【目次】
・「生きがいがない」とはどういう状況?
・「生きがいがない」人の特徴とは?
・「生きがい」を見つけられない原因とは?
・「生きがいがない」ことを改善するにはどうしたら良い?「生きがい」の見つけ方を紹介
・最後に
「生きがいがない」とはどういう状況?
そもそも、「生きがい」とは、なんでしょうか? まずは、その意味から確認していきましょう。
「生きがい」とは、「自分が生きるに値すると思うもの」や、「生きていく上での張り合いや喜び」のことを指します。そして、「生きがい」というものは、人それぞれ違うところも面白いところです。
今回は、「生きがいがない」という人へ、「生きがいがない」人の特徴や、その改善方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
「生きがいがない」人の特徴とは?
「生きがいがない」という人でも、実際生きていくことはできます。しかし、折角の一度きりの人生です。それなら、できるだけ楽しみや喜びとともに生きていきたいものですよね。
では、「生きがいがない」人に共通する特徴には何があるでしょうか。
1:基本的にネガティブ思考
「生きがいがない」人は、自分の人生に満足していない方が多いです。加えて、その状況から脱しようという気持ちも無いため、常にネガティブ思考です。
「どうせ」や「でも」、「だって」など、逆説的な表現だったり、言い訳めいた言葉が口癖になったりする傾向にあります。
2:日々の生活が固定されており、張り合いが無い
「生きがいがない」人は、何か新しく行動するということが苦手です。したがって、毎日の生活が、ご飯を食べ、仕事をして、帰宅し、寝るというルーティンが出来上がってしまっています。
新しいことや、面白いことがあっても挑戦しようという気持ちになれないうえに、ここでも「どうせ」の思考が働き、始める前から諦めてしまう場合も多いです。ルーティン化した日々の中で、楽しみを見つけるのも難しいですよね。
3:交友関係が狭く、刺激が少ない
交友関係が少ないということも、「生きがいがない」人の特徴です。学生の頃は、学校やサークル活動、アルバイトなどでいろんな人と出会ったり、さまざまな経験をすることが多くあります。しかし、社会に出ると、時間も無くなり今までの交友関係が薄れてしまうのです。加えて、会社勤めだと新しい関係を構築するのって難しいですよね。
そうなると、日々の生活の中に刺激が減ってしまいます。
4:趣味と呼べるものがない
「生きがいがない」人は、総じて趣味と呼べるものがありません。何かに熱中したり、「これだけは譲れない!」というこだわりを持っていたりする人は、張り合いが生まれて、毎日が楽しくなります。
「生きがい」を見つけられない原因とは?
「生きがい」が見つけられないということは、どこかにその原因があります。いくつか紹介しますので、当てはまる箇所や、心当たりがないか自己判断してみてくださいね。
1:仕事に忙殺されている
仕事が忙しすぎて、他のことに費やす時間や精神的、体力的余裕が無いというのが原因の一つとして挙げられます。仕事で疲れていると、何かをしようという気持ちも湧きませんよね。生きがいを見つけたくても見つけられないという今の状況を改善する必要があります。
2:孤独感を抱えている
「生きがいがない」人の中には、孤独感を感じている人も多いです。心のどこかに常にもの悲しさを覚えているため、「生きがいがない」と感じてしまいます。
3:自分の好きなものが分からない
「生きがいがない」人は、自分のことを本当の意味で理解できていない場合があります。自分の好きなものが何なのかが分からないと、楽しいことも見つけられません。
「生きがいがない」ことを改善するにはどうしたら良い?「生きがい」の見つけ方を紹介
「生きがいがない」と、毎日がつまらなく、やる気が出ませんよね。不幸せではないけど、幸せともいえない… という毎日に、終止符を打つためには、どのようにしたら良いのでしょうか。
1:自分の好きなもの、熱中できるものを見つける
「生きがいがない」人の原因として、「自分の好きなものが分からない」ということを取りあげました。まずは、自分が好きなもの、やっていて楽しいと思えるものを見つけてみましょう。
例えば、「本を読んでいるときが楽しいと感じる」なら、読書をすることや本屋さんに行くことが趣味になり得ます。もし、自分ではよく分からないと思ったら、周りの人に聞いてみるのも一つの手です。周りの人の趣味を聞いてみたり、「私は何をしているときに楽しそうに見える?」と、客観的に判断してもらったりすることで、解決するかもしれません。
2:今の仕事に打ち込んでみる
一度、今の仕事を本気で取り組んでみてはどうでしょうか。すでに精一杯やってるよ、と思われるかもしれませんが、自分の仕事を振り返ってみてください。
そして、具体的な目標を立てたり、仕事の中に喜びを見つけたりすることで「生きがい」を仕事に見出せるかもしれませんよ。
3:できそうなことからやってみる
いきなり「世界一周して人助け!」などといった大きな目標を掲げてしまうと、途中で挫折する可能性も高くなります。挫折してしまったら、また意欲もなくなってしまうため、「できそうなことから」チャレンジしてみましょう!
例えば、お花が好きだったら、屋内で育てやすい観葉植物や水彩植物を栽培してみるというように、やりやすいところから始めることで、今後ずっと楽しめる「生きがい」になります。
4:一念発起して新しいことに挑戦してみる
「できそうなことからやってみる」という方法と類似しますが、今までやったことないことに挑戦してみても良いかもしれませんね。「生きがいがない」人は、精神的にも体力的にも余裕が無い場合が多いと先に述べました。しかし、だからといって、いつまでもその状態でいるのは苦しいです。
そこで、一念発起して、新しいことを始めてみましょう! 例えば、ピアノ教室に通ってみたり、英会話を習ったり、新しい刺激を自ら取り入れてみてください。習い事は、新しい趣味や「生きがい」を見出すだけでなく、自分のスキルとして今後の生活にも役立てることができます。
最後に
「生きがい」は、いくつあっても困らないものです。刺激を受け、沢山の経験をすることで、人間性に深みをもたらします。「生きがい」は、無くても生きていけますが、一つでもあると、人生が豊かになります。一度きりの人生を、後悔なく生きていきたいですよね。
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