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WORK

2024.02.13

グランドハンドリング、通称「グラハン」ってどんな職業?

安全に飛行機を送り出すサポートをする、航空業界になくてはならない「グランドハンドリング」、通称”グラハン”というお仕事をご存知ですか? 今回は、グラハンとして働く女性が主人公の漫画『ブルーフライト〜グラハン女子物語〜』をピックアップ! 実際にANAのグラハンとして働く薄葉さんのインタビューもお見逃しなく♡

グランドハンドリング、通称“グラハン”ってなに?

航空業界のお仕事といえば、パイロット、客室乗務員、整備士… いろんな職種がありますよね。みなさん、「グランドハンドリング」というお仕事はご存知でしょうか?

空港 グラハン
(c)Adobe Stock

「グランドハンドリング」、通称グラハンは、飛行機を安全に離着陸させるためのサポートをするお仕事。具体的にどのような業務があるのか、いくつか例を見ていきましょう。

グラハンのお仕事って?

グランドハンドリング、通称”グラハン”は、航空業界を支える職種の一つ。空港にて航空機の運航に必要なたくさんのお仕事を担っています。

マーシャリング

「パドル」という道具を持って、到着した飛行機を決められた位置へ誘導します。パイロットからは停止位置が死角になって見えないそうで、地上からの誘導がとても重要です!

荷物、貨物の積み下ろし

専用の特殊車両を使用し、お客様の荷物の積み下ろしをします。

プッシュバック

飛行機は、実は自力ではバックができない乗り物。飛行機が出発する際は、トーイングトラクターという車両を使用し、誘導路まで押し出します。この作業にはかなりの技術力が必要なのだとか。

グッバイウェーブ

作業が全て終わって、「さぁ、いざ出発!」となったら、飛行機に手を振ってお見送りをします! これが私たちにとって1番身近なお仕事かもしれませんね。

グラハンとして働く女性を主人公にした漫画『ブルーフライト〜グラハン女子物語〜』がスタート!

航空業界になくてはならないグラハンのお仕事ですが、ドラマや映画で取り上げられるのはパイロットや客室乗務員といったお仕事が中心。2024/2/13(火)発売の月刊誌「ベツコミ」で新連載がスタートする『ブルーフライト~グラハン女子物語~』は、グラハンというお仕事にフォーカスした初めての作品です。

『ブルーフライト~グラハン女子物語~』
『ブルーフライト~グラハン女子物語~』

『ブルーフライト~グラハン女子物語~』のあらすじ

主人公のここね(当時13歳)の楽しみは、飛行機が大好きな高校生男子・通称ひーくんと一緒に、島の小さな飛行場で飛行機を見ること。ここねはグラハンに、ひーくんは整備士になるという夢を語り合ったけど、彼は突然姿を消し……。そして10年後、グラハンになったここねの物語が動き出す――。

『ブルーフライト〜グラハン女子物語〜』取材会の様子をお届け!

2024/2/13(火)に羽田空港で行われたANAと小学館の『ブルーフライト~グラハン女子物語~』取材会の様子をお届けします!

『ブルーフライト~グラハン女子物語~』取材会
羽田空港で行われた『ブルーフライト~グラハン女子物語~』取材会

『ブルーフライト~グラハン女子物語~』が誕生した経緯

特殊車両の運転や荷物の積み下ろしなど、高度な技術とタフさが求められるグラハン。そこで働く女性の姿に感銘を受け、頑張る姿を伝えたいと感じたそうです。

「空とお客様の安全を守る”縁の下の力持ち”であるグラハンのお仕事に興味を抱き、漫画の主人公として描くことで、多くの読者の皆様にも知ってほしいという思いが湧きました」(小学館 ベツコミ編集長・前田未央さん)

著者・のの子先生のメッセージ

「グラハン女子が大型機を巧みなハンドルさばきでプッシュバックする姿は、まさに職人。チームで定時出発を目指してハンドシグナルを送り合いながら働く姿は、まるでアスリートのようでした。飛行機の1番近くで働くプロフェッショナルなお仕事の存在を、もっとたくさんの人たちに知ってもらいたい。私の漫画が少しでもその役割を担えるように頑張りたいと思います」(のの子先生)

本物の”グラハン女子”も登場! グラハンになった経緯や意気込みは?

取材会には、実際にグラハンとして働く女性も登場! 職場の雰囲気や今後の意気込みをお聞きしました。

『ブルーフライト~グラハン女子物語~』 グラハンスタッフ・薄葉七海さん
ANAグラハンスタッフの薄葉七海(うすば・ななみ)さん

1話を読んだ感想は?

「駐機場の風景や、到着前のミーティングの様子がリアルに描かれていてすごいなと思いました。これからどうなっていくのかがすごく楽しみです」

薄羽さんがグラハンを目指すことになったきっかけは?

「実は就活するまではグランドハンドリングというお仕事を知らなかったです。もともと旅行が好きで、航空業界に興味がありました。航空業界を調べていく中で、グラハンのお仕事を初めて知って、『こんな仕事があったんだ、かっこいいな』と思ったのがきっかけです」

実際グラハンになってみて感じるやりがいは?

「安全に、定刻通りに飛行機を送り出せたときに、ホッとする気持ちとやりがいを感じます。グッバイウェーブをしたときに、お客様が手をふり返しててくれるのを見ると嬉しくなります!」

今後のグラハンの仕事への意気込み

「今後も安全を最優先に、定刻に飛行機を出せるように頑張っていきたいと思います。漫画を通して、グラハンはもちろん、航空業界について皆様に知っていただければ嬉しいです」

グラハン女子、急増中!? ANAの制服スタッフによる記念撮影も!

力仕事も多く、体力的にも大変なグラハンという仕事。以前は男性中心の職場だったそうですが、最近では女性の活躍も著しく、グラハンとして働く女性は全国で約2割ほどに増えているのだとか。

『ブルーフライト~グラハン女子物語~』 グラハンスタッフ・薄葉七海さん

暑い日も寒い日も、外での仕事がメインのグラハン。制服の工夫や執務スペースなど、男女区別なく過ごしやすい仕組み作りをしているそう。

『ブルーフライト~グラハン女子物語~』 ANAスタッフ写真

パイロットや整備士など、飛行機を一機送り出すためには、たくさんの人の手が必要。そしてその人との連携がとても重要だそうです。その連携でよく用いられるのが、ハンドサイン。

『ブルーフライト~グラハン女子物語~』取材会

「OK!」「問題なし!」といった意味合いで使われる「サムズアップ」ポーズ。作品で描かれるチームの連携にも注目です!

ANAの全面協力のもとで描かれる『ブルーフライト~グラハン女子物語~』。ANAエアサポートサービス社長の小山田亜希子さんは、「読者の方々がグラハンの世界に興味を持って、いつか空港で一緒に働いていただくことができれば本当に嬉しく思います」とコメント。

仕事もプライベートも、一所懸命に頑張るグラハン女子が主人公の『ブルーフライト ~グラハン女子物語~』。働くOggi世代にも響く内容になっているかと思います。ぜひ手にとってみてくださいね。

【作品概要】
掲載誌:小学館「ベツコミ」(毎月13日ごろ発売)
タイトル:『ブルーフライト ~グラハン女子物語~』
著者:のの子
連載開始日:2024年3月号(2月13日発売)

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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