空気を読めない人とは?
皆さんの周りに空気を読めず、場にそぐわない言動をとってしまったり、失礼な態度を取って反感を買ってしまったりする人はいますか? トラブルのもとになりがちな空気読めない人とは、なるべく関わり合いたくないもの。
しかし、その一方で、あえて空気を「読まない」人もいるんです。空気を読めない人と読まない人、それぞれどう違うのでしょうか。本記事では、そんな空気読めない人あるあるや、あえて空気を読まない理由、空気が読めない人の特徴などを詳しく見ていきましょう。
空気読めない人あるある~空気が読めない人の特徴を紹介~
まずは、空気が読めない人の特徴について紹介します。自分の言動を振り返る機会にもしてみてください。
1:マイペース
空気が読めない人は、マイペースな人が多いです。時間にルーズだったり、反対にとても厳しかったりと、自分の中でのペースが確立しており、自分中心で考えがちなところも。そのため、周りが自分のペースにあわせてくれないとストレスを感じたり、不愉快になったりします。
2:自分語りをしがち
自分の自慢話や、過去の話が多いことも空気が読めない人の特徴のひとつ。もちろん、自分の話をすることが悪いというわけではありません。しかし、空気が読めない人の問題点は、時と場合を弁えずに自分語りをしてしまうところ。
他の人が話していても割って話し始めたり、話の脈絡を無視して自分の話をしたりすることがあるため、嫌な気持ちになる人は多いでしょう。
3:負けず嫌い
空気が読めない人の中には、負けず嫌いでプライドが高い人もいるようです。自分が周りよりも優れていることをアピールしたいために、自分語りをしてしまうのかもしれませんね。
また、承認欲求も強く、目立ちたいという気持ちから周りと違った言動をとってしまうことも。その結果、空気の読めない人という認識をされがちです。
4:抽象的な表現が理解できない
空気が読めない人は、抽象的な表現をうまく理解できないという人も多いです。例えば、料理をする際に、「全体が軽く混ざったら」という表現がありますよね。この「軽く」のニュアンスが理解できないといった具合に、抽象的な表現を自分の中で噛み砕けない人が多いようです。
ビジネスシーンにおいても、「これとこれを、良い感じにまとめておいて」などというように曖昧な指示をされると、何をどうして良いのか理解できずに混乱しがち。
求められていることと全く別のことをしてしまい、結果的に空気が読めない人という印象を与えてしまうことも。
空気を読まないとは、どういうこと?
続いて、あえて空気を読まない人について考えていきましょう。空気を読まない人とは、空気は読めるけど、あえて読まない人のことです。空気ばかり読んでいると周囲に流されて、自分の考えを曲げなければならない場面も出てきます。そうした時、あえて空気を読まない人もいるのです。
場合によっては空気を読まないほうが良いケースもあります。いくつか例を挙げて紹介しましょう。
1:場の雰囲気を変えたいとき
あえて空気を読まないという行動は、非常に戦略的と言えるでしょう。例えば、場の雰囲気を変えたいとき。複数人で会話をしていると、誰かの悪口や根も葉もない噂話で盛り上がることもありますよね。そんな雰囲気が苦手だなぁ… という人も多いでしょう。
そんなときに、あえて別の話題を入れてみたり、突拍子もない行動をしたりすることで話の流れや雰囲気を変えることができます。
2:励ましたい相手がいるとき
あえて空気を読まないことが、相手を元気づけることに繋がる場合もあります。例えば、仕事がうまくいかずに落ち込んでいる友達の相談相手になったとき。相手は落ち込み、ネガティブな気持ちになったり、自己嫌悪に陥ったりしているかもしれません。
こうした時に、あえて空気を読まずに冗談を言ったり、突拍子もない話をすれば、相手の気持ちを和ませることもできるのではないでしょうか。
空気が読める人になるためには?
空気が読めない人と、空気を読まない人の違いは分かりましたか? 空気が読めない人は、自分本位で行動したり発言している場合が多いです。しかし、場を和ませたり相手を励ましたりするために、あえて空気を読まない人もいます。むしろ、あえて空気を読まない人は、誰よりも敏感に空気を感じ取れる人と言えるのかもしれませんね。
本記事では、空気読めないあるあるを紹介しましたが、「もしかしたら私空気読めてなかったのかも…」と気付いた人もいらっしゃるかもしれません。しかし、だからといって空気を読むことは難しいですよね。
そこで最後に、空気が読める人になるために心がけておきたいことについて、一緒に考えていきましょう!
1:常に相手の立場に立って考える
頻繁に耳にすることですが、相手の立場に立って行動をしたり、発言するように心がけましょう。大切なことなのに、よく言われるからこそ適当に受け流してしまいがち。空気が読めない人は、自分中心に考えがちです。ぜひ今一度意識してみてくださいね。
2:焦らない
失敗したり緊張したりする場面では、誰しも焦りがちになります。そういうとき、人は視野が狭くなって空気の読めない行動をしてしまうことが多いです。
周りが見えなくなると、今どういう状況なのか、何をすべきなのかなど、正しい判断ができなくなってしまうため自分が焦っているなと感じたら、一度深呼吸をしてみましょう。
3:洞察力を鍛える
洞察力とは一言で表すと、「物事の本質を見抜く能力」のことです。空気は目に見えませんから、会話のトーンや人の表情を見て読み取らなければなりません。洞察力は、日頃から人の仕草や声色などを意識することで鍛えることができます。
仲のいい友人や家族の表情や仕草から考えていることを推測して、「今、こういうこと考えていた?」と確認してみるのはどうでしょう。洞察力を鍛える練習になると思いますよ。
最後に
本記事では、空気が読めない人の特徴や、あえて空気を読まないほうが良い理由、空気が読める人になるための方法などについて紹介しました。空気読めないあるあるで「周りにこういう人いる~!」と思った人や、反対に空気が読めていなかった自分に気付いた人もいらっしゃるかもしれません。
人とコミュニケーションを取っていくうえで、ぜひ本記事を一つの参考にしてみてください。
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