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2023.01.04

一人暮らししたい! 初期費用っていくら? お金がない人が諦めなくて済む方法とは

実家にもメリットは多くありますが、やっぱり憧れる「一人暮らし」。でも現実的に一人暮らしの開始にはお金がかかるもの。今回は、そんな一人暮らしのアレコレをまとめてみました。初期費用はどれくらいかかるのか、お金がない人が一人暮らしを始めたい場合どんな選択肢があるのかを解説していきます。

一人暮らしをしたい! 初期費用ってどれくらい?

一般的には家賃の5〜6ヶ月分の費用が必要

一人暮らしをしたいと思ったら、まず気になるのがその初期費用。

一般的には不動会社に支払う入居費用は、家賃の5ヶ月〜6ヶ月分と言われています。これには敷金や礼金、火災保険料などが含まれています。

この入居費用以外では、引越し代や家具・家電代。

時期にもよりますが、引越し代は3万円〜と考えておくとよいでしょう。また、家具家電代はすべて新品で揃えるのなら30万円〜50万円ほどはかかると思っておくと◎。家賃10万円の家なら、トータル80万円くらいかかる計算になります。

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一人暮らしを始めた人の費用例

ここでは、不動産業界で働いていた長縄由実さんが一人暮らしをはじめた際、実際に支払った費用をご紹介します。

1. 部屋を借りるための初期費用

(都内家賃84,000円の部屋を借りた時に実際にかかった費用)

敷金:79,000円
礼金:79,000円
仲介手数料:85,320円
火災保険料:15,500円
保証料:39,500円
生活サポートクラブ会員費:7,200円
鍵の交換代:10,800円
計 316,320円

2. 家具家電の購入費用

洗濯機:20,000円
冷蔵庫:22,000円
電子レンジ:8,000円
テレビ:50,000円
テレビ台:4,000円
ベッド:20,000円
ローテーブル:10,000円
カーテン:8,000円
計 142,000円

3. Wi‐fiや消耗品など生活にかかる費用

インターネット代:5,000円
生活で必要な消耗品ななど:10,000円
計 15,000円

合計 47万3,320円

地方から上京する場合はさらに引越し費用もプラスされます。

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一人暮らししたいけどお金がない… 諦めるしかない?

手取りの収入に見合った家賃の家を探す

手取りの収入に見合った家賃の家を探す
(c)Shutterstock.com

一人暮らしと言っても、家賃の幅はとても広く15万円以上するお部屋もあれば、5万円前後で借りられるお部屋もあります。これらは場所や築年数などによっても大きく変化します。

自分の収入に見合った家賃代でなければ生活を圧迫するだけ。

基本的には手取り収入の25〜30%の金額を目安にお部屋を探すとよいでしょう。収入が20万円なら5〜6万円前後、30万円なら7万5,000円〜9万円程度を目安にして。

ただしこの金額は、共益費や管理費も含めた額で考えるのがポイントです。

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敷金・礼金がない物件を探す

選択肢は狭まるかもしれませんが、敷金礼金なしの物件も数多くあります。

一般的に言われている敷金・礼金の相場は家賃の1〜2ヶ月分。敷金はとくにトラブルがない限り、退去時に返還されるものですが、礼金は大家さんに対し感謝の気持ちとして渡すお金です。こちらは一度支払うと戻ってきません。

敷金礼金がない物件は、退去時のクリーニング代が必要になったり、家賃を上乗せされたりしている可能性もありますが、数十万円と費用が変わるため初期費用を確実に抑えたいのなら活用しない手はありません。

