仕事に“学習”は必要? キャリアアップするために何をすればよい? | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. キャリアアップ
  4. 仕事に“学習”は必要? キャリアアップするために何をすればよい?

WORK

2022.07.20

仕事に“学習”は必要? キャリアアップするために何をすればよい?

30代になると仕事の手ごたえも感じ、プライベートも充実していているからこそ、さまざまな悩みが生まれてきますね。ここでは、そんな皆さんの「仕事」や「キャリア」の悩みに、リクルートマネジメントソリューションズの人事メンバーがアドバイスします。今回は学習について。

リクルートマネジメントソリューションズ 山口 東人

学習はなんであっても、あなたに「拡がり」が生まれる

お悩み:「社会人になってからも「学習」が必要と言われる。分かっているけど時間は限られているし、何を学べばいいのかも分からないです」

今まで目の前の仕事を頑張ってきて、一人前に業務は回せるようになってきました。仕事で困ることは少なくなってきましたが、先のことを考えると漠然とした不安感はあります。最近は「リカレント教育」や「生涯学習」、「学びなおし」などの言葉を目にする機会も増え、同僚や友達でもスクールに通い始めた人もいます。私も何か学び始めた方がよいのでしょうか。

アドバイス:まず、今の仕事を自律的に遂行出来ているようで素晴らしいですね。今までしっかりと仕事されてきた成果だと思います。おっしゃる通り、ここ数年でメディアでも大人の学び直しについて、よく目にするようになりました。実際には、どのぐらいの方が学習されているのでしょうか。文部科学省の世論調査によると、直近1年間でおよそ6割の方が、様々な方法で何らかの学習をされているようです。

※出典:生涯学習に関する世論調査 平成30年8月文部科学省生涯学習政策局

実際に身近の人で「学習」をされている方を見聞きすると、自分も何かしなきゃいけないかな? と焦りますよね。とはいえ、仕事もプライベートもとっても忙しい毎日。なかなか学習に必要な時間を割くのも難しい…。ここでは、学習の種類や探し方などをあらためて見ていきます。

どのような「学習」であっても、あなたに様々な「拡がり」が生まれ、人生が豊かになることにつながっていくと思います。

学習って、どんなもの? なぜしたほうがいいの?

学習の目的は、「資格取得のために」「今の仕事に必要なスキルを高めるために」「新たな趣味を見つけるため」… 人によって、いろいろありますよね。

こちらも文部科学省からの出典になりますが、これから学習したい分野について、“趣味的なもの”、“職業上必要なもの”、“社会問題に関するもの”などとても多岐に渡っています。

※出典:生涯学習に関する世論調査 平成30年8月文部科学省生涯学習政策局

こうしてみると「学習」の範囲は、とても広いことがわかりますね。この中で、心が動くものやちょっと興味あるかも、と思ったものはありましたか? もしあれば、その学習テーマについて、ぜひご自身で調べてみてください。

より詳細な情報に触れていくことで、学習へのエネルギーも高まっていくことと思います。一方で、正直いまいちピンとこない。でも、学習は始めたいな、という方には、次におススメや探し方についてご案内させて頂きます。

おススメの学習、いろいろある支援策

おススメは、今の仕事と関係のある知識や資格取得に向けた学習です。理由は2つあります。

1つ目は、学習への敷居が低いこと。すでに仕事上での実務経験があるので、まったく新しい分野を学習するよりも、学習内容が理解しやすいと思います。学んでいくうちに「あ、ここは、仕事のあの部分のことだな」といったこともあるはずです。

2つ目は、仕事へのリターンが望めること。仕事と関連のある学習を行うことで、自分が行っている業務の深い理解につながったり、新たな知識や視点から自分の仕事を捉えなおすことで仕事の改善につながったりするかもしれません。

また、すでにある程度の知識がある領域の学習は、継続もしやすいようです。一般に自律的な学習を促すと考えられる方法のうち、目標や見通しをもつ(プランニング)、行動や認知を自己管理する(コントロール)、振り返りと調整を行う(モニタリング)、仲間や指導者との関係性を構築する(リレーションシップ)について、どのくらい行っていたかを尋ねた結果が下記の図表になります。継続したときと継続しなかったときで、差が大きかった項目の1つに「すでにある程度の興味や知識がある領域である」が挙げられています。

出典:リクルートマネジメントソリューションズ 会社員の自律的な学びに関する実態調査(2021)

勤務先の会社によっては、仕事に関わりのある学習について、手上げ制で学習機会を得られるものや受講料などの金銭面を支援する仕組みや制度等もあるかもしれません。ぜひ、お勤め先の人材開発支援制度を1度確認してみてください。活用できそうなものがあれば、どんどん使ってみましょう。

社内にそのような制度がない場合は、国の支援策も見てみましょう。「学び直し」は、国をあげてのテーマになっています。様々な情報や支援策を発信していますので、こちらもぜひご覧になってみてください。

文部科学省:学び直しについて

学習から生まれる拡がり

趣味に関するものであっても、仕事に関係するものであっても、学習からは様々な拡がりを得られることでしょう。知識はもちろんのこと、物事の考え方や異なるコミュニティの人々とのつながりなど。それは、あなたの新しい可能性や機会の発見になるかもしれませんし、今以上に豊かな人生につながっていくかもしれません。まずは1つ、学び始めてみませんか。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

リクルートマネジメントソリューションズ 山口 東人

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 経営企画部人事グループ。リクルートグループに新卒入社後、営業・人事・内部監査・内部統制・広報などを経て、2021年に同社へ。現在は中途採用や人材開発に従事している。今年よりキャリアコンサルタントの学習中

この記事を読んだ人はこちらの記事を読んでいます

Today’s Access Ranking

ランキング

2024.11.22

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。