ついに採卵結果を知ることに… 結果は!?【30代からの不妊治療】
妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。
前回は、採卵後の衝撃的な思い出の話をお届けしました。今回は、医師から採卵結果を聞いた話。
採卵を終え、病室を出るまでの時間
ついに迎えた体外受精の採卵当日。朝8時半に病院へきて、9時から全身麻酔で採卵、10時には麻酔から覚めるも痛みがひどく、点滴の痛み止めを追加してもらって、結局病室を出ることができたのは12時過ぎになってしまった私。
前日にほとんど眠れなかったことを心配していましたが、痛み止めの点滴の最中、グッズリ眠れたおかげで頭がだいぶスッキリしました。
採卵の結果説明のため、診察室へ…
診察室へ入ると、K先生はもう手術着ではなく、いつもの白衣姿でした。そして、いつも通りのやさしげなニッコリ笑顔。その傍らには、不妊カウンセリングからずっとお世話になっている看護師のKさん。
私は「採卵数が判明するココで、運命が決まる!」くらいの心境で、口から心臓が出そうなくらいドキドキしていました。
医師「お疲れさまでした。痛みはとれましたか?」
私「はい、ありがとうございました。あの点滴すごい効きますね。重たい痛みがスッととれました」
医師「うん、よかったです。それではこれが今日の結果です。ご主人の精子は自己ベストのいい数値でしたよ」
私も夫も緊張しながら渡された紙をのぞき込むと、それは精液検査の結果がプリントされているいつもの書式の紙。そして、一番下にボールペンで「9 eggs」と書き込まれていました。
私「これが…、採卵の数ですか?」
K先生は「はい」といってニッコリ。
9個のたまごたち…! この瞬間の感動を忘れもしません。
夫「おぉ~!やった~!」
私「9個も…」
本当によかった。肩の荷がストンとおりたような感覚でした。しかも精子の成績も過去最高のいい結果。がんばってよかった。
うれしくて、夫と2人でハイタッチ。精子は確かに量こそ少なかったものの運動率などの各項目は、今までのWHOの標準値レベルを超える好成績でした。
精索静脈瘤の手術を決断してから一年ちょっと。食事やサプリ、適度な運動やしめつけのない下着など、どれが功を奏したか、もうわからないほどアレコレ試しましたが、一番大事な日に成績のピークがきました。
卵がいくつ採れたかということや精子の成績そのものが直接妊娠に結びつくわけではないけれど、可能性がパッと広がった気がしてすごくうれしかったです。
そして医師は体外受精の方法についても説明してくれました。そのお話はまた次回。
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クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。