病院に行っても解決しない謎の不調の正体とは?
「最近、疲れが抜けないし、なんだかしんどい……。」「病院で検査してもわからない謎の不調がある……。」そう感じている方も多いのではないでしょうか。
もしかしたらその疲れや辛い症状は、「自律神経」の乱れが原因かもしれません。でもそもそも自律神経とはどういうものかご存じですか。
自律神経とは、端的に言えば、自分の意思で動かせない心臓や血の流れなどの動きを司る神経。
「交感神経」と「副交感神経」から成り立ち、健康な人なら昼間に交感神経が強く働き活発に動いて、夜は副交感神経が優位になりぐっすりと眠れるようになっています。
そしてこの自律神経が乱れることで、冒頭に挙げたような不快な症状を招く可能性があるのです。
そこで、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』の中から、自律神経が乱れる仕組みや改善方法などについてご紹介。計4回にわたるプチ連載形式でお届けするので、ぜひ健康な体、心へと導くヒントを見つけてみてくださいね!
前回の記事はこちら>>男性は○歳、女性は○歳! 自律神経が乱れ始める年齢があった…
「病気」のネット検索が新たな「病気」をつくる!
体に不調が生じたとき、まずはネットで検索するという人も多いのではないでしょうか。
でも最初は軽い気持ちで検索したのに、思いもよらない重病の可能性があるという記事を読んでしまい、不安になったことはありませんか?
もちろんネットで調べたことが、病院を受診するきっかけとなり、実際に病気が発覚することもあります。
ただ、たとえば、腰に不快感を覚えて「腰 違和感」などと検索してみたときに、「がん」などの症状と一致していたら……。あらぬ心配が一気に沸き上がり、頭の中が病気のことでいっぱいになってしまうはず。
こういったインターネットやテレビなどに氾濫するさまざまな情報にまどわされて心を病んでしまうことは「サイバー心気症」と呼ばれています。
一度、自分が病気かもしれないと疑いをもつと、どんどん不安が募り、検索も加速。そして体に痛みとして症状が出てくることまであるのです。
病院へ来院する患者さんのうち、実際に病名がつくような方は1割ほどで、残りの9割ほどの患者さんは、特に疾患のないような体調不良の場合が多いのも現実。
病気の検索をして心を病んでしまうくらいなら、すぐに病院へ向かうほうが賢明です。本当の病気なら早期に治療を開始できるし、そうでない場合は、心の安堵を得ることができます。
症状にもよりますが、一般的に、体の不調が2週間ほど続くようであれば病院へかかることを検討すべきと考えられます。ただ、冒頭に挙げたような症状で、かつ短期間の不調であれば、自律神経を整えることで改善することもよくあります。
まずは、日頃から正しい入浴やストレッチ、質のよい睡眠などを心がけていきましょう!
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今回お届けした内容について詳しく知りたい方は、ぜひ書籍でチェックしてみてくださいね! 次回は、「咀嚼によって得られる効果」についてお届けします。
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『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』
著者:小林弘幸 /日本文芸社
シリーズ累計発行部数110万部突破! 心身ともに健康であるために最も重要な「自律神経」をテーマに、健康・実用ジャンルで制作する図解シリーズ最新作! これまでも注目を浴びてきた自律神経。人間の生命活動における働きの中で重要な“自律神経”とは、そもそもどういうものなのか、また、“乱れてしまう”と出てくる症状の話や、即効性もある超カンタンな整え方、さらに最近多い「ネットで自分の症状を調べると不安になる」という悩みの対処法まで、初心者にもわかりやすく、専門医が全て解説。原因不明の頭痛、肩こり、腰痛、不眠、過呼吸、めまい、動悸、息切れ、吐き気、慢性的な倦怠感など、病院で検査しても血液検査は正常だし、原因がよくわからない…… という不安を抱える人の症状の改善にも貢献できる一冊。
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