◆振った相手を無理に忘れようと他の人に走る
振った相手を無理に忘れようとすると、かえって相手に執着してしまうかもしれません。振った相手の代わりに好きでもない人に走ってしまえば、振った相手とその人を比較してしまい、かえって振った相手への想いが強まってしまうことも…。
◆振った相手に連絡をする
振った相手に連絡をしても、いい結果になるのは期待薄です。むしろ連絡をすることで、自分の気持ちを整理するのも遅れてしまいますし、相手からも「しつこい」と思われやすいなど、マイナス要素のほうが多いでしょう。
振られた経験は成長につながる♡ 大丈夫! 幸せになれます♡
好きな人から振られてしまうと、自分の自信を失ったり次の恋愛をする気力が失われたりと大きなダメージを受けますよね。
でも大丈夫♡ 辛い気持ちはいつか必ず癒えていきますし、辛い時期を乗り越えれば幸せになれます♡ 辛いときには、無理をしないで静かに過ごすことも大事ですよ〜!
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並木まき
ライター・時短美容家、メンタル心理カウンセラー。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。