“by twos and threes”ってどんな意味?
直訳すると「2と3で」となってしまいそうですが、それでは意味がわかりませんよね。
次のように使います。
「People are departing by twos and threes.」
それでは“by twos and threes”の意味がわかりますか?
前回の記事はこちら>>money for jam←どんな意味? ジャムのお金ではなく…
正解は……
“by twos and threes”で「ちらほら」つまり「三々五々」という意味。
三々五々とは、以前ここOggi.jpでもご紹介したとおり、三人、五人というような少人数のまとまりになって、それぞれ行動するさまをいいます。(詳細はこちら)
他にも日本語では、「百聞は一見にしかず」や「一を聞いて十を知る」のように、数字にまつわることわざがたくさんありますよね。
そこで今回は、このような数字を使ったことわざを英訳するとしたらどう表現すれば良いのか(英語のどの表現に近いのか)についてご紹介したいと思います。
◆三人寄れば文殊の知恵
→ Two heads are better than one.
※直訳すると「二人の頭脳は一人の頭脳に勝る」なので、日本語の「三人寄れば文殊の知恵」に対応するといえるでしょう!
◆二度あることは三度ある
→ It never rains but it pours.
※「土砂降りにならないで雨が降ることはない」という二重否定になっていて「降れば土砂降り」つまり「二度あることは三度ある」に近いです。
◆人の噂も七十五日
→ A wonder lasts but nine days.
※butは副詞として「ほんの」という意味で使用。「驚くべきことは9日しか続かない」という意味なので、日本語でいえば「人の噂も七十五日」ということ。
◆十人十色
→ Every man has his humor.
※「どの人生にもその人のユーモアがある」という意味で、十人十色ということわざを表しています。several men, several mindsともいいます。
◆仏の顔も三度まで
→ There are limits even to my patience.
※「私の我慢にも限界がある」ということなので、「仏の顔も三度まで」にあたるといえます。
最後に、「人生は七転び八起き」に近い英語のフレーズを!
Life is full of ups and downs.
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。