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2024.02.07

YouTubeチャンネル登録者数213万人超え! 「30歳で仕事も結婚もゼロに」なったMarikoさんがYouTuberになるまで

チャンネル登録者数213万人超えのヨガYouTuber、『B-life』として活躍するMarikoさんに【ターニングポイント】をうかがいました。〈第一線の先人たちもアラサーで「選んで」きた The Turning Point ~私が「決断」したとき~〉

ヨガ&フィットネスインストラクター・Marikoさんにインタビュー

ヨガ&フィットネスインストラクター・Marikoさん

40年間の人生の紆余曲折をグラフで表すなら、いちばんズドンと落ちるのが30歳ごろでしょうか。

23歳まで続けたバレエ団を辞めた翌年、結婚して名古屋へ。現地のフィットネスクラブでバレエを教えていくうちにヨガに出合って魅力を知り、そこからインストラクターになったのですが、結婚生活が5年を迎えたころに離婚。

培ってきた人間関係も仕事も手放し、千葉の実家に出戻りました。ゼロから仕事を見つけようにも、最初の数ヶ月はどこにも働き口がありませんでしたね。

好きなことで働ける環境のありがたさを実感

このままではいけないと焦って、バレエもヨガも関係ない受付のアルバイトにも応募し、面接では「いつでもシフトに入れます!」とアピールしたのにそれでも落ちるという(笑)。

なんとかフィットネスクラブのレッスンを受け持てるようになったものの、常勤ではないので、ジムのスタッフとしても雇ってもらえるように交渉。地道にコツコツ続けて徐々に担当レッスンが増え、フリーのインストラクターとしてひとり立ちできたのが32歳。

好きなことで働ける環境があるだけで本当にありがたいと身に染み、求められるならどこでも行こう! と、時間がある限り仕事を詰め込んでいた気がします。

恐る恐る飛び込んだYouTubeで、世界中の人とつながる扉が開けた

今の夫であり、『B–life』を一緒に立ち上げたTomoyaと出会ったのもちょうどその時期。たまたま私が担当していたバレトンのレッスンに参加した彼を見て、ビビッと来たんです。

東京に戻ってからの数年は出会いもなく、最初に結婚したお相手以来、久しぶりの感覚でした。そこから再婚までは数ヵ月と早かったですね。

大きな転機となるYouTubeでの活動をスタートしたのは、長女を出産した半年後から。2016年の4月には1本目の動画を出しています。

前職でエルメスやディズニーといった外資系企業で働き、いち早くYouTubeに可能性を感じていた夫からはずっと「やろうよ!」と提案されていたのですが、私が渋っていたんですね。

ひっそり生きていたいのに、どこのだれに見られるかもわからない。アナログなタイプで、目の前に生徒さんがいない状態で孤独にレッスンして楽しいの? という疑問も。

でも、ジムとのインストラクター契約は妊娠を機に一旦すべて解除し、夫もちょうど起業準備で退職したタイミングだったので、ふたりして無職状態。とにかく時間はあるから、どんなものか試しに始めてみようかと。

ヨガの動画を投稿し視聴者が増加。2017年には動画配信が本業に

ヨガ&フィットネスインストラクター・Marikoさん

当初はほぼだれにも見られていないチャンネルでしたが、週に2回は動画を投稿すると決めて試行錯誤。いずれバレトンのリアルレッスンを再開したくて、生徒さんの集客につながったらいいなという思いもありました。

ただ、そもそもバレトンの認知度が低く、キーワードとして検索されない。それがあるとき、なにげなくヨガの動画を出してみたら、視聴者さんがすごく増えたんです。

毎日データを分析している夫が変化に気づいて、そこからヨガメインのチャンネルに方向転換。半年ほどたったころ、夫が言った「これはすごいことになる!」という台詞は今でも覚えています。

運営は彼に任せていたので正直まだピンと来ていなかったのですが、2017年には実際に動画配信が本業となり、おかげさまで長男の出産を経た今も家族で生活していけるくらいの収入を維持できるようになりました。

制作している動画のレッスンは10~15分程度。もちろん60分かけてリラックス状態に誘導するリアルレッスンにしかできないこともありますが、限られた枠の中でも心地よさやボディメイク効果を実感していただけるように心がけています。

プログラムは、夫が季節のニーズや視聴者さんの傾向なども考慮しながらテーマを投げかけ、それに基づいて私がつくっていくというパターンが多いですね。

自分が妊娠したときにはマタニティヨガや産後ケアを実践。外で撮影するときは、背景を活かしてポーズや見せ方を変えるなど、そのときどきの現場勝負で臨機応変にアレンジしています。

