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LIFESTYLE

2022.12.03

元日と元旦はどう違う? 由来や年賀状での使い方、元日の過ごし方をご紹介

元日(がんじつ)とは1月1日を指し、「年のはじめを祝う」ことを目的とした国民の祝日です。基本的に、「元旦」や「正月」とは違う意味で用いられます。本記事では元日の由来や年賀状での使い方を説明するとともに、元日をどのように過ごすかもご紹介します。

元日とは?

神社の拝殿
(c)Shutterstock.com

元日(がんじつ)とは、1月1日のことです。「元」という字には「一番初め」という意味があり、1年の始まりの日を表しています。そして元日は、祝日法によって制定された国民の祝日でもあります。1月1日のことをお正月や元旦という呼び方もしますが、これらと元日は同じ意味ではありません。

ここでは元日の由来や元旦・お正月との違いについて解説します。

元日の由来

元日は1948年に成立した「国民の祝日に関する法律」により、年のはじめを祝う国民の祝日とされています。それよりもずっと古くから、年の始まりである1月1日は新年の幸せをもたらす年神様(としがみさま)をお迎えする日とされてきました。

その風習の名残りとして、現在も年神様をお迎えするために門松やしめ飾りを門の前に飾り、鏡餅をお供えします。また、前日に準備したおせち料理を食べるのも、年神様をお迎えする風習のひとつです。

元旦との違い

元日と元旦は意味が異なります。元日とは1月1日の全体を指し、元旦は1月1日の日の出からお昼までの午前中のことです。そのため、1月1日の朝を「元旦の朝」というのは適切でなく、「元日の朝」というのが正しい使い方です。

元旦がなぜ1月1日の朝を指すのか、その秘密は元旦の「旦」の字にあります。「旦」の上の部分の「日」は太陽を、下の「一」は地平線を表しており、地平線から太陽が昇る様子を表しているのです。

正月との違い

元日と正月も異なります。元日は1月1日のみを指しますが、正月は「1月の1ヵ月間」を指す言葉です。ただし、一般的には「三が日」や「松の内」と呼ばれる期間を指して使われています。

三が日とは1月1日から3日までの3日間のことで、官公庁やほとんどの企業が休日としている期間です。

松の内とは、年神様をお迎えする松を飾っておく期間を指します。松の内の期間は地域によって異なり、関東では1月1日から7日まで、関西では15日までが一般的です。

元日は年賀状に使える?

謹賀新年のイラスト
(c)Shutterstock.com

元日の楽しみのひとつに、年賀状があります。年賀状は1月1日に届くため、文面には「元日」もしくは「元旦」と書くのが通常です。どちらも間違いではありませんが、年賀状は1月1日の朝に配達されるため、「元旦」と書くのがより正確といえるでしょう。

元日もしくは元旦には「1月1日」という意味であり、「1月元日(元旦)」と書くのは二重表現となり正しくありません。「○○年元日」「○○年元旦」と書くのが正解です。

投函が遅れてしまい、1月1日に届かない可能性がある場合は、元日・元旦ではなく「○○年1月」「○○年新春」「○○年正月」といった表記にするとよいでしょう。

元日の過ごし方は?

初日の出
(c)Shutterstock.com

元日の過ごし方は、テレビを見ながらゆっくり過ごしたり福袋を買いに出かけたり、人によりさまざまです。寝正月という言葉もあるように、1年の疲れをとるために家にこもってしまう人もいるかもしれません。

一方で、初日の出を拝むなど、毎年定番ともいえる元日の過ごし方もあります。ここでは、一般的な元日の過ごし方についてみていきましょう。

初日の出を拝む

新年の幸せをもたらす年神様は、日の出とともにやってくるとされています。初日の出を拝むのは、縁起の良い元日の過ごし方です。

元日の日の出時間は地域によって異なりますが、ほとんどの場所で6時40分から7時40分までの間に初日の出を迎えます。1年のはじめにのぼる朝日は美しく、新しい1年が始まるという実感が湧くでしょう。初日の出スポットと呼ばれる場所に出向くのもおすすめです。

関東では東京の高尾山やスカイツリー、千葉の犬吠埼などがあり、関西では大阪の「あべのハルカス」にある展望台や三重県の鳥羽展望台などが初日の出スポットとされています。

初詣の参拝をする

元日の過ごし方として定番なのが、初詣の参拝です。大晦日の0時を過ぎたら、近所の神社に出向く人も少なくありません。昨年の無病息災を感謝し、新しい年が良い年になるよう祈るのは、日本人の古くからの風習です。

初詣は、年神様がいる松の内までに行くとよいとされています。また、参拝は神社・お寺のどちらでもかまいません。住んでいる地域の神様にお参りするのが一般的ですが、複数の社寺をお参りしても問題はなく、参拝で有名な社寺に遠出するのもよいでしょう。

おせち料理を食べて過ごす

おせち料理は、元日に欠かせないお祝いの料理です。元日の朝は前日に用意したおせち料理を家族でいただく家庭も多いでしょう。

おせち料理はもともと、大晦日にその年の神様と一緒に食べるものとされていました。翌朝は初日の出とともにやってくる新しい年神様を迎え、またおせち料理を食べながら新年をお祝いしていたのです。そのため、おせち料理を大晦日の夜に食べるのも特に問題はありません。

おせち料理は縁起物として、1つひとつに意味があります。例えば、1段目の重は祝い肴・口取りと呼ばれ、お屠蘇(おとそ)と一緒にいただく具材が詰められています。

具材の意味として、一例を挙げてみましょう。

(祝い肴)
・黒豆:健康を願う
・田作り:豊穣の願い
・数の子:子孫繁栄

(口取り)
・栗きんとん:富や豊かさ
・昆布巻き:不老長寿

おせち料理は正月の三が日は料理をしなくても済むよう、主な具材は保存がきくように調理されています。3日間は家でゆっくりしながら、幸せの願いが詰まったおせち料理を食べて過ごすのもよいでしょう。

元日と元旦の違いを理解しよう

門松
(c)Shutterstock.com

元日は1月1日という意味で、元旦は1月1日の朝を指す言葉です。また、お正月は一般的に松の内(1月7日・15日)までを指します。言葉の正確な意味を理解して使いましょう。

年賀状に記載するときは元日・元旦のどちらでもかまいませんが、1月1日の朝を意味する元旦の方が理想的です。元日は初日の出を拝んだり、初詣に出かけたりして楽しく過ごしましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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