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2023.09.08

「真摯に向き合う」の意味とは? 正しい使い方の例、類語・言い換え表現も紹介

「真摯に向き合う(しんしにむきあう)」とは「相手の立場になって真面目に話を聞くこと」「真面目に取り組むこと」を意味します。目上の人に自分の誠意や意欲を示すときに使う言葉で、ビジネスでもよく用いられます。本記事では「真摯に向き合う」の正しい意味や使い方を解説していきます。

「真摯に向き合う」の意味や読み方とは?

(c)Shutterstock.com

まずは「真摯に向き合う」の意味や読み方、ビジネスシーンで使う時の注意点などを確認していきましょう。

「真摯に向き合う」の意味

「真摯に向き合う(しんしにむきあう)」とは「相手の立場になって真面目に話を聞くこと」、また「真面目に取り組むこと」を意味する言葉です。ビジネスシーンではよく使われる表現なので、みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

「真摯に向き合う」は、目上の人に自分の誠意や意欲を示すことができる便利な言葉です。これを期に、ぜひ覚えておきましょう。

「真摯」の意味

「真摯」とは、そもそも「真面目でひたむきなこと」「物事を一心に行う様子」を表す言葉です。

「真摯」の「真」という字には、「嘘・偽りがないこと」や「本物」「まこと」という意味があります。

「真摯」の「摯」という字には、「掴む」や「握る」という意味の他に「手厚い」「まじめ」などの意味が含まれています。

このふたつの漢字が組み合わさった「真摯」は、「真面目で熱心なこと」また、その態度や姿勢を表す言葉です。

かしこまった表現なので、主にビジネスシーンでの謝罪や決意表明、他人の行動を言い表す際に使われることが多いです。

ビジネスで使う時の注意点

さて、ご紹介したように「真摯」という言葉はビジネスシーンで重宝されます。公の場や会議など、大事な場面での失敗は避けたいですよね。そのため、使う時の注意点を把握しておくことはとても重要です。

その注意点というのが、必ずプラスアルファの一文を付け加えること。

例えば「今回ご指摘いただいた問題に真摯に向き合い、全力で改善に努めてまいります」や「決して初心を忘れることなく、自らの役割と真摯に向き合い職務にあたる所存です」など、「具体的にどのように真摯に向き合う」のかを伝えましょう。

「真摯に向き合います」だけでは、ただ「まじめにやります」と言っているだけに聞こえてしまいます。

それでは、あなたの誠意や熱意は伝わらないでしょう。むしろ「本当にやる気があるのか?」というふうに、疑問を与えてしまうことも。よく使われる表現だからこそ、注意しなくてはならないですね。

「真摯に向き合う」の使い方は? 具体的な例文でチェック

(c)Shutterstock.com

続いて「真摯に向き合う」の正しい使い方を例文とともにご紹介。どの例文もビジネスシーンで使える表現です。

「問題に真摯に向き合い、再発防止に尽力してまいります」

もしかすると謝罪会見などで一度は聞いたことのある一文かもしれませんね。「真摯に向き合う」という表現は、顧客や上司など、ビジネスシーンで関わる人たちに自分の意欲を示すことができます。とはいえ、このような例文を使うことのないよう、初心に戻って何事も真面目に取り組みたいものですね。

「顧客の声に真摯に向き合うことで、会社を成長に向かわせましょう」

不利な状況下でも真面目に問題に着目し、努力していく前向きな姿勢が伝わります。一緒に頑張りたい! と思わせてくれる一文ですね。周りの人たちの協力がなくては、解決できるものも解決できません。関係者に事態打開への強い意欲を伝える際には、ぜひ参考にしてみてください。

「彼が仕事に真摯に向き合う姿勢には、実に好感が持てる」

上記のふたつの例文とは異なる使い方で、他人の真面目で熱心な行動を言い表しています。真面目に仕事に打ち込む人は周りからの信頼も厚く、どんな仕事も安心してお任せすることができますよね。いつまで経っても、仕事に真摯に向き合う姿勢は忘れないようにしたいものです。

「真摯に向き合う」と同じ意味の表現や類語にはどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

「真摯に向き合う」と同じ意味を持つ表現をいくつかご紹介します。「真摯に向き合う」は、なかなか日常会話では使うことのない表現なので、どのような言葉で言い換えができるのかを