視聴者さんからの言葉がモチベーションに

夫とは公私ともパートナーでずっと一緒にいるので、『B–life』存続の危機はやはり夫婦喧嘩。ちょっと険悪なムードになっているときはお互い仕事が進まず、特に夫は、撮影した後も私の顔をずっと見ながら編集しなきゃいけないのが苦痛だそうです(笑)。

オンオフ切り替えの苦労はあれど、ひとつひとつの動画が夫婦で協力してつくり上げたものなので思い入れも強く、達成感や喜びを一緒に味わえるのは得がたい幸せですね。

視聴者さんのコメントが本当に温かくて、そのすべてがモチベーションになって今まで続けてこられました。

特にコロナ禍では自宅でヨガをされる方が増えて、一気に反響も大きくなりました。リアルレッスンを再開できるようになってからは、オンラインで見てくださっていた方が「精神的につらいときに救われました」「人生変わりました」と、感謝の気持ちを込めてわざわざ遠方からワークショップに来てくださって。

日本だけでなく世界中の人とつながりをもてたのも、YouTubeをやっていなかったらありえないこと。本当にすごいプラットフォームだと思います。

2022年からは拠点を鎌倉に移し、暮らしも変化しました。

私たちの仕事はどこでもできるので、子育てをするなら自然豊かなところがいいかなと決めた移住でしたが、夫は家庭菜園を始めて最近はブロッコリーまで収穫できるようになり、娘は庭掃除が好きで一緒に落ち葉拾いをしてくれるなど新たな楽しみができました。自由でのんびりした街の空気感に、私自身も心のゆとりをもらっています。

必ず成功する道も、悩みのない道もない「どちらの道で悩みたいのか」で選ぶ

道標は「どっちの道で悩みたいのかを選びなさい」という恩師の言葉

ヨガ&フィットネスインストラクター・Marikoさん

▲トップス¥9,800・タンクトップ¥9,800・レギンス¥11,200(B-life)

40代から先の未来に願うのは、体が資本の仕事ですからずっと健康は保っていきたいなというくらい。

20代になんとなく描いていた将来が離婚と同時に崩れてしまった経験から、夢や目標に向かっていくのも素敵なことだけれど、いざ実現できなくなったときに対応できる柔軟さ、立ち直れるタフさをもっていたいと考えるようになりました。

道標になっているのは、バレエの恩師の「どっちの道で悩みたいのかを選びなさい」という言葉です。

短大卒業時、経済的な安定を考えて就職するか、好きなバレエの道に進むか揺れる私に、「どちらの道に進んでも成功する保証はないし、結局悩むんだから」と。腑に落ちてバレエを選べたからこそ今の自分があると思っています。

健やかな日常をサポートしていきたい

視聴者さんのコメントからも、ボディメイクに限らずさまざまなお悩みを抱えていらっしゃると伝わってきます。

緩める時間も大切にすると、自分に優しくなれる。張り詰めている心や体をふわっと軽くできるような時間を提供することで、皆さんの健やかな日常をサポートできたらうれしいです。

心地よく体の変化を実感! 213万人以上に支持される『B-life』がパワーアップ

ヨガ&フィットネスチャンネル『B-life』

インストラクターMarikoさんと映像クリエイターTomoyaさんによって創設されたヨガ&フィットネスチャンネルの『B-life』。テーマやパーツから選べる無料レッスンを提供。2023年は、5分で気軽に行えるショートレッスンを開始。有料オンラインサロンでのヨガリトリート企画もお楽しみに!

●この特集で使用した商品の価格はすべて、税込価格です。

2023年Oggi3月号「The Turning Point〜私が『決断』したとき」より
撮影/相馬ミナ 構成/佐藤久美子
再構成/Oggi.jp編集部

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ヨガ&フィットネスインストラクター・Marikoさん

Mariko(まりこ)

1981年、千葉県出身。『B-life』インストラクター。9歳から本格的にクラシックバレエを始め、中高時代は新体操部にも所属。青山学院女子短期大学卒業後、NBAバレエ団に入団。日本バレエ協会など、数々の舞台に出演。退団後はバレエ講師を務めながらヨガ・フィットネス・ピラティスなどさまざまな資格を取得し、インストラクターとして活動。のべ数千名以上に指導する。2015年長女の出産をきっかけに、2016年から夫のTomoya氏とYouTubeチャンネル『B-life』をスタート。2020年9月、チャンネル登録者数100万人を突破。2021年3月に長男を出産。2022年「ヨガピープルアワード2022」の『ベストオブヨギ』受賞。著書に『魔法の寝落ちヨガ』(小学館)など。


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Oggi5月号46ページに掲載しているアルアバイルのライトベージュのジャケットの値段に誤りがありました。正しくは¥49,500になります。
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