この花は何の野菜? ハロウィンでも大活躍の食材
色鮮やかな野菜は、目を楽しくさせてくれるし、食欲も刺激してくれます。旬の時期なら尚更! みずみずしい味わいが堪能できます。
今回は、ハロウィンの時期にも出回ることが多い野菜の花を紹介します。
この花は何の野菜か知っていますか?
正解は、「かぼちゃ」の花です!
正解は、かぼちゃの花でした! カボチャはウリ科に属する野菜で、国産かぼちゃの旬は夏と冬の2回。7月〜8月ごろに収穫されることが多く、冬のものはそれを追熟させたものが出回ります。海外産のカボチャもスーパーで販売され、主にニュージーランドやメキシコが輸入先です。
国内の生産地は、北海道がトップ。そのシェア率は約5割で、夏から秋の時期に収穫されます。そのほか鹿児島県や茨城県も生産しています。
◆かぼちゃの歴史
かぼちゃの原産地は、アメリカ大陸。かぼちゃには「東洋かぼちゃ」と「西洋かぼちゃ」の種類があり、「東洋かぼちゃ」が中米、「西洋かぼちゃ」が南米で生まれました。
日本へは、16世紀半ばにポルトガル船によって持ち込まれたそう。その後、アメリカからかぼちゃが輸入され、普及していきました。
話は逸れますが、なぜ「ハロウィン=かぼちゃ」なのでしょう。
ハロウィンは元々収穫をお祝いする日。そのとき「カブ」を使い、焚き火や魔除けの目的で、カブの中をくり抜いてランタンがつくられました。
そして、ハロウィンがアメリカが伝わった際、アメリカではカブをあまり食べないため、かぼちゃで代用。これが全世界へ広がり、「ハロウィン=かぼちゃ」のイメージになったようです。
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◆かぼちゃの栄養
甘くてほくほく食感のかぼちゃは、β-カロテンなどビタミン類や炭水化物、カリウムなどが豊富。かぼちゃに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくい特徴があります。
それぞれ期待できる栄養素を見ていきましょう。
β-カロテン… 目や皮膚の健康をサポート、抗酸化作用
ビタミンC… 皮膚や組織のコラーゲンの合成をサポート
ビタミンE … 動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、悪玉コレステロールの減少に働く
炭水化物… 身体を動かすためのエネルギー源
カリウム… 心臓機能や筋肉機能の調節、神経刺激の伝達などの働き
◆かぼちゃの選び方
美味しいかぼちゃの選び方はこちら!
〈丸ごと1個の場合〉
・緑色が濃い
・重量感がある
・甘みが感じられる完熟ものはヘタのまわりがくぼんでいたり、乾燥していたりします
〈カットの場合〉
・色鮮やかで肉厚
・種がぎっしりつまっている
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かぼちゃの花から種類・栄養・選び方まで紹介しました。かぼちゃはハロウィン以外にも、おつまみから副菜、おかずまでアレンジが効く食材です。ぜひ毎日の献立に取り入れてみてください。
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