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2022.05.24

「石の上にも三年」の本当の意味とは? 使い方や類語、英語表現を解説

「石の上にも三年」とは、「辛くても我慢強く耐えていれば、いつかは必ず成功すること」。職場や学校で励ましの言葉として使われることも多いことわざです。今回は、「石の上にも三年」の意味や使い方、類語、英語表現などを解説します。

「石の上にも三年」の意味や由来とは?

「石の上にも三年」は、誰しも一度は耳にしたことがあるでしょう。仕事や学校などで使われる機会も多いですが、実は間違った捉え方をしている可能性も? そこで今回は、「石の上にも三年」の正しい意味や由来、使い方、類語、英語表現などを解説します。

(c)Shutterstock.com

意味

「石の上にも三年」とは、「辛くても我慢強く耐えていれば、いつかは必ず成功すること」です。冷たい石の上でも、長い間座り続けていれば温まってくることから、最初はつらくても辛抱すれば報われることのたとえとして用いられます。

「石の上にも三年」というと、「どんなにつらくても、3年は耐えて続けるべき」というように思っている方も多いのではないでしょうか。ですが、「石の上にも三年」の「三年」は、具体的な年数ではなく、「長い期間」を指しています。本来の意味は、「辛くてもすぐにやめてはいけない」というような根性論ではないので注意しましょう。

由来

「石の上にも三年」の由来は諸説ありますが、「インドの逸話」と「中国の逸話」が有力な説と言われています。まずは、インドの逸話から紹介しましょう。

古代インドにはバリシバ尊者という老人がいました。彼は80歳で出家し、3年間石の上で座禅をし続け、その間一度も休むことがなかったとか。そうした厳しい修行の末、見事悟りを開くことができたのです。かなりの高齢にも関わらず、出家し修行を行ったバリシバ尊者はかなりの忍耐力の持ち主といえますね。

次に紹介するのは、中国禅宗の開祖である達磨大師の説。達磨大師も悟りを開くために厳しい修行を積んだと言われています。なんと9年間も壁を向いたまま誰と話すこともなく座禅をし続けたそう。その結果、見事悟りを開くことができたのですが、長年座禅を組んでいたせいで、足が腐ってしまったというエピソードが残されています。

この2つの逸話が元となり、我慢強く続けていれば成功できるという「石の上にも三年」ということわざが生まれたようです。

使い方を例文でチェック!

本来の意味を覚えたところで、正しい使い方もチェックしておきましょう。日常生活でよくある例を3つ紹介します。

(c)Shutterstock.com

1:石の上にも三年だと思って続けていれば、やがて成果が出るよ。

「石の上にも三年」は、もう無理だとくじけている相手を励ますときに使われます。職場に入りたての頃は特に慣れない作業に追われて、仕事をやめたくなってしまう時もあるでしょう。そんなときに「もう少し続けてみたら?」という意味を込めて相手を励ますことができますよ。

ただし、近年では、「石の上にも三年」を、古い価値観として捉える人も増えています。特に若い世代は、「同じ職場で耐え続けているより、転職した方が良い」と考える人も少なくありません。自分とは違う価値観を持った相手を励ますときには、言葉遣いを慎重に選んだ方が良いでしょう。

2:石の上にも三年というように、毎日コツコツ練習を続けていたら、レギュラーメンバーに選ばれた。

「石の上にも三年」は、学校の勉強や部活動でも使われることが多いです。若いときには特に、地道に努力を続けるのが辛いと思うことも多いもの。そんなときに、石の上にも三年という言葉を胸に頑張ることで、一歩成長できそうですね。

3:プロの道に進むためには、石の上にも三年と思って取り組むべきだ。

「石の上にも三年」は、自分自身を叱咤激励する場合にも使います。夢や目標を叶えるために、どんな努力も惜しまないという強い覚悟が感じられますね。何かを身に付けるためには、それなりの時間が必要なのかもしれません。

類語や言い換え表現とは?

「石の上にも三年」の類語には、「継続は力なり」「雨垂れ石を穿つ」「塵も積もれば山となる」などが挙げられます。目標に向かって努力している人は、座右の銘にしてみましょう。

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1:継続は力なり

「継続は力なり」は、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか? 「継続は力なり」とは、小さなことでも継続すれば、やがて自分の力になるという意味。たとえ苦手なことでも続けていれば、成功できるというポジティブな意味を持つ言葉です。

・最初はなかなかギターが弾けなかったが、今ではずいぶん上達できた。継続は力なり、だ。

2:雨垂れ石を穿つ

「雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)」とは、「小さな努力でも根気よく続ければやがて成功する」という意味です。「雨垂れ」とは、「滴り落ちる雨」のことで、「穿つ」とは、「穴を開ける」こと。ほんのわずかなひと滴であっても、長い間同じ場所に落ちていれば穴を開けることから転じてつけられました。

・雨垂れ石を穿つという言葉の通り、小さなことでも根気よく続けてれば必ず報われる。

3:塵も積もれば山となる

「塵も積もれば山となる」とは、文字通り「どんなにわずかな塵でもたくさん積もれば山になる」ことから、些細なことでもコツコツ続ければやがて大きな力になることを表します。「石の上にも三年」とよく似た表現といえるでしょう。

・小さなことでも無碍にしてはいけないよ。塵も積もれば山となるというじゃないか。

英語表現とは?

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「石の上にも三年」の英語表現とはどのようなものでしょうか? 「石の上にも三年」は日本語特有のことわざなので、「three years on a stone」と直訳しても、ネイティブにはほぼ伝わりません。そのため、忍耐を示す「perseverance」や、勝利を表す「prevail」を使って説明してみましょう。

・Perseverance will win in the end.(辛抱強さは最後に勝利する)
・Perseverance prevails.(辛抱は勝つ)
・Perseverance pays dividends.(辛抱強さはいつか良い結果をもたらす)

最後に

我慢強く耐えていれば、必ず成功するという意味の「石の上にも三年」という言葉。「どんなに辛くても3年間は続けるべき」だと思っていた人も多かったのではないでしょうか? 世代によって価値観が異なるため、使う時は注意が必要なこともありますが、基本的には前向きな意味を持つ言葉です。壁にぶち当たった時ほど、このことわざを思い出して果敢に挑戦してみましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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