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2022.05.15

「老婆心」とはどんな意味? 使い方や注意点、上手な返し方を解説

「老婆心(ろうばしん)」とは、年配の人が必要以上に親切にしたり、世話を焼いたりすることです。会話の中ではへりくだって「老婆心ですが…」と使います。今回は、「老婆心」の意味や使い方、上手な返し方、注意点や類語などを解説しましょう。

「老婆心」とはどんな意味?

「老婆心」という言葉、知っていますか? 耳にしたことはあるけれど、使ったことはない、詳しい意味はわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「老婆心」の意味や使い方、類語、英語表現などを解説します。

(c)Shutterstock.com

意味

「老婆心(ろうばしん)」とは、「必要以上にあれこれと世話を焼いたり、気を遣うこと」。主に、高齢女性が過剰に親切にして、アドバイスや忠告をすることを表します。いきなり口を出すのは角が立つため、会話の中では「老婆心ながら…」と前置きしてから、自分の考えを話すことが多いですね。

由来

「老婆心」の由来は、仏教用語の「老婆心切」とされています。高齢の女性が子や孫を慈しむように、師が弟子を教え導くことという意味です。母親や先生は子供や生徒を心配して、世話を焼いたり、説教したりしますが、ときには度を越してしまうこともあるでしょう。このように愛情や心配のあまり、必要以上に口を出してしまう姿から「老婆心」と呼ぶようになったのです。

使い方を例文でチェック!

「老婆心」は聞き覚えがあっても、具体的にどのようなシーンで使うのかわからないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、「老婆心」の代表的な使い方を3つ紹介します。

(c)Shutterstock.com

1:老婆心ながら、最近風邪が流行っているみたいだから、今日は早めに帰宅したほうがいいよ。

「老婆心」は、相手の体調や健康面を心配する時にも使われます。特に若い人は体力があるため何かと無理をしがちです。そんな姿を見て、親切心からアドバイスをしてくる年配者も多いでしょう。

2:老婆心ながら言わせてもらうと、そのような経営方針でうまくいった例は見たことがないよ。

ビジネスの場面では、上司や取引先から手厳しい意見をもらうこともあるでしょう。「老婆心ながら言わせてもらうと」は、余計な忠告をするようだけどというような意味合いとして捉えることができます。時にはカチンとくることもあるかもしれませんが、年配者の意見には耳を傾けることが大切です。

3:老婆心かもしれないけれど、結婚を長続きさせるには我慢が必要よ。

「老婆心」の文字通り、年配の女性が夫婦関係や結婚生活について口出しをするケースも。あまりプライベートなことに首を突っ込みすぎると、「余計なお世話」と迷惑がられることもあるかもしれません。

「老婆心」への返し方

もし、会社の上司や目上の人に「老婆心ながら…」とアドバイスをされた場合は、感謝の言葉で返しましょう。「感謝申し上げます」「ありがとうございます」などとお礼を伝えた後、「勉強になります」と一言添えると丁寧な印象を与えます。

相手は「老婆心ながら」とへりくだった表現を使い、親切心から助言をしているため、たとえ意に沿わずとも反論しないのがマナーです。

「老婆心」を使う時の注意点

(c)Shutterstock.com

「老婆心」は相手にへりくだった表現ですが、間違った使い方をすると失礼にあたることも。あらかじめ注意しておきたいポイントを紹介します。

1:目上の相手には使わない

基本的に「老婆心」は、年長者が目下の人に対して忠告する場合に使用します。そのため、「老婆心」を使うのは、部下や後輩など目下の人に限られます。たとえへりくだった表現でも、自分より立場が上の人に対して提言するのは失礼にあたるため注意しましょう。年上の人に意見を述べたい場合には、「僭越ながら」「差し出がましいようですが」「恐縮ですが」などに言い換えるといいですよ。

2:男性でも使える

「老婆心」という言葉には「老婆」が入っていることから、男性は使えないのではと考える方もいるかもしれません。しかし、「老婆心」は男性でも使うことができますよ。ちなみに、年配男性のことは「老爺(ろうや)」といいますが、「老爺心」という表現はありません。誤って「老爺心ながら…」と言い換えないよう気を付けましょう。

「老婆心」の類語や言い換え表現とは?

「老婆心」の類語には、「お節介」「余計なお世話」「差し出がましい」などが挙げられます。それぞれ微妙にニュアンスが異なるので、違いに着目してみていきましょう。

(c)Shutterstock.com

1:お節介

「お節介(おせっかい)」とは「いらぬことに口出ししたり、余計な世話を焼いたりすること」。他人のことに過剰に首を突っ込みすぎる人やその行動を指します。「必要以上の親切心」という点では「老婆心」と共通していますが、迷惑というニュアンスが強い表現です。

・近所の○○さんは親切だが、お節介だと感じる時がある。
・ついつい子どものことが気になってお節介を焼いてしまう。

2:余計なお世話

不必要なことにまで首を突っ込んでくることを「余計なお世話」「大きなお世話」といいます。全く頼んでもいないのに、色々と手伝ってきたり口を出してくる年配者も珍しくありません。大抵本人には悪気がなく、ありがた迷惑になっていることが多いでしょう。

・結婚する気がないのにやたらとお見合いを勧められる。全く余計なお世話だよ。
・余計なお世話かもしれませんが、何かお手伝いすることはありませんか?

3:差し出がましい

「差し出がましい」は、必要以上に他人のことに関与するときに使います。たとえば、会社で仕事の内容について上司に意見をしたい場合に「差し出がましいのですが…」と前置きしてから伝えることで、謙虚な姿勢を示すことができます。「老婆心ながら」が目上の人から目下の人に使う言葉であるのに対して、こちらは年下の人が使うことがポイントです。

・差し出がましいようですが、資料に漏れがあるようです。
・差し出がましいようですが、今週の予定を教えていただけますか?

最後に

「老婆心」とは、必要以上にあれこれと気を遣って世話をすること。基本的に年配者が目下の人に対して使う言葉です。誰でも経験や知識を蓄えると、相手に自分の姿を重ね合わせて世話を焼きたくなるものですが、あまりに度が過ぎるとかえって煙たがれる可能性も。親切な「老婆心」が、余計なお世話になってしまわないよう気を付けましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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