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2024.01.16

「抑揚」の意味とは? 使い方やイントネーションなどの類語、英語表現を解説

「抑揚(よくよう)」とは、「話すときの声や文章などを、調子を上げたり下げたりすること」。話や音楽の演奏などに強弱をつける時に使用します。そこで今回は「抑揚」の意味や使い方、イントネーションなどの類語、英語表現などを解説していきます。

「抑揚」の意味とは?

(c)Shutterstock.com

日常生活で度々耳にする「抑揚」という言葉。スピーチをする時や歌を歌う時に「抑揚をつける」などといいますが、具体的にどのような意味があるのでしょうか? そこで今回は「抑揚」の意味や使い方、類語、英語表現などを解説します。

意味

「抑揚(よくよう)」とは、「話すときの声や文章などを、調子を上げたり下げたりすること」です。例えば、相手にわかりやすく伝えるために強弱をつけることを「抑揚をつけて話す」と言ったりしますね。

そもそも「抑揚」の「抑」は「抑える(おさえる)」ことで、上から押さえつけて止めるといった意味合いがあります。また「揚」は「高く上げる」ことを指すため、「抑揚」とは正反対の意味を持つ漢字を組み合わせてできた熟語といえるでしょう。

四字熟語「抑揚頓挫」

「抑揚」を使った四字熟語に「抑揚頓挫(よくようとんざ)」があります。意味は「言葉や文章の調子を上げたり下げたり、また、急に勢いを変えること」。ほぼ「抑揚」と同じ意味として使われます。「頓挫」は「計画がいきなり頓挫した」と使われるように、いきなり勢いが弱まること、止まってしまうことです。

このことから、文章や話の調子が変わることを意味するようになったとされています。

使い方を例文でチェック!

(c)Shutterstock.com

「抑揚」は、「抑揚がある」「抑揚をつける」などと使われることが一般的です。どのような場面で使われるのか、一緒に見ていきましょう。

「先輩の話し方は抑揚があって聞きやすい」

「抑揚」は、「抑揚がある」「抑揚がない」と使われることが一般的です。同じ話を聞いていても、単調なトーンで話されるより場面によって強弱があったほうが聞き取りやすく、面白いと感じませんか? 強調したいことには調子を上げ、そうでない部分は調子を下げることによって、聞き手の興味関心を引きつける効果があるのです。

「彼は抑揚をつけて話すことが苦手だ」

中には「抑揚」をつけて話すことが苦手だと感じている人もいるかもしれません。「抑揚」のない話し方には、どこか無感情で元気のない印象を持たれてしまうこともあります。ビジネスでの会議や発表会などでは、より人の気を惹きつける話し方を工夫してみるといいでしょう。

「彼女のピアノの音色には抑揚があり聞いていて心地良い」

「抑揚」は、音楽を演奏する際にもよく用いられます。歌を歌ったり楽器を演奏する時に「抑揚」を意識することで、より奥行きのある表現をすることが可能です。

また音楽の楽譜には、クレッシェンドやデクレッシェンドなどの「抑揚」に関わる記号が多用されていることも。音楽の音色には「抑揚」が欠かせない要素の一つであることがわかります。

類語や言い換え表現は?

(c)Shutterstock.com

音楽の音色や話し方など、音の強弱にまつわる言葉には「イントネーション」や「アクセント」「語調」などがあります。それぞれの意味や違いを理解して、適切に使い分けられるようになりましょう。

イントネーション

「イントネーション」は、英語の「intonation」が由来の言葉。「話すときの上がり下がりの調子」を表すため、日本語では「抑揚」ともいわれます。話しの内容や話し手の心情によって、言葉に変化をつけることはよくありますよね。

例えば、日常会話で「〜しない?」「〜しましょうか?」などの疑問文で、文末を上げる調子がそれにあたります。

アクセント

「抑揚」や「イントネーション」と間違いやすいのが「アクセント」。「アクセント」とは「ある特定の音節が、他に比べて強く発音されること」です。

日本語では「箸」と「橋」など、同じ読み方で異なる意味を持つ言葉に対して、別の「アクセント」をつけて区別する時に用いられます。関西と関東など、方言によって「アクセント」が異なる場合も多く見られますね。

「アクセント」と「イントネーション」は意味を混同しやすいですが、厳密には単語単位で高低をつけるのが「アクセント」。文単位で高低をつけるのが「イントネーション」なので覚えておきましょう。

語調

「語調(ごちょう)」とは「話すときの言葉の調子」のこと。例えば、怒っている様子で誰かに詰め寄るときの口調のことを「語調を強める」と言ったり、反対に丁寧に説明するときには「語調を和らげる」と表現したりします。

話の内容や気持ちの変化によって言葉つきが強くなったり弱くなったりすることから「イントネーション」や「アクセント」と同じ意味として用いられることもあるでしょう。

語気

「語気(ごき)」とは「話すときの言葉の調子や勢い」のこと。「語気を強める」「語気を和らげる」どちらの意味でも使うことができますが、どちらかというと荒々しい物言いやキツく詰め寄る時など「語気を強める」場合に使うことが多いでしょう。

英語表現とは?

英語で「抑揚をつけて話す」「彼の話には抑揚がない」などと表現したい場合、どのような単語を使えばいいのでしょうか。日本語では「抑揚」は「イントネーション」に置き換えられることから、英語の「intonation」を使うことができます。

「intonation」は名詞なので、会話の中で使う場合には、動詞形の「intonate」や「intone」を応用してみましょう。どちらも他動詞なので、必ず後ろに目的語(my Englishなど)が必要です。

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・Her way of speaking has no intonation.(彼女の話し方は抑揚がない)
・He speaks with a strange intonation.(彼のイントネーションはおかしい)
・You should intonate your English when you speak.(英語を話す時には抑揚をつけて話す方がいい)
・I’m not good at intoning my English.(私は英語に抑揚をつけて話すことが苦手です)

最後に

「抑揚」とは「話すときの声や文章などを、調子を上げたり下げたりすること」。話す内容やそのときの心情によって、声のトーンを変えたり、間を作ったりすることを意識してみましょう。そうすることで聞き手が聞きやすかったり、聞き手の興味を引いたりすることがができます。ビジネスでのプレゼンや会議などでは、「抑揚」をうまく活用して話してみてはいかがでしょうか。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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