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2022.09.22

体外受精した胚盤胞を自然周期で移植へ。黄体ホルモンの膣剤で日程をしっかり管理することに<30代の不妊治療vol.115>

妊活歴が3年目に突入した主婦ライター・34歳クロサワキコの不妊治療体験レポ Vol.115。夫の精索静脈瘤の手術や人工授精、体外受精とステップアップを重ねていくなかで感じてきたリアルな本音をお届け。今回は、体外受精の移植周期D11の診察の話。

胸がチクチクして強い眠気。これはいよいよ排卵か!?【30代からの不妊治療】

妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。

前回は、体外受精の移植周期に入ったD3の話をお届けしました。今回は、体外受精の移植周期D11の診察の話。

ホルモン剤を使わず、自然周期で体外受精の移植をすることになった私。前回の診察で先生から「排卵しそうになったら病院に来て」と言われ、いつもの調子でいけばだいたいD12くらいかなと予測をしていました。

ですが、排卵といえば妊活を始めてすぐの頃、予測に相当苦労した苦い思い出もあり、夫も私もかなり神経質になっていました。ここでミスったら大変。

排卵してたら移植中止? 少し早めに病院へ

(c)Shutterstock.com

生理が終わってから6日目のD10の夜です。

「なんだか胸がチクチクするし、夕食後の眠気がすごいの」

「おぉ、それが排卵の予兆なんじゃない? 『排卵しそうになったら来てください』ってT先生が言ってたよね。排卵しちゃったらマズいから、早めに病院に行く?」

「そうしようかな。『排卵しそうになったら』って言われても、本当に私ぜんぜんわからないんだよね」

私は妊活を始めたばかりの頃、基礎体温を測ること自体がストレスになってしまってやめてしまっていました。体外受精の採卵のときもそうでしたが、うっかり排卵して計画がとん挫してしまうのは嫌だったので、タイミング的には早いなと思ったけれど病院へ行ってみることにしました。

この日もいつものことながら、リプロの待合は激混みでした。受付で「今日は3時間くらいかかるかもしれない」と言われ、エコーと血液検査だけ先に行い、そのあとは夫と早めのランチをとっておくことに。

病院に着いたのは9時なのに、実際に診察に呼ばれたのは13時過ぎ。不妊治療は診察を受けるだけでも1日がかりになる大仕事です。診察室へ入るとT先生からさっそく血液検査の結果が伝えられました。

医師「お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。今日、採卵の患者さんがたくさんいらっしゃって」

「いえいえ。大丈夫です」

医師「今日は予定していたより早めですが、排卵しそうな感じでしたか?」

「はい。昨日、胸がチクチクしてすごく眠気が強かったので、排卵しちゃう前に診てもらった方がいいかなと思いまして」

医師「そうでしたか。検査の結果からいうと、タイミングはバッチリ。これが今日の血液検査の結果なのですが、エストロゲンは上がってきて、LHサージも上昇途中、プロゲステロンはまだ変化していませんが、エコーで子宮内膜をみたところ今日の時点で9.6mmでした。卵胞は14.5mm×19.5mmに育っているので、本当にもうすぐ排卵という良いタイミングで受診していただいて、ありがとうございます」

前回の診察で、移植をするとき子宮内膜の目標としては7~9mm以上と言われていたので、さっそくハードルをひとつクリアできてホッとしました。排卵もまだしていなかったようです。

自然周期だけどホルモン剤を使うことになった

カレンダー
(c)Shutterstock.com

移植日については、T先生から「もし、完全自然周期にこだわりがないならば…」と前置きをされたうえで、ホルモン剤を使って移植日を決めてしまう方法があることも提案されました。

医師「このあと、明日とか明後日に再度来院して排卵状況の確認をして移植になるのですが、ホルモン剤を使ってコントロールすることもできます。このあたりの希望はありますか?」

