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「手のひらで転がす」とは?
皆さんは、恋愛をしているときも自分ことや気持ちを優先して行動することができていますか? 好きになった相手にいいように翻弄されてしまった…。という苦い経験をしたことがある人もいるかもしれませんね。
反対に、愛されるのが上手な人は、相手を「手のひらで転がす」ことがうまいといえます。今回は、そんなときに使われることが多い、「手のひらで転がす」という言葉の意味や、恋愛テク、手のひらで転がされていると感じたときの対処法などを詳しく見ていきましょう!
「手のひらで転がす」の意味
「手のひらで転がす」とは、「言葉巧みに相手の気持ちを思うようにコントロールすること」を指します。恋愛関係だけでなく、ビジネスシーンや友人間でも使われることがありますね。
例えば、自分の手のひらにビー玉を置いて動かすと、ころころとある程度ビー玉の動きをコントロールすることができますが、手のひらで転がされる側は、そのビー玉をイメージすると理解しやすいのではないでしょうか。
「手のひらで転がす」の類語表現はある?
「手のひらで転がす」の他にも、「相手の気持ちや行動をコントロールする」というニュアンスを含んでいる言葉があります。使う機会は多くないかもしれませんが、いざという時にさらっと使えたら恰好良いですよね。
この機会に、ぜひマスターしましょう!
1:翻弄する
「翻弄」は「ほんろう」と読みます。意味は、「相手を軽んじて、思うままにあやつること」。「翻弄」は、それぞれ「翻す(ひるがえす)」、「弄ぶ(もてあそぶ)」という動詞として使われることもありますが、どちらも相手の気持ちを裏切ったり、軽んじるようなニュアンスが含まれているのです。
・子どものころ、公園にいた蝶をなかなか捕まえられず、蝶に翻弄されていると感じたものだ。
・すっかり彼に翻弄されて、身も心もボロボロになってしまった。
2:手玉にとる
「手のひらで転がす」ととても似ている表現が、「手玉にとる」です。「手のひらで転がす」では、ビー玉を手のひらで揺れ動かすことを例に挙げました。「手玉にとる」は、それのお手玉バージョンと考えると良いでしょう。お手玉を投げて遊ぶ様子が転じて、「思いどおりにあやつること」という意味になったといわれています。
・彼女は、言われて嬉しいことをよく理解しているため、これまで数々の男性を手玉にとってきたという伝説を持っている。
・競合するA社のBさんは営業のプロで、今までに培ってきた話術を活かして多くの顧客を手玉にとってきたのだ。
「手のひらで転がす」のがうまい人がやっている恋愛テクを解説!
「手のひらで転がす」や類語表現の意味、使い方をマスターしたところで、続いては、「手のひらで転がす」の具体的な中身について迫ってみましょう。
1:よく褒める
「手のひらで転がす」ことが上手い人は、相手のことをよく褒めます。褒められるとやはり嬉しいものですよね。加えて、褒められると相手は「自分を悪く思っていないんだな」と認識します。
そのため、好意的な気持ちを持つようになるのです。
2:駆け引きがうまい
ぐいぐいアタックするだけでなく、急にそっけなくなったり、連絡の頻度を落としたりするなどの駆け引きが上手な人も、「手のひらで転がす」ことが上手い人といえるでしょう。駆け引きが上手いと、「この間まで積極的だったのに、好きじゃなくなったのかな」と相手の不安を煽るため、自分のペースに持ってくることができるのです。
3:ギャップがある
人は、イメージの落差に魅力を感じることがあります。「手のひらで転がす」ことが上手い人は、この辺のバランス感覚が優れている人が多いです。例えば、しっかり目のメイクや服装で気が強そうなのに、いざ話してみるとどこか抜けている… などのギャップは、意外性があって魅力的にうつります。
もちろん、無意識にしている人もいますが、相手を手のひらで転がしたいと意識している策士家さんは、セルフプロデュースしている場合もあるようです。
手のひらで転がされているなと感じたらどうしたらいい?
「手のひらで転がす」方法をいくつか紹介しましたが、反対に手のひらで転がされて苦しい思いをしている人も多いのではないでしょうか。自分の気持ちをかき乱されるのはつらいもの。そこで最後に、手のひらで転がされていると感じたときの対処法を紹介しましょう。
1:自分に自信をつける
手のひらで転がされやすい人の特徴として、自己肯定感や自信がないということが挙げられます。自分の価値を相手に見出しているため、相手の言うことを聞いて嫌われないようにしようという心理が働くのです。
そこで、まずは自分に自信をつけましょう。簡単なことではありませんが、小さな目標を立ててそれを達成させる、その積み重ねが自信に繋がるはずです。
2:趣味を見つける
恋愛中心の考え方になると、相手のことをずっと考え続けて依存してしまいがちに。依存すると、相手の都合の良いように手のひらで転がされてしまいます。相手のことを考えないで没頭できる趣味をつくることで、恋愛が無くても充実した日々を送ることができるようになるはずです。
3:話し合いをする
相手に手のひらで転がされているように感じたら、思い切って相手と話し合ってみるのも一つの手です。自分の気持ちを伝えることで、関係性や相手の気持ちに変化が生まれるかもしれません。相手も、「手のひらで転がす」つもりはなかったということも。気がつかないうちに、関係性が拗れてしまっている可能性があるため、一度しっかりと話し合うことが大切です。
最後に
「手のひらで転がす」とは、「言葉巧みに相手の気持ちを思うようにコントロールすること」。束縛したり、強制したりするのは良くありませんが、相手が自然と「何かしてあげたい」と愛おしく思うように、良い意味で「手のひらで転がす」ことが愛され上手になるための秘訣です。
相手と対等で幸せな関係を築いていきたいものですね。
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