「空気が読めない」とは?
皆さんの周りに空気が読めない人はいますか? 盛り上がっている話の途中で急に別の話題を挟んできたり、相手の目の前で相手が気にしていることを指摘したり…。こうした空気が読めない人に悩まされたことがある人も多いのではないでしょうか。
本記事では、プライベートでも、ビジネスシーンにおいてもできれば距離を取っておきたい空気が読めない人について詳しく紹介します。空気が読めない人の特徴や悪印象を持たれるNG行動などについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
空気が読めない人の特徴とは?
まずは、空気が読めない人の特徴について見ていきましょう。無意識のうちに当てはまる行動を取っていた… という人もいらっしゃるかもしれません。一度、自分の言動を振り返ってみてはいかがでしょうか。
1:プライドが高い
空気が読めない人に多い特徴の一つとして挙げられるのが、プライドが高いということです。自分のプライドが高く、周りよりも優れていることをアピールしたいために、話の流れや場の雰囲気にそぐわない言動をしてしまう傾向にあります。
2:自分の話をしがち
自分語りが多いことも、空気が読めない人の特徴と言えるでしょう。複数人と話していても、「聞いてよ。私なんてさ~」などと割って自分の話をしてしまうことが多く、周りの人は辟易としてしまいます。
加えて、人の話を聞いていないこともしばしば。人が話しているときでも、自分の話を聞いて欲しいと「空気が読めない」行動をしてしまいます。
3:時間にルーズ
空気が読めない人は、時間にルーズな傾向があります。自分中心で考えがちな空気が読めない人は、遅刻をあまり気にしません。その一方で、自分の時間軸で物事を考えるため、相手が思い通りの時間に来なかったりすると、不機嫌になることも…。
4:視野が狭い
自分中心に物事を考えがちな空気が読めない人は、視野も狭まっている可能性が高いです。周りが見えていないため、自分が場にそぐわない言動をしていても気がつかないという特徴があります。視野が狭いため、相手の気持ちを察することも苦手で、無意識のうちに相手を傷つけるような言動をしてしまうことも。
「空気が読めない」と思われるNG行動を紹介
空気が読めない人の特徴は押さえられましたか? 続いては、うっかり空気が読めない人にならないように、気を付けておきたいNG行動を紹介します。周りに不快感を与えたり、場合によっては自身の評価を落としてしまうこともありますので、しっかり確認しておきましょう。
1:スマホを触りながら会話する
一対一で会話をするときも、複数人と会話をするときもスマホを触るのは必要最低限にした方が良いでしょう。コミュニケーションをしているのに、スマホばかり見ていると、周りから「この人話聞いてるのかな…?」「ノリが合わないな…」と思われてしまいます。
また、話してくれている人に対しても失礼に当たる行為と言えるでしょう。よっぽどお互いの気心が知れている場合を除いて、スマホの使用は最低限にしたほうがベターです。
2:話をかぶせない
周りが話しているときに、自分の話をかぶせるのも空気が読めない人と思われがちな行為です。もちろん、自分に話が振られたり、会話と会話に間ができたりしたときに話をするのは問題ありません。しかし、話を遮るように話しだしたり、自分語りを始めたりするのは控えたほうが良いでしょう。
3:思ったことをそのまま発言する
頭に浮かんだことを、何も考えずに発言する癖のある人は要注意! その発言が、誰かを傷つけてしまう可能性もあります。特に相手の容姿だったり、相手が真剣に話していることに対しては気を付けたほうが良いでしょう。
そういった場面でなくても、「これを言ったら面白そうだな」「盛り上がりそうだな」という安直な気持ちで発言するのは危険が伴います。もちろん、反射的に言うことで場が盛り上がることもありますが、言葉の意味を一度自分の中で考えたうえで発言する癖をつけておきましょう。
4:「自分が正しい」と思い込まない
間違いをしない人なんていません。自分が正しいと思い込んでいると、相手の気持ちや場の雰囲気に気付きにくくなります。常に客観視して物事を捉えられるように、日頃から意識しておきましょう。
空気が読めない人にはどう対処したら良い?
空気が読めない人は、自分が空気が読めないことに気付いていない場合も多いです。だからこそ、対応がなかなか難しいことも。そこで最後に、空気が読めない人が周りにいる場合にどう対処したら良いのか一緒に考えていきましょう。
1:否定しないようにカバーに入る
例えば、空気が読めない人が、ある人を傷つけてしまうようなことを言ってしまった場合、皆さんならどう対応しますか? その場で「空気が読めない」人に注意するのも場の雰囲気を悪くしてしまいますし、なかなか難しいですよね。
そういうときは、「私はこう思うけどな~」など、軽いタッチで双方を否定しないようにしつつ、カバーにまわると良いでしょう。そして、あまりに度が過ぎるようなら、場所を変えて空気が読めない相手に一言注意してあげること。冷静かつ論理的に話すことで、相手も理解してくれるはずです。
2:相槌を打って切り上げる
状況にもよりますが、空気が読めない人がいるときは事態が悪化しないように、適度な相槌で場を切り上げるのも一つの手です。空気が読めない人は、自分の話が長くなりがちなため、聞き手にまわりつつも相槌でペースを保ち、場をコントロールしましょう。
3:仕切り役になる
複数人で話すときは、「○○さんはどう思う?」など、場の流れをつくってしまうのも効果的です。そうすることで、空気が読めない言動をセーブできるのではないでしょうか。
最後に
本記事では、空気が読めない人の特徴や、空気が読めないと思われるNG行動、そして空気が読めない人に対する対処法などを紹介しました。空気が読めない人は、自分で気が付いていない人も多く、悪気がないケースもあるので対処が難しいところ。全員が居心地の良い空間であるためには、お互いが思いやりを持つことが大切。
本記事を一つの参考に、自分の言動について今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
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