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2020.12.31

不妊カップル4割にある!? 精巣のこぶ… 精索静脈瘤の手術や保険のこと<30代の不妊治療vol.25>

妊活歴が3年目に突入した主婦ライター・34歳クロサワキコの不妊治療体験レポ Vol.25。夫の精索静脈瘤の手術や人工授精、体外受精とステップアップを重ねていくなかで感じてきたリアルな本音をお届け。今回は、精索静脈瘤の手術と保険に関するお話。

セカンドオピニオンを聞いてよかった… 精索静脈瘤の手術【30代からの不妊治療】

妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。

前回は、精索静脈瘤の原因と手術の必要性についてのお話をお届けしました。今回は、精索静脈瘤の手術に関するお話。

精索静脈瘤の手術って、日帰り? 入院? 麻酔はするの?

私たち夫婦が妊活を始めて1年たった頃の2018年秋、訪れたクリニックでステップアップを勧められましたが、本当に必要なのか分からず、近所の総合病院にセカンドオピニオンを聞きにきました。そこでの診察でわかったのは、夫が精索静脈瘤を患っていたこと。

精索静脈瘤に関するさまざまな疑問を聞いていくうちに、不妊カップルの男性の4割がこの精索静脈瘤であることを知りました。男性不妊専門医のI先生から、原因や不妊との関係のことなど、大まかな説明を受けた後、いきなり夫は手術することを決心しました…。

(c)Shutterstock.com

「まぁまぁ、今日、初診ですから。来週の精液検査の時にまたゆっくり相談で大丈夫ですから」と医師に言われながらも、私がもやもやしている間に、勝手に決意を固めてしまった夫はさらに踏み込んで質問を続けます。

「精索静脈瘤の手術って、僕の場合だと、どの辺を切るんですか?」

I先生太ももの、足の付け根の部分2、3cmくらいを切ります」

「あ、タマを切るわけじゃないんですね。焦りました…(笑)」

照れるように笑う夫に「ぐわーはっはー。そうだよね、心配になるよね」と豪快に笑う先生。私もここでちょっと緊張が解けました。

I先生「手術自体は、3、4時間。血管を一本一本切っていって、その両サイドを止めて血流の逆流をふさぐようなイメージ。だから、日帰りでやってるクリニックとかもあるんですよ。ただ、うちの病院は必ず入院していただくんです。1泊2日。全身麻酔でやるので、経過観察と感染症予防の経過をみさせてもらいたいから」

「手術する場合は、会社どのくらい休む感じですか? 有給とかうまく使おうと思うんですが…」

I先生「ご主人、お休みは土日ですか? そうしたら、土曜に入院して、日曜に退院していただくこともできて、その場合、月曜から普通に会社へ行ってもらって大丈夫。ただ必ずこの病院で即座に受けろというものでもないから、よくお調べになってくださって大丈夫」

いきなり話がぶっ飛びすぎて、私は頭が混乱気味でしたが、家に帰ってゆっくり考える余裕を医師のほうから提案してくれたので、すごく安心感がありました。でも夫は、すでに手術受ける気満々なのであります…! 鋼のメンタル…。

精索静脈瘤の手術は保険がきく!?

(c)Shutterstock.com

「ここで、もし手術受けたいといった場合、手術費用っていくらくらいしますか? あと予約ってすぐとれますか?」

I先生「手術費用自体はね、今保険がきくようになったんですよ」

なんと、精索静脈瘤の2018年4月から保険適用になっているのだそう。

I先生「昔はね、女性の不妊治療と同じで、自費だから高額だったんだけど。2018年の春から保険適用になったからラッキーでしたね」

「あ、保険が使える! それなら、妻のステップアップ前にやらない手はないですね!」

ただこの病院は、入院時に個室しかないので差額ベッド代が発生するのと、全身麻酔や食事代など、ほかの病院よりも少し高いという説明を受けました。でも手術するなら、こういう大きな病院のほうが安心だなぁなんて私が思っている横で「予約ってすぐとれます?」と、夫はここで手術する気満々の様子。

I先生「手術を土日って限定すると、1ヶ月くらいお待たせしちゃうけれど、私が責任もってやりますから。いつでも来てください」

医師の説明は最後までとても親切で、セカンドオピニオンの初診ではありましたが、とても納得感のいくものでした。こうしてそれぞれの患者に丁寧に説明されている分、待ち時間が長いのだとよくわかりました。混みあうのはネックですが、もうそこは割り切っていこうという気持ちも高まりました。

お会計も待ち時間が長い総合病院、丸1日がかりだったけど収穫は大きかった

(c)Shutterstock.com

夫の精液検査の予約をいれてもらって、セカンドオピニオンのためにやってきた総合病院での診察や検査がひと通り終わりました。すでに15時を回っていて、おながかペコペコ。ロビーでは、お会計でまた更に待つことに…。

正直、最後のほう私は頭が回っていなくって、へとへとでした。

しかし夫は「キミがステップアップする前に精索静脈瘤がわかってよかったよ。前のクリニックに誘導されるまま、キミが薬漬けになってから一生後悔していたよ!」と鼻息荒く語り出したり、「高校時代だよ…。もうあのころにはあった気がする…。部活するときのブリーフとチャリだよ…。あれが原因、あのころからだよ。僕の精索静脈瘤は…」と、弱々しい声で凹んでしまったり、数分ごとに激しくアップダウン。

1日でいろんなことが分かったので、心身ともにグッタリしましたが、ホッとした部分も大きかったです。

「疲れたね。もうお店のランチ終わっちゃってるから、今日はお肉買って、家で焼こうよ」

「よっしゃー!」

この日から夫のワガママが炸裂

(c)Shutterstock.com

帰り道、いつものスーパーに立ち寄ると、夫が「プロ野球チップス買って~」と目をキラキラさせながら少年のようにお菓子をねだってきました。ふたこと目には「手術するんだから、やさしくしてよ~」と、いたずらっぽい笑顔を向けてくる…!

普段はとても真面目・実直で、会社でも家でもあの張り詰めた空気感のなかでずっと生きていたら疲れちゃわないのかな? と、時々心配になることがありました。でも「手術するんだから~」という大義名分をゲットしたことで、頼りないタイプであろう妻の私に、思いっきりワガママを言えるようになったのなら大歓迎!

傍から見たら、「40手前のオジサンが、何バカ言ってんの?」と思われるような場面かもしれませんが(笑)

「いいよ、手術するんだもんね。ごはんも、アナタが好きなものなんでも作ってあげる」

「ホントに~!? じゃあ、明日のお弁当は親子丼にして~。明後日は~…」と、ニッコリ嬉しそう。

病院は疲れるけれど、帰り道に二人で笑いあえればすべてよし。

次回は、男性不妊患者の精子運動率をアップする、サプリや食べ物をお届けします。

これまでの記事▶︎不妊治療体験レポ

TOP画像/(c)Shutterstock.com

クロサワキコ

34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。


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