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【100人に聞いた】心を閉ざしてしまった経験がある?
※アンケート20~39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に心を閉ざしてしまったことはある? と質問したところ、はい… 21.5% いいえ… 78.5%との集計結果に。
今回のアンケートでは、「はい」と回答した女性は全体の2割程。少数派のように感じますが、実際にはどんな気持ちが隠されているのでしょうか?
【行動編】「心を閉ざす」人の特徴とは?
心を閉ざしている人は、普段から自分のことを多く話すことがないので、実際にどのような心理なのか読めませんよね。ここでは、「心を閉ざす」人の行動の特徴を紹介していきいます。
【1】いつもひとりで行動している
「心を閉ざす」人は、他人とコミュニケーションをとることが苦手なので、普段からひとりでいることが多く、単独行動を好む傾向に。
自分のことはなるべく自分でこなせるような、自立した人にもこのような傾向が見られます。「共同作業をするなら自分でやった方が早い」というように、心の中では思っているのかもしれません。
「いつも孤立してて、人の輪の中に入らない。自ら一人を好んで行動してる人」(30代・大阪府)
「極力人と関わりを持たない。無表情」(30代・神奈川県)
「人と付き合わないようにしている」(30代・千葉県)
「人を信用していない」(30代・群馬県)
【2】人目を気にしてしまう
周囲から悪い評価を付けられることを恐れて、人との関わりを遠ざけてしまうのがこのタイプ。心を閉ざして周りとのなるべく関わらないようにすることで、悪い部分に気づかれないように予防線を張る傾向が。
人目を気にしすぎるが故に、本心を誰にも打ち明けられずに心を閉ざしてしまうのかも。
「世間体ばかりを気にして行動している人。他人を責めるばかりで、反省はしない傾向があると感じる」(30代・埼玉県)
「みんなに優しすぎる」(30代・東京都)
「周りに合わせてしか行動できない」(30代・神奈川県)
【3】マイナス思考
過去の失敗やトラウマにより、考え方がネガティブな人も「心を閉ざす」人の典型的な一例。
自分の苦手な分野になると「また失敗してしまったらどうしよう」という気持ちが強くなってしまい、チャレンジすることなく最初から諦めてしまうことも。失敗に悪い印象が強いのは、プライドが高いことも関係しているのかも。
「すぐ落ち込んでしまう」(30代・香川県)
「ネガティブ」(30代・石川県)
「悪い事を考えすぎてしまう」(30代・北海道)
【4】自分のことを知られたくない
「心を閉ざす」人は、人から嫌われることを恐れて自分の本心を言えなかったり、素の自分を知られたくないと感じているから。そのため、人との関わりは極力抑えて上辺だけの軽い付き合いを求めているようです。
「あまり感情を出さない」(30代・千葉県)
「家庭環境が複雑だけど誰にも相談できないし、知られたくない」(30代・島根県)
【会話編】「心を閉ざす」人の特徴とは?
人と人とが上手く関わっていくには、会話などでの円滑なコミュニケーションが必要ですよね。つづいては、「心を閉ざす」人が会話する際の特徴を確認していきましょう。これが分かっていると、人間関係で悩むことも少なくなるかもしれませんね。
【1】目を見て会話することが苦手
「心を閉ざす」人は、他人と深い関係になることを苦手としているので、目を見て話すこともためらう傾向に。目を合わせて話すことで、心のうちが見透かされそう… と恐怖心を感じてしまうようです。
下を向いたり、作業をしたまま目を合わせずに話すことで、一方的に会話をシャットアウトしてしまうことも。
「目の前にいるとそわそわして上手く話せない」(20代・東京都)
「目を合わせない」(30代・千葉県)
「目を合わせてくれない」(30代・福岡県)
【2】自分の話をしない
好意がある人や親密な人には「自分のことを知ってもらいたい」と感じるので、積極的に自分の話をすることが多いでしょう。ですが、心を閉ざしている人は、秘密主義なので自分を多く語りません。
フレンドリーな性格の人が苦手なので、そういった相手との相性はあまりよくない可能性も。
「自分のことを話さない人」(30代・大阪府)
「自分のことを話したがらない人」(20代・東京都)
「全く話さない人」(30代・東京都)
【3】会話をすぐに終わらせたがる
他人には興味がないので、必要な話だけで済ませたいというのが本心。あからさまな態度から話したくないオーラを出して、相手に察してほしいという思いもあるようです。
「心を閉ざす」人は、会話を長続きさせることに義務感を感じて、気を遣ったり自分を偽ることに疲れてしまうことも。
「会話が続かない」(30代・東京都)
「会話を続けたがらない」(20代・兵庫県)
「心を閉ざす」ことになった理由や原因とは?
中には、「もっと明るい性格だったらな」などと、自分の性格に悩んでいる人もいらっしゃるはず。ここでは、どうして心を閉ざす性格になったのか、その可能性について見ていきましょう。
【1】過去に辛い経験がある
心を閉ざしがちな性格の人は、過去に辛い経験をしたという人も。
例えば、大切に思っていた人に裏切られたり、他人から意地悪をされたなど、対人関係で傷ついたことがあると、人間不信に陥ってしまうケースも。その結果、他人のことが信じられない、深く関わりたくないという気持ちが強くなってしまったのかもしれません。
【2】コンプレックスがある
コンプレックスがあると、人との関係性を持ちたがらない性格になってしまう可能性があります。
例えば、「自分の容姿に自信がない」「声や話し方が好きになれない」「異性にモテない」などの悩みが膨らむと、人と付き合うことが億劫になってしまいます。自分自身に自信が持てないために、自然と性格や行動が消極的になってしまうのかもしれませんね。
【3】もともと生まれ持った性質
過去のトラウマやコンプレックスなどがきっかけで人付き合いに消極的な人もいれば、元から消極的な性格な人もいるでしょう。
幼い頃からひとりで絵を描くことが好きだったり、親戚や友達にも人見知りをするような性格だった場合には、もともと物静かな性格であることも考えられます。無理に明るく振舞うよりも、元から持っている気質を生かしたほうが生きるのが楽になるかもしれません。
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最後に
「心を閉ざしている」人は、産まれ持った性格や今までの人生経験から、内向的な性格になってしまった可能性が十分にありそうです。
「心を閉ざしている」人の心をほぐしたいと思うようならば、相手に寄り添ったコミュニケーションをとる意識をしてみましょう。信頼関係を深めていくと、少しずつ受け入れてくれるようになるかもしれません。「普通なら〇〇な考え方をするもの」「その考え方は間違っている」などの価値観の押し付けは絶対にNGです!
もし自身が「心を閉ざしている」人に該当していると感じるようならば、物事を客観的に考えるくせを身に付け、ネガティブな気持ちを減らしていく方向に持っていけたらいいかもしれませんよ。
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