【目次】
・離婚を考えている既婚女性が夫へ抱いている不満とは
・離婚したい人が覚えておくべき離婚に必要な準備と条件
・実際に離婚を決断した女性の実話エピソード
・夫との関係が悪くても離婚しない女性。その理由とは?
・後悔しないために離婚前に考えるべきこと
離婚を考えている既婚女性が夫へ抱いている不満とは
約半数の妻が夫の仕事に不満がある
リスクモンスターが全国の既婚女性600人にアンケートを取ったところ、既婚女性の約半数が夫の仕事に対して不満を持っているとのこと!
夫の収入が低くなるにつれ妻の不満が高くなる傾向ですが、高所得者層でも妻の不満は多いよう。
不満理由の定番トップ3は「給料が低い」、「残業が多い」、「休みが少ない」。「給料が低い」は回答率がダントツに高く、仮に給料が高くても、残業が多い夫には不満を持つ妻が多いということがわかったようです。
夫の仕事への不満は、妻にとって離婚を考える重要な要素であるのかもしれませんね。
離婚まで考えてしまう… 陰で思っている夫への不満<既婚女性600人回答>
家事や育児に対しての不満もかなり多い!
「しごとなでしこサロン会員」、既婚者253名を対象にアンケート調査を実施したところ、結婚生活に疲れたと感じている女性の過半数が、その原因を「家事・育児」だと回答しました。
・共働きなのに、子ども達のお迎えも、PTAの役員も全て私で、休日も夫は子どもを置いて自分の趣味のサッカーやマラソンに行ってしまう。(46歳・女性)
・夫があまりにも勝手なことばかり言う時、そして家のことを何もしてくれない。(55歳・女性)
他にも…
・どうしても価値観が合わないことってあると思うのですが、それを実感するときに疲れた、と感じます。(33歳・女性)
・夫と良好なコミュニケーションがとれないこと。(35歳・女性)
・義両親の精神的・物理的距離感が近すぎて干渉されているようでストレスが溜まる。(28歳・女性)
といった、家事や育児以外でも、結婚生活のストレスは多いようです。
【結婚生活に疲れた…】ストレスの原因、解消法は? 共働き夫婦に多め!?
離婚したい人が覚えておくべき離婚に必要な準備と条件
明確な離婚理由をまとめる
OLライター・タケ子さんが、離婚を考えている人へ離婚が成立する条件や準備、気をつけたいことなど、弁護士・離婚経験者から聞きました!
タケ子さんによれば、まず明確な離婚理由をまとめる必要があるそう。離婚は双方の合意があれば成立しますが、相手が離婚に同意しなかった場合、法廷で争うことになるのだとか。
「法廷で争う場合は法律をもとに裁判がおこなわれます。離婚が成立する条件は、病気やDV、モラハラ、借金など(場合により例外あり)が挙げられますが、重度か軽度か、その段階は自分だけでは決めず、弁護士さんと相談しましょう。やはり第三者を交えて事を進めた方が、後々あなたを助けてくれるはずです」(タケ子さん)
請求できるかもしれないお金をチェック
お金は重要なこと。相手から請求したり、援助を受けられる場合もあるそうです。
・別居するにあたって相手から生活費を請求できる場合がある
・結婚後に2人で築いてきた共有財産の財産分与
・精神的、肉体的にも苦痛を受けた場合に請求できる慰謝料
・子の親権者となった場合の養育費
・シングルマザーになった場合、市区町村からの扶助または助成金
今後のシングルライフに大きく影響するものなので、しっかり考えておく必要がありますね。
また、もし離婚を望んでも相手が拒否したり、話し合いがスムーズに進まなかった場合、離婚理由の証拠が必要に。
・DVの受けた際の傷跡の写真、病院での診断書
・浮気、不倫の証拠となるメールのやりとり
・ハラスメント受けた時の音声
・毎月の預金通帳のコピー
離婚だけでなく、慰謝料や財産分与を請求する際にも必要になるので、合わせて準備できるといいようです。
自立に向けて準備する
結婚と同時に退職、またはパートタイマーなど、働き方を変えた女性も多いはず。そういった状態で、急な離婚に対応するのは難しいものです。
「私が取材した中では、経済的自立を目指しているのなら、やはり離婚前から転職活動されている経験者が多かったです。また別居の希望があれば、やはり必要になってくるものはお金。こっそり自分名義の通帳でへそくりをしていてよかったとも聞きました」(タケ子さん)
また、「離婚は結婚の何倍も大変」とよく言います。結婚の何十倍もの気力を使うので、精神的な疲労や体力的にも辛いかもしれません。
