みんなはどうしてる? 物件アレコレPart1
現在、みなさんが住んでるお部屋は何を基準に選びましたか? 広さ、駅近、それとも建築構造? 理由はさまざまだと思います。契約期間もあるし、お部屋の妥協する点は少ない方がいいですよね。今回は、現役不動産スタッフのもと、ひとり暮らしをするアラサー女子2人を集めて物件についてアレコレ話してみました。物件をみるポイントもあるので、お見逃しなく!
A:都内在住OL31歳
B:都内近郊在住OL29歳
C:現役不動産スタッフ
※記事内の間取り図は架空です
◆脱衣所がない南向きの1DK
A「脱衣所ないんだね」
B「本当だ。あと、キッチン周りに冷蔵庫置けない?」
C「おそらく冷蔵庫のコンセントは、キッチンの逆側にあるんだと思います」
A「でも一応玄関から丸見えじゃないからいいよね」
B「それは嬉しい」
A「私1LDKに住んでるんだけどさ、最近Lいらないかもって思ってる(笑)。結局ダイニングでテレビ見て、ソファで寛がずにベッド行っちゃうし」
B「わかる! 結局ソファって荷物置きになるんだよね」
A「そうそう。広いにこしたことないんだけどね。こういう物件はどんな方が借りるんですか?」
C「DKの物件は昔流行った物件なんですよ。なので古いものが多く、築年数からすると安いはず。あと、これまでユニットバスだった人がランクアップとして、バストイレ別の物件を希望する方が多いですね」
◆玄関からキッチンが見える1DK
A「この物件、玄関から筒抜けだから生活感丸出しだね。男子は気にしないかもしれないけれど、女子は住むのは難しいかも」
B「あとこれ、支度に行ったり来たりしそう」
A「確かに、ベッドからトイレまで遠い。でもさ、大きいお家住むと、トイレって遠くなりがち」
B「なりがち(笑)。水回りも点々としてるし、洗濯して干すのも、ってあれ? ベランダがないの?」
C「ベランダがない場合は、外に物干し竿を取り付られるところがありますよ。これをよしとするかですね」
A「うーん。テレビや家具の配置も難しそう」
B「そうだね。これは、独立洗面台が希望で、広さ重視の方向けのような気がするなあ」
C「あと、気をつけて欲しい点は、外廊下の物件です。この物件のように筒抜けだと、玄関から風が入ってきて寒いかもしれない。なので内見は必須ですね」
◆洗濯機の位置が脱衣所から離れている1DK
A「浴室から洗濯機が遠いね。脱いでダイレクトにインができない」
B「そうだね」
A「お風呂とかダイニングキッチンに採光ないのは嫌かも。こういうとこ住んだことないけど、どうなんですか?」
C「引き戸を開けとかないと昼間は暗いと思います。でも実は、こういう細長いタイプのマンションって多いんですよね。今ワンルームに住んでて、リビング付きに住みたいけれど、家賃とか諸々条件を考えたらこのタイプに落ち着く方が多いです」
B「中をみて、綺麗だったら良しってなりそう」
C「幅広く受け入れやすいタイプだと思いますね」
不動産スタッフが解説! 物件を見るポイント
騒音が気になる。構造は何がいい?
鉄骨は音が響くと思います。鉄筋コンクリートだと間仕切りがしっかりしてるので、話声など気にならないかも。でも古い物件の鉄筋コンクリートだと、上の階の足音が響くところも。住んでみなくてはわからないことですが、物件の状況や隣人のクレームなどスタッフに聞いてみてくださいね。
階数の人気は?
物件を検索するときに、2階以上っていう検索条件があるくらい、1階を嫌がる人はいます。ひとり暮らしだと1階は嫌かもしれないですね。お子さんがいる方は階段上がりたくないから、1階に住む方が多い。また、女性のお客様で、デザイナーズを希望される方がいますが、デザイナーズはあくまで付加価値なので、それに引っ張られないようにしてくださいね。
リノベの物件は換気扇に注意
リノベ物件は中は綺麗にするけど、設備関係は変えられないので、換気扇をチェック! 問題がある場合は、入居前に言えば綺麗にしてくれます。
新築の方が良い?
やはり築浅の方が、汚れや臭いは気にならないと思いますが、人気もあるので、競争率も高いです。
他にはこんなことも
・モニター付きインターフォンを希望していたけれど、気に入った物件にモニターがついていない場合、宅配ボックスがあれば安心。防犯面から玄関に出るのが不安な方でも、荷物は宅配ボックスに入れてくれるので行き違いも防ぐことができます
・オートロックは必ずしも安全ではありません。カードキーやピッキングされにくいディンプルキーがある物件がおすすめ
・白基調のお部屋を希望される方は、物件が茶色のフローリングでも市販のタイルマットを敷くと叶いますよ
協力/フドウ サンコ、フドウ サンタロー
TOP画像/(c)Shutterstock.com
フドウ サンコ、フドウ サンタロー
不動産会社勤務の夫婦。妻フドウサンコは、ウェブライターとしても活動しており、不動産情報にとどまらない豊富な知識を併せ持つ。夫フドウサンタローとともに、仕事終わりや休日には不動産に関する最新情報を交換しあう。