夫婦水入らずの冬休み【30代からの不妊治療】
妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。
前回は、妊娠と子育てのためのカラダ作りの話をお届けしました。今回は、体外受精前の冬を思いっきり楽しんだお話。
2020年の冬、今年こそは体外受精
タイミング法、夫の精索静脈瘤手術、人工授精とステップアップを重ね、なお妊娠できずに不妊治療をこじらせていた2020年の冬。今年こそは体外受精! と意気込んでいた私たちは、病院通いをいったんストップし、ウインタースポーツを思いっきり満喫することにしました。
私をスキーに連れてって♡
夫「子どもができたらさ、子育てで10年くらいは慌ただしくなっちゃうから、今のうちに2人でできることをやっておこうよ」
そんな提案とともにはじまった2020年。お正月といえば、いつもなら初詣へ行ったり、お節料理をつまんだり、実家や親せきへのご挨拶をするところですが、この年の私たち夫婦の過ごし方は違いました。
「妊娠・出産・子育てがはじまっても、そういうことはきっとできるだろうから、夫婦2人で過ごす最後の冬だと思って、今年は思いっきり遊ぼう」と夫に言われ、私たちは思い切って海外の雪山リゾートへ高飛び。スキーやスケートをしながらのんびりした冬を過ごしていました。
体外受精へのステップアップを決めたからと言って身構えることなく、お気楽にいつも以上に日常を楽しく過ごそうとしてくれる夫と一緒で、私は本当によかったです。
休日のおでかけや仕事終わりのディナーなど、普段の生活のなかで、何かを選択せねばならないようなシーンでは、“子どもがいない今だから”という目線でチョイスすることが増えました。
そして体外受精へと進めば、今まで貯金してきたお金がドカドカ出ていく覚悟も必要です。だからといって、無理な節約をするとさらにストレスを増幅させかねないので、可能な範囲でいつも通りの暮らしを送るようにしていました。
そして、いよいよ体外受精へ…。私たちは事前に医師から勧められた病院の不妊カウンセリングの予約をとったのでした。
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クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。