それでも離婚を決めたのなら、自分や子供の幸せの為に前へ進むんだ、自立するんだ、という強い意志が必要なのではないでしょうか。
離婚を切り出す
ここまできて初めて離婚を切り出します。
なるべく急がず、まずは準備を進めることが大切なようですが、万が一今あなたがDVやハラスメントなど、体や心を傷つけられているのであれば、もっと早い段階での脱出が良いそう。
「なかなか相談できない内容かもしれませんが、DVの場合、相談窓口を設けているところも多く、一時避難として身を預かってくれるところもあります。少しでもおかしいなと思った段階でぜひ恐れず相談を」(タケ子さん)
離婚に必要な事前準備や条件は? 弁護士・離婚経験者から聞くアレコレ
実際に離婚を決断した女性の実話エピソード
稼ぎが悪く将来性がなかった上、浮気をしたから
「元夫の浮気が直接的な原因で離婚しましたが、実際に離婚を決めるときに決定打になったのは、元夫の稼ぎの悪さです。結婚して3年経った頃から私と年収が逆転し、言ってみればちょっとした“ヒモ状態”になっていました。
なので元夫の不倫を知ったときには『将来性もない上に、浮気までするなんて最低』という結論に至り、子供がいなかったのもあり離婚を決めました。ぶっちゃけ、元夫がちゃんと稼ぐ男だったら、多少の浮気があったとしても夫婦仲の再構築の道を選んだかもしれません」(32歳/広報)
浮気&セックスレスだったから
「元夫の浮気が判明した当時、すでに私たちは4年以上セックスレスに陥っていました。私は結婚当初から妊娠を希望していたのに、夫婦生活は結婚後すぐに減っていき、結婚1年でレスになりました。
浮気を知ったときに最初に思ったのは、妻であり、子供を欲しがっている私とはセックスしないのに、他の女性とはできるんだ… という屈辱です。
プライドを傷つけられた気がしましたし、妻は抱けないのによその女は抱ける夫に対して、強烈な嫌悪感を抱きました。浮気そのものが嫌だったというよりも、私のプライドを平気でズタズタにした夫が嫌で、即離婚に至りました。
離婚後、ほどなくして今の主人と出会い、再婚し妊娠出産もしました。元旦那がどうしているかは知りません!」(34歳/派遣)
「夫の浮気が原因で離婚」したアラサー元妻3人が離婚を決断した本当の理由
借金×浮気×モラハラだったから
「元夫は家に生活費を入れてくれなくて、さらにセックスレスとモラハラもあり、結婚1年めから悲惨でした。たくさん話し合いもしましたが、約束が守られたことは一度もなくて。
収入は全部自分で飲み代に使ってしまうし、お金のことで毎晩のように喧嘩になって、どんどん不仲になりました。セックスレスに関しても、私が工夫して乗り越えようとしたら『お前は淫乱か』などと、ヒドいことを言われました……。
入籍から1年9ヶ月で離婚しました」(32歳・女性/会社員)
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子供や離婚後の生活を考えて
「子供のことや世間体、離婚後の生活などを考えると、離婚をしようとは思いません。夫は嫌いだけれど、離婚するのは得策じゃないかも… と」(32歳・女性/会社員)
新しい相手を探すのが大変
「結婚して2年ですが、夫との関係性はあまりよくありません。一緒のベッドで寝ているわけではないので、月に1度だけ強制的に子作りの日を設けています。結婚前より仲はいいほうではありませんが、離婚して新しい相手を探すよりも今の夫と子供をつくったほうがいいと思っています」(34歳・女性/パート)
後悔しないために離婚前に考えるべきこと
自分がどうしたいのか納得するまで考えて
結婚相談所の現役アドバイザー茂木由理香さんによると、自分はどうしたいのか、後悔しないかどうかをじっくり考えることが大切だと言います。
「まず自分がどうしたいのか考えることが大切。やり直したいのか、離婚したいのか、そしてなぜそう思うのか。
やり直したいなら相手とどんな未来を過ごしていくのかイメージしてみます。あるいは、別れたいなら別れたことを後悔しないのかじっくり考えてみましょう」(茂木さん)
現在、日本では結婚しているカップルの3組に1組が離婚しているというデータがあるのだそう。茂木さん曰く、「もし離婚しても周りの人たちは理解してくれるもの」。
しかし、別れたことを後悔しないよう、十分に納得したうえで決断しましょう。より幸せになれると信じられる方に向かうことができるといいですね。