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2023.02.06

バブル世代はずるい? 特徴や時代背景、氷河期世代などの世代も紹介

景気が良く、簡単に大企業に就職することができたというバブル時代。その時代に就職した人たちのことを「バブル世代」と言います。当記事では、バブル世代の意味や時代背景、バブル世代の特徴を紹介。また就職氷河期世代など、その他の世代についても解説します。

バブル世代とは?

バブル景気に就職した人たちのことをあらわすバブル世代。近年では、大企業などでバブル世代をターゲットにした早期退職やリストラのニュースも見られるようになりましたね。

しかし、バブル世代とは具体的にどの年齢をさすのかわからないという方も中にはいるでしょう。そこで当記事では、バブル世代の意味や年齢、時代背景、バブル世代の特徴、そのほかの世代についても解説します。

意味

バブル世代は、生まれ年でいうと1965年から1970年ごろ。1980年代後半から1990年代初めのバブル時代に就職した人たちのことをさします。

当時は空前の好景気により、企業は非常に多くの求人を募集しており、その数は就職希望者数を上回っていたそう。そのため、今に比べると簡単に大企業に就職することができたとも言われています。なお、ランクの高い大学生であれば、入社前から接待を受けて囲い込みをされることもあったようです。

時代背景

上述の通り、1980年代後半から1990年代初めに起きたバブル景気が時代背景にあります。

バブル景気の発端は、アメリカの貿易赤字を改善するためになされた「プラザ合意」。この影響を受けて円高・ドル安となり、国内は不況に見舞われます。そこで日本は、経済を回すために金利の引き下げを実施。融資を受けやすくなったため、土地や株式に投資をする企業や個人が増加しました。これにより、バブル景気がやってきたのです。

どんどん高騰し続ける時価や株価。しかし実体に見合わない価値であることから、日本政府や銀行は、金利の引き上げや所有する土地に税金を課すなど、金融政策を実施しました。これがバブル景気の終わり、つまり「バブル崩壊」です。

なお、実際の経済と見合わず、中身がないまま膨らんだ泡のようなものであったことから、「バブル景気」と呼ばれるようになったそうですよ。

シャボン玉
(c)Shutterstock.com

バブル世代の特徴は?

バブル世代と聞いて、どのようなイメージが浮かびますか? ボディコンスーツ、肩パッド、前髪を立ち上げたヘアスタイルと、派手な見た目を思い浮かべる方もいるかもしれませんね。ここでは、バブル世代の見た目や内面的な特徴をみていきましょう。

1:ブランド志向で消費好き

景気が良いバブル時代はボーナスが多いうえに、給料が毎年アップしたという人も。収入が高かったため、ハイブランドのファッションやバッグを身につけたり、高級車を乗り回すのが当たり前だったそうです。飲み会代も毎回奢ってもらえたり、「接待費」と称して会社支給のタクシー券を使って帰宅する人も多かったよう。今では考えられないほど、景気の良い時代ですね。

2:派手なファッション

華やかな時代を象徴するかのように、服装も派手なファッションが流行していました。例えば、肩パッドの入ったジャケット、ボディラインがしっかり出るボディコンスタイル、ハイヒールなど。メイクもナチュラル志向ではなく、濃くて太い眉毛、ブルーのアイシャドウ、赤い口紅など、華やかなメイクが流行りでした。

派手な衣料品
(c)Shutterstock.com

3:コミュニケーション上手

バブル世代の人たちは、コミュニケーション能力が高いといわれています。人当たりも良く、世渡り上手。同期との飲み会や、社外の人との接待がよく行われていたことなどが、コミュニケーション能力を高めた理由なのかもしれませんね。

前後の世代からはどう思われている?

戦後の時代を経験してきた上の世代からは、「甘ったれている」「楽観的で忍耐力がない」と思われることもあるようです。

下の世代からは、「好き勝手してきた人たちだから、使えない」「やる気がないのに給料が高くてずるい」「飲みニケーションを強要してきてうざい」などと思われることも。上からも下からもネガティブなイメージを持たれていますが、世代間ギャップはいつの世代も生まれるものなので、仕方ないといえるかもしれませんね。

バブル世代以外の世代は?

最後に、バブル世代以外の世代をみていきましょう。

1:団塊の世代

団塊(だんかい)の世代とは、1947年から1949年頃に生まれた世代のこと。この時代は第一次ベビーブームとも呼ばれ、人口が多い世代です。

2:新人類

新人類(しんじんるい)とは、様々な定義がありますが、主に1960年代に生まれた世代のことをさすようです。それまでになかった考えや感じ方を持つ世代から、「新人類」と言われるようのなったのだとか。

3:バブル世代

新人類の後に来るのが、1965年から1970年ごろに生まれたバブル世代です。

4:就職氷河期世代

1970年代〜1980年代初頭生まれの人たちのことをさします。バブルが崩壊した後に就職をした世代で、かなりの就職難だったとか。そのため「失われた世代」「ロストジェネレーション」とも呼ばれます。バブル世代と真逆の時代を生きたため、「バブル世代とは合わない」と思う就職氷河期世代の人が多いようです。

5:団塊ジュニア世代

団塊ジュニア世代とは、1971年〜1974年頃に生まれた世代のこと。この時代は第二次ベビーブームでもあります。団塊の世代の子どもにあたるため、団塊ジュニア世代と言われるそうです。

6:ゆとり世代

ゆとり世代とは、1987年〜2004年頃に生まれた世代のこと。教科内容や授業時間数を減らした「ゆとり教育」を受けた世代のため、ゆとり世代と言われます。

7:さとり世代

さとり世代は、ゆとり世代とほぼ同じ年代に生まれた人たちですが、大きな夢を持たず、現実的で最低限の暮らしを求めるのが特徴。その様子が「悟っている」とされ、さとり世代と呼ばれます。

下向きかげんで悩む女性
(c)Shutterstock.com

8:ミレニアル世代

ミレニアル世代とは、主に1980年代から1990年代前半に生まれた人たちのことをさし、2000年代に成人もしくは社会人になった世代。「千年紀の」を意味する英語「Millennial」が語源だそうです。Y世代とも言います。生まれた時からインターネットが身近にあったため、情報リテラシーに優れているのが特徴です。

9:Z世代

Z世代とは、1990年代半ばから2010年代前半までに生まれた人たちのこと。Y世代に続く世代であるため、Z世代と名付けられたそうです。ミレニアル世代よりも、インターネットが普及した環境で育ったことから「デジタルネイティブ」と呼ばれることも。

最後に

華やかで、景気の良い時代を生きたバブル世代。前後の世代からネガティブな印象を持たれているようですが、バブル世代に限らず、世代の違いによる摩擦は少なからず生まれてしまうもの。それぞれが育った時代背景を理解し、価値観の違いを受け入れられるといいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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