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2022.09.09

失礼しますの意味や使い方は? シーンごとの例文や使うときの注意点を解説

失礼しますは、相手に対し事前に断りを入れるときに使う表現です。お詫びのニュアンスや、入退室の際に行う挨拶としても使います。本記事では失礼しますの意味や場面ごとの例文、失礼いたしますとの違い、使うときの注意点をご紹介します。

失礼しますの意味

ドアをノックする女性
(c)Shutterstock.com

失礼しますは、部屋の入退室など相手に断りを入れるときや話しかける際などに使う表現です。相手への敬意を表すもので、対面のほか電話やメールなど幅広い場面で使います。

特にビジネスシーンでよく使われる言葉で、より丁寧にしたい場合は「失礼いたします」を使うことが多いでしょう。

ここでは、失礼しますの意味について解説します。

相手に断りを入れるときの表現

失礼しますは、部屋に入るときや出るとき、話しかけるなど相手に断りを入れる際に使う表現です。部屋の入退室では「お邪魔します・お邪魔しました」という意味合いで、話しかけるときは「すみません」と言い換えることもできます。失礼しますを使うことで相手への敬意が現れ、丁寧な印象を与えるでしょう。

失礼しますは対面のほかに電話やメールでも使える便利な言葉で、一言添えるだけで印象も変わります。

失礼しますの使い方と例文

お辞儀をする女性
(c)Shutterstock.com

失礼しますには、礼儀・作法にはずれた振る舞いをお詫びするという意味があります。忙しい相手に電話をする、本来であれば直接会うべきところをメールするなど、相手に迷惑になることをお詫びするという意味合いです。

また、訪問や立ち去る際の挨拶として、習慣的に使われるフレーズでもあります。

失礼しますの2つの使い方について、例文を交えながらみていきましょう。

作法にはずれた振る舞いを詫びるときに使う

失礼しますは、礼儀や作法にはずれる振る舞いを詫びる意味で使います。急な訪問や突然話しかけるなど、相手に迷惑をかける行為に対して断りを入れるためのフレーズです。

(例文)

・突然のご連絡、失礼します

・お忙しいところ失礼します。お時間いただいてもよろしいでしょうか

・直接ご挨拶にお伺いすべきところ、メールにて失礼します

訪問や立ち去る際の挨拶として使う

失礼しますは、部屋の出入りや訪問の際、立ち去るときの挨拶などでも使います。面接の際や客のいる部屋に入るときなど、ノックをしてから使うことが多いでしょう。会社で退勤する際の定番のフレーズでもあります。

(例文)

・失礼します。資料をお持ちしました

・このあと予定があるため、そろそろ失礼します

・お先に失礼します

失礼いたしますとの違い

受付をする女性
(c)Shutterstock.com

失礼しますをより丁寧にする場合は、「失礼いたします」を使いましょう。どちらも敬語表現ですが、失礼しますはややフランクな表現です。「失礼いたします」の「いたす」は「する」の謙譲語であり、へりくだった表現であるため、目上の人に使う場合にはより適しています。

失礼しますと失礼いたしますの違いをみていきましょう。

目上の人には「失礼いたします」を使う

失礼しますと失礼いたしますはどちらも敬語表現ですが、相手に与える印象が異なります。謙譲語である失礼いたしますはより丁寧な印象になり、相手に対する敬意も感じられます。

取引先や上司など目上の人、初対面の相手に使う場合には、失礼いたしますを使いましょう。

失礼いたしますに限らず、「お願いいたします」など「いたします」を使うことで、礼儀作法が備わっている人という印象を与えます。

失礼しますを使うときの注意点

電話をかける人
(c)Shutterstock.com

失礼しますは電話やメールでも使う表現ですが、使う意味合いは異なります。特にビジネスシーンでは使い方に注意が必要です。

また、「失礼しました」を使う場面もあり、失礼しますとの使い分けを覚えておくとよいでしょう。失礼しますには言い換え表現もあり、合わせて覚えておくと便利です。

ここでは、失礼しますを使うときの注意点についてご紹介します。

電話やメールで使う場合

電話やメールで失礼しますを使うときは、意味合いに注意しましょう。電話では、かけたときや切るときの挨拶として使います。特に電話は相手の用事を中断させるため、お詫びの意味を込めて使われるフレーズです。早朝や夜遅くなどにかけたときも失礼しますの一言が必要になるでしょう。

メールでは、挨拶代わりとして失礼しますが使われます。「メールにて失礼いたします」など、本来は直接会って話すべきところをメールで簡単に済ませることに対し詫びるニュアンスもあります。

「失礼しました」とはどう使い分ける?

失礼しますではなく、「失礼しました」を使う場面もあります。失礼しましたは「相手に対しての礼儀からはずれた行為」に対して許しを得るという意味合いです。

誰かとぶつかってしまったとき、大きな音を立てたときなど、ちょっとした礼儀・作法をはずれた振る舞いに対して使います。何かミスをして謝罪する場面では使わないため注意しましょう。

しっかり謝罪をしなければならない場面では、「申し訳ありません」「お詫び申し上げます」などを使います。

失礼しますの言い換え表現は?

失礼しますにはさまざまな言い換え表現があるため、場面に応じて使い分けるとよいでしょう。

主な言い換えには、以下のような表現があります。

・お邪魔します

・お疲れ様です

・お手数をおかけします

「お邪魔します」は、部屋の入退室の際に失礼しますと同じように使えます。ただし、お邪魔しますは「お入りください」など相手の許可を得てから入るときに使うため注意してください。

「お疲れ様です」は、オフィスを出る際の「お先に失礼します」の言い換えになる表現です。退勤時に限らず挨拶として日常的に使われており、相手をねぎらうときにも使います。

「お手数をおかけします」は、相手に何かをしてもらったときにお詫びや感謝の気持ちを表す言葉です。失礼しますは自分の行為に対し申し訳ないという意味合いがありますが、お手数おかけしますは相手に手間をとらせることへのお詫びと感謝が含まれています。

失礼しますの正しい使い方を把握しよう

仕事をする女性
(c)Shutterstock.com

失礼しますは相手に断りを入れるときや話しかける際に使われ、電話やメールでも使う機会が多い言葉です。目上の人に使う場合は、「失礼いたします」にすればより丁寧な印象になります。

お詫びの意味や入退室の際など使うシーンは幅広く、言い換え表現も豊富です。失礼しますの意味や使い方を正しく把握し、上手に使用しましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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