やっぱり総合病院は安心できる! 精子の質に良い栄養は?【30代からの不妊治療】
妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。
前回は、精索静脈瘤の手術に関するお話をお届けしました。今回は、転院先の総合病院での2回目の診察でのお話。
日帰り手術ができるクリニックもあるけど、総合病院で入院・手術することに
私たち夫婦が妊活を始めて1年たった頃の2018年秋、訪れたクリニックでステップアップを勧められましたが本当に必要なのか分からず、近所の総合病院にセカンドオピニオンを聞きに行くことに。
そこでの初診で、不妊治療をしているカップルの男性の4割がなっているという精索静脈瘤を夫が患っていたことがわかりました。男性不妊専門医から、精索静脈瘤と不妊の関係の話を聞いて、夫は手術を決意。
夫が精索静脈瘤の手術を受けるにあたり、近所のクリニックをいくつか調べたりしたのですが、少し値段が高くても全身麻酔ができる総合病院で受けることにしようという結論になりました。
翌週、二度目の精液検査のために通院したときに、手術を希望する旨を伝えると…。
精子の質UPのために男性用サプリメントの服用をすすめられる
医師「実は、今、民間の某企業と共同で、男性不妊の研究をしているんですが、これよかったら使ってみませんか? 精索静脈瘤の手術の前後でどのような効果があるか調べさせていただきたいのです」
夫「え? 薬ですか? 副作用とかないんですか?」
医師「ありません。これ、薬じゃなくてサプリメント。コエンザイムQ10で精子の運動率がよくなるという研究結果もあって、精索静脈瘤の手術をされるということですから、その前後での精液検査の結果にもどう影響するか確認させていただけるとありがたいのですが…」
夫「あぁ、なんか、精子にコエンザイムQ10がいいとかいうの、ネットでみました」
おすすめされたのは「SOサポート」というサプリで、還元型コエンザイムQ10が主成分でビタミンCやEなどが配合されており、男性不妊に対する効果が期待できると言われているそう。自分にできることは何でもやる! というスタンスの夫は、即答で承諾。
医師「別にこのSOサポートじゃなくても、コエンザイムQ10のサプリだったら何でもいいんだけれど、ビタミンとかがバランスよく配合されてて、一応これがおすすめ」
夫「やっぱり食べるものとかも大事なんですね」
医師「もちろん。トマトに入っているリコピンが男性不妊患者の精子運動率を上げるという研究結果もあるんです。だから、ご主人、トマトとかトマトジュースも積極的にとってね」
夫「ハイ!」
というわけで、わが家はこの日から食卓にトマト料理が並ぶ機会が増え、夫は朝晩2回、コエンザイムQ10のサプリを飲むようになりました。
次回は総合病院への転院を決断したポイントについてのお話。
これまでの記事▶︎不妊治療体験レポ
TOP画像/(c)Shutterstock.com
クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。