思ったことをすぐ口にする、デリカシーのないことを言う人に困っていませんか? 相手の気持ちがわからない人と、どう付き合ったら良いのかわからない方もいらっしゃるはず。そこで今回は、相手の気持ちがわからない人の特徴や付き合う方のポイントを解説します。身近にいる人が、そのようなタイプで困っている方は参考にしてみてください。
相手の気持ちがわからない人の特徴とは?
相手の気持ちがわからない人は、意外と身近にいるものです。ここでは、相手の気持ちがわからない人によくみられる特徴を3つ紹介します。
1:自己中心的
相手の気持ちに配慮しないのは、そもそも自分以外の人に興味がないからだと考えられます。もし、相手に興味を持つなら「今何を考えているんだろう?」「迷惑になっていないだろうか?」などと相手のことを思いやるはず。
また、察することができなくても、「どうしたいの?」「何を考えているのか教えて」と相手に尋ねることができるでしょう。しかし、自己中心的な人は、他人に興味がないため、相手の気持ちを察しようとする気がないのです。
2:デリカシーがないことを言う
デリカシーがないことを言うのも、相手の気持ちがわからない人の特徴です。容姿や体型など相手が気にしていることを口にしたり、プライベートなことをずけずけ聞いてくる人は、デリカシーがないと思われるでしょう。
大抵は、相手の反応や表情を見て、「失礼なことを言ってしまったな」と勘づくものですが、このタイプの人は反省することがありません。人が嫌がっていることに気づかないのが、一番の問題点と言えそうです。
3:論理的で正論ばかり言う
相手の気持ちを察することが苦手な人の中には、何事も論理的に考えてしまう人もいます。相手の考えに共感することが苦手で、何事も論理的に効率よく考えようとします。
無駄のない論理的な思考能力は、仕事面では大いに役立ちますが、恋愛面やプライベートでは、堅苦しくて、偉そうに思われてしまいがち。自分の考えが正しいと思い込み、相手にも同じことを強制したり、理詰めで言い負かしたりすることもよくあります。
相手の気持ちがわからない人のデメリット
相手の気持ちを思いやったり、理解しようとすることは人付き合いの基本。相手の気持ちがわからないと、周囲とのすれ違いが生じ、人間関係に亀裂が入る恐れもあるでしょう。ここでは、相手の気持ちがわからないことのデメリットを紹介します。
1:人が離れていく
人は家族や恋人、仕事仲間など様々な人との付き合いによって日常生活を送っています。たとえ親しい、恋人や友人であっても、あまりに無神経なことを口にしたり、関心を持たれていないような態度を見せれば、離れていくこともあるでしょう。友人がいて当たり前、親切にしてくれて当たり前と思い、感謝の気持ちを忘れていると、バチが当たるかもしれません。
2:仕事で評価されにくい
相手の気持ちに配慮しない言動が目立つと、周囲からは「あの人は、協調性がない」と判断されます。協調性がないことは、ビジネス面でもマイナス評価されることがあるため、スキルはあっても認められず、昇進できないこともあるでしょう。また、協調性がないと、付き合いにくい人というイメージがつき、信頼関係が気付きにくいかもしれません。
3:人間関係でトラブルも
相手の気持ちがわからない人は、目の前の人が何を感じているかを察することができません。そのため、職場で上司に対して失礼なことを言ったり、友人を傷つけるようなことを言っても気がつかないケースがよくあります。思ったことをそのまま口に出してしまうため、悪気なく言った一言で、信頼をなくしてしまうこともあるでしょう。
相手の気持ちがわからない人との付き合い方
相手に反省の色が見えないと、「どうして私の気持ちをわかってくれないの!」とイライラすることもあるはず。もし、自分のパートナーや職場の人が、相手の気持ちを察するのが苦手な場合、どう付き合っていけば良いのでしょうか? トラブルになる前に対処法を押さえておきましょう。
1:どうして欲しいのかはっきり伝える
相手の気持ちがわからない人は、どうして相手が怒っているのかという理由が理解できません。目の前で怒っている上司や恋人を目にして、反省せず戸惑っているような状態です。
そこで、どの部分が嫌だと感じたのか、やめて欲しいと思っているのか、こちらの意思を明確に伝えるように心がけましょう。察するのが苦手な人には、はっきりと言葉にして伝える努力が必要です。
2:相手の言葉を真に受けないようにする
相手の気持ちがわからない人は、その場の気分で人を傷つけることを言ったりすることがよくあります。単に自分の不機嫌な気持ちを相手にぶつけているだけなので、いちいち真剣に受け止めないようにしましょう。「この人は、こういう人なんだ」と理解することで、相手に振り回されなくなるはず。あまりに理不尽な言葉は、聞き流しましょう。
3:察して欲しいと思わない
親しい関係になればなるほど、わざわざ言葉にしなくても察して欲しいと思ってしまうもの。恋人や友人の態度を見て察するのが得意な人もいれば、やや鈍感な人もいます。
恋人が察するのが苦手な場合、「記念日には思い出に残るものが欲しい」と遠回しに伝えるよりも、「○○のブランドのアクセサリーが欲しい」といったほうが伝わりやすいでしょう。期待をしてガッカリすることが多い人は、ストレートに伝えたほうがいいかもしれません。
最後に
相手の気持ちを思いやったり、想像したりすることは人間関係の基本。あまりに自分中心の考えだと、仕事で評価されなかったり、友人関係や恋愛関係がうまくいかないこともあるでしょう。もし、自分自身にも当てはまる点があるかも? と思った場合には、本記事を参考に、普段から相手の立場を考える習慣をつけてみましょう。
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