「自然周期なのに、ホルモン剤を使うんですか?」

医師「どうしても完全に自然でっていう希望があればこのまま使わなくてもできます。もし抵抗がなく明日から使うとすれば、移植はその5日後という感じでスケジュールが確定できるしいいかなと思いまして。どうしますか?」

「その場合って排卵日はいつ確認するんですか?」

医師「薬でコントロールする場合は、明日黄体ホルモンをいれたら、明日が排卵日という感じになるんです」

私はなかなか理解が追い付かず、隣で説明を聞いている夫に「どうしよっか?」と聞いてみました。

「排卵のタイミングで移植がベストな時期からズレたりするのも心配だし…。いずれホルモン補充を~って先生がおっしゃるのなら、明日から薬を使うのはどうかね?」

「先生的には今からホルモン剤を使う方がおすすめなんですか?」

医師「うん。いずれどこかのタイミングで黄体ホルモンは補充したほうがいいと思うんですよね。だったら明日から使うのも手かと思います」

「でしたら、ホルモン剤を使う方向でお願いします」

このようなわけで、通常は胚移植後に使う黄体ホルモンを自然周期の途中で使うという、ちょっと特殊なスケジュールで移植へと進むことになりました。

黄体ホルモン製剤はどれを使う? 効果や使用感の違いは?

診察室で、T先生から「黄体ホルモンは膣剤なんですが、どれにしますか?」といって4種類の薬の表を見せてもらいました。

黄体ホルモン膣剤について

「何か違いはあるんですか?」

医師「飲み薬と膣剤とあって、今回処方しようと思っているのは膣剤なのですが、効果はどれも同じです。膣剤は天然型なのですが、飲み薬は合成型で、日本では今まで合成型しか認可されていなかったので、今でも合成型を積極的に処方している先生もいます。

表の膣剤のなかだとアプリケーターがついているほうが使いやすいという人もいますし、逆に怖いという人もいます。一番右のルテウムは冷所保存になるので、外出が多い人には持ち歩きしやすい常温保存をおすすめしています。真ん中左のワンクリノンは朝1回だけなので、夕方の入れ忘れ防止のためにも日頃忙しい人におすすめしています。

値段は400円と1000円がありますが、400円の薬は1個あたりの値段になります。1日に2~3回使うため、実質値段にそんなに大きな差はないですし、ライフスタイルにあわせて選んでいただいて大丈夫ですよ」

「なるほど…。アプリケーターじゃないほうがいいかな…」

初めての膣剤。私は普段タンポンなどをほとんど使用していないので、正直アプリケーターって少し難しいのかなと感じました。

「そしたら、このウトロゲスタンというのにする?」

医師「ウトロゲスタンはピーナッツアレルギーだと使えないのですが、クロサワさんは大丈夫ですね?」

「はい。大丈夫です」

医師「ではウトロゲスタンにしましょう」

ウトロゲスタンだと私の場合は1日3回。明日の朝からスタートになるという説明を受けました。8時間ごとに使用時間を決めたほうが良いと言われ…。

「忘れちゃいそうだな」

「ボクは忘れないから大丈夫。明日9時にスタートしたら、夕方は8時間後の17時、最後は夜寝る前の深夜1時に使うというイメージで間違いないですか?」

医師「はい、それで大丈夫です」

「よし、じゃあもうスケジュールにいれておくね。キミとボクのスマホ両方に通知が来るようにしておいたから」

医師「ご主人、テキパキしてますね」

「人生の一大イベントですから」

「本当にそうだね」

医師「それでは最後に移植する胚なんですけれど、どれにしましょうか?」

ん!? 移植する胚! それも自分たちで選ぶことになるのです。私たちは、一度の採卵で9個の受精卵を得ることができ、その後すべて培養して、7個の胚盤胞を凍結していました。

どの胚を移植するか、医師と夫と話し合ったお話は次回。

これまでの記事▶︎不妊治療体験レポ

TOP画像/(c)Shutterstock.com

※この記事は2020年の内容です。最新情報は厚生労働省HPをご確認ください。

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クロサワキコ

34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。


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