「夫が嫌い」と密かに思っている妻が増えている!?
「実は私、夫が嫌いなの…。どうしよう」と友人から打ち明けられたら、どう返事をすべきか悩んでしまう女子は多いはず。
結婚するときには愛し合っていたはずの関係でも、月日が流れると「夫とは合わない」「この人と結婚して失敗した!」なんて思ってしまった人がいるのは確かです。
今回は、夫が嫌いな妻のリアルを調査しました。
【目次】
・【夫が嫌いな妻】夫を嫌いになった理由って?
・【夫が嫌いな妻】新婚でも「夫が嫌い」はありえる!?
・【夫が嫌いな妻】離婚しない理由はどこにある?
・【夫が嫌いな妻】産後に「夫が嫌い」になる妻も!?
・今は「夫が嫌い」でもいつかは「好き」になれるかも
【夫が嫌いな妻】夫を嫌いになった理由って?
「夫が嫌い」と口にする妻にその理由を聞いてみると「ごもっとも」な理由が出てくることが多いです。
しごとなでしこ編集部がインタビューした女性たちからは、次のようなコメントが寄せられました。
【実例1】39歳女性/団体職員
「2年前に、夫の浮気が発覚。相手の女性が妊娠したとかで、我が家に乗り込んできたんです。子どもたちのことを考え、話し合いを重ねた挙げ句に離婚はしないことになりましたが、それ以降、夫のことが嫌いです。一緒に暮らしているのも苦痛なんです」
【実例2】34歳女性/会社員
「結婚してから“釣った魚に餌はやらない”とばかりに、自分勝手な生活を送る夫に嫌気がさしています。家にはほとんどいないで、仕事が終わると飲み歩いてばかり。家の話をしても『俺は関係ない』が夫の口癖で、全く頼りになりません。だんだん夫に失望し、ついに嫌いになりました。今では、私は結婚する相手を間違えたと感じています」
【夫が嫌いな妻】新婚でも「夫が嫌い」はありえる!?
「夫が嫌い」になってしまうのは、結婚から何年も経った夫婦だけではありません。新婚であっても、相手を「嫌い」と思ってしまう原因が生じれば「旦那が嫌い…」となっても、不思議ではないです。
夫のことを好きで結婚したはずでも「こんな人だったなんて!」と憤りを感じるような出来事が多いほど、妻の気持ちに変化が生じても無理のない話に。今回取材した人の中にもこんなコメントが寄せられました。
【実例3】31歳女性/医療関係
「私は新婚1年目ですが、夫が嫌いです。結婚するまでは別々だったお財布も、結婚したら一緒になりますよね。私の買い物にも口を出すし、食費などにもいちいち文句を言ってきます。結婚前までは、金銭感覚がしっかりしている人だと思っていたけれど、こうも毎日お金について口を出されるとストレスがすごいです。いつもお金のことで喧嘩をしているうちに、根本的な価値観が違うんだなって気づきました。嫌いすぎて寝室を別にしたいと思っているけれど家が狭くてできません」
【夫が嫌いな妻】離婚しない理由はどこにある?
嫌いな夫とこれからもずっと一緒に暮らしていくなんて、考えただけでもゾッとしそうなシチュエーション。しかしそれでも「離婚はしない」と決めている妻は決して少なくないです。
【実例4】32歳女性/会社員
「子供のことや世間体、離婚後の生活などを考えると、離婚をしようとは思いません。夫は嫌いだけれど、離婚するのは得策じゃないかも…と」
実際、今回取材の中で「夫が嫌いでも子供は欲しい!」と答えた人が数人いました。
【実例5】34歳女性/パート
「結婚して2年ですが、夫との関係性はあまりよくありません。一緒のベッドで寝ているわけではないので、月に1度だけ強制的に子作りの日を設けています。結婚前より仲はいいほうではありませんが、離婚して新しい相手を探すよりも今の夫と子供をつくったほうがいいと思っています」
また、「子供ができたら、夫との関係も変わるのではないか?」と希望を抱く人もいたのです。
【実例6】31歳女性/会社員
「子作りはできるくらいの関係性ですので、夫が嫌いとはいえ生理的にダメになってしまったというわけではありません。もしかしたら、私のことももっと理解してくれるのではないか? 子供ができたら夫との関係性もよりよくなるのではないか? と思っています」
【夫が嫌いな妻】産後に「夫が嫌い」になる妻も!?
一方で、出産後にいきなり夫のことが嫌いになる妻も珍しくありません。「妊娠中、ちっとも労ってくれなかった」とか「出産後、子育てに全く協力してくれない」とかの原因によって「夫が嫌い!」となってしまうようです。
夫婦だけで生活していたときには問題がなくとも、子供ができることによって夫の“意外な本性”を知ってしまい、愕然とするケースも。
■1:「産後に夫のことを嫌いに…」いつまで続く?
妻たちからは「産後、夫を生理的に受け付けなくなった」なんて声も、チラホラ耳にします。産後に夫への嫌悪感を抱く理由としては、「産後うつ」も関係しているかもしれませんが、一度「嫌い」になった相手を再び「好き」だと思うようになるのは、なかなか難しいこと。
「夫のことを好きになれればいいのに…。この“嫌い”な感情は、いつまで続く?」とモヤモヤを抱えてしまう人も多いはずですが、一概に「いつまで続く」とは言いがたく、夫を再び好きになれる要素さえ見つかれば「嫌い」だったのがあっという間に「好き」に変わる可能性だってゼロではありません。
■2:産後に「夫が嫌い」すぎて離婚を考える人も…
産後ずっと「夫が嫌い」な状態が続くと「これ以上、一緒に生活するのは無理…」という結論に達し、離婚を真剣に考え始める妻もいます。
【実例7】35歳女性/会社員
「出産後、夫を嫌悪するようになってしまいました。嫌いな人との共同生活って、想像以上に大変なことです。正直、これならいっそ離婚してひとりで子育てしたほうがいいと思っています」
経済的に自立できる妻ほど「夫が嫌い」からの離婚を視野に入れる傾向にもあります。
■3:「産後うつ」のせいで夫が嫌いになることも!?
ところで「産後うつ」が関係して「夫が嫌い」「夫のことが嫌すぎる」となっている場合には、その「産後うつ」の状況を抜け出さない限りは「夫が嫌い」の気持ちが続く可能性があります。産後うつは2-3ヶ月で治る人もいれば、通院しても1年以上続いてしまう人もいて、治るまでの期間には個人差があるだけに、一概に「いつまで続く」とは言い難い部分。
そして、「産後うつ」が関係して理屈ではない感情から「夫が嫌い」と思ってしまっていることから、「好き」へと気持ちを切り替えるのも難しいのかもしれません。
今は「夫が嫌い」でもいつかは「好き」になれる
「夫が嫌い」になってしまうと、夫婦関係も悪化の一途を辿りがち。しかしご縁あって夫婦になった間柄ですから、今は「夫が嫌い」でも、そのうちに「夫が好き」に変わる可能性だってあります。
実際に筆者の友人の中でも、元「夫が嫌い」な妻たちも今ではラブラブという人が数人います。
【実例8】33歳女性/マスコミ関係
「当時、仕事があまりにも忙しく、自分のストレスの矛先がすべて夫でした。当時は旦那のせいにしていましたが、後から考えてみると自分のキャパがいっぱいいっぱいなだけだったのかもと。今は仕事も環境も落ち着いているので、夫婦関係も順調です」(39歳女性/マスコミ関係)
【実例9】39歳女性/ライター
「結婚当時は、夫に求めるものが多かったのかもしれません。夫の短所ばかりに目がいってしまい、長所を見ようとしていなかったのかもしれません」
もしかしたら、夫の好きなところ、夫の素敵なところにあたらめて目を向けることで解決できることはたくさんあるのかもしれませんし、原因は自分にもあるのかもしれません。
もとはお互いに「好き」だから結婚したはずのふたり。「嫌い」が「好き」に変わる可能性もなきにしもあらず。
早まらず、でも後悔のないように、自分の心を見つめてくださいね。
文/しごとなでしこ編集部
初出:しごとなでしこ