家具家電は中古で揃える

初めての一人暮らしなら、家具や家電をいちから用意しなければなりません。今は家具家電付き物件も多くありますが、こういった物件は家賃も高くなりがち。

おすすめは家具家電を実家から持ち込んだり、中古品で揃えること。

お金がない状態で「一人暮らしの実現」にこだわるのなら、家具家電を新品で揃えたいというこだわりは捨てましょう。

シェアハウスという選択も

初期費用や一人暮らしの毎月家賃を抑えたいのなら「シェアハウス」という選択肢もあります。

シェアハウスとは「ひとつの住宅を複数人と共用し生活する賃貸住宅」のこと。

契約金がほとんどかからず、保証人も不要。家具家電付きというところが多く、すぐに住むことができるというメリットもあります。

部屋は相部屋ではなく個室が一般的。一人部屋にトイレやシャワールーム、キッチンが共同になるというタイプの物件が多いので、プライベート空間はしっかり確保できます。

シェアハウスという選択も

共同スペースには広いリビングやキッチン、物件によってはテラスや屋上付きのところも。この家賃では絶対に住めない! というクオリティの高い物件がそろっているのもメリットです。

物件にもよりますが、シェアハウスなら頭金なしで契約可能なところが多いので、初期費用は0〜家賃1ヶ月分ほどで、平均して3万円ほどが相場。

東京23区でも、個室シェアハウスは家賃4万円代から存在します。新築で建てられているものや、リフォームされているものが多いので安い金額で快適な暮らしができるのです。

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一人暮らしをする前にチェックしておきたい重要事項

騒音が心配なら鉄筋コンクリート

騒音が心配なら鉄筋コンクリート
(c)Shutterstock.com

騒音が心配な人は、鉄筋コンクリートがおすすめだと言われています。

鉄筋コンクリートは間仕切りがしっかりしているので、話声などは気にならないでしょう。ただし、古い物件の鉄筋コンクリートは上の階の足音が響くところもあります。

実際に住んでみないとわかりませんが、物件の状況や隣人のクレームなどを不動産屋に聞いてみるとよいでしょう。

ひとり暮らし物件の理想的な間取りって? 注意すべきは換気扇?【間取りモヤモヤ委員会】

女性は防犯を気にして

女性は防犯も気にして
(c)Shutterstock.com

一人暮らしをしたい女性は、ぜひ防犯も気にしてみてください。安全な暮らしのために注意したいポイントを、女性のための快適住まいづくり研究会代表の小島ひろ美さんに聞きました。

1階の部屋は避ける

「戸建てだけでなく、マンションやアパートも1階は侵入しやすいため、犯罪被害に遭う確率が高くなります。1階に住むデメリットは防犯面だけでなく、1階の部屋などは通りを行きかう人と目線が同じで、窓から家の中が見えてしまう可能性があり、プライバシーの問題も。

最近のマンションでは、スマホで電気をつけたり消したりすることができるので、外出先からでも留守ではないように見せかけたり、玄関の施錠を確認して締めることができるマンションもあります」(小島さん)

女性は防犯も気にして
(c)Shutterstock.com

セキュリティがあっても過信しない

「安心安全を守るためには、セキュリティを過信しすぎないことも重要なポイントです。あらゆる防犯対策を施したとしても、100%安全ということはありません。

たとえば、『オートロックのマンションに住んでいるから、不審者が入ってくることはないだろう』と思うかもしれませんが、住人の出入りに紛れる、宅配便やガス・水道の点検業者を装うなど侵入する方法はあります。

また一人暮らしの女性を狙い、正面出入り口からではなく、非常階段から侵入したという事件も実際に発生しています。Wオートロックやエレベーターにもセキュリティ・防犯対策がなされているマンションをおすすめします」(小島さん)

マンションに住む場合、防犯は何を意識すべき?<女性のためのマンションガイド>

みんなの「物件選びの絶対条件」も参考に

Oggiブレーン100人に聞きました!

みんなの物件選びの絶対条件も参考に

物件選びの絶対条件は?

1位 駅近
2位 日当たり
3位 バス・トイレ別
4位 オートロック
5位 治安のよさ

「2階以上」、「コンビニが近い」、「交番が近い」など、安全を気にする女性ならではの意見も集まりました。「追い炊き機能」、「浴室乾燥機」、「浴室に窓がある」といった、浴室に関する要望も多数。

日当たりよりも重視するものは?【一人暮らし】働くアラサー女性の住宅事情|100人に聞きました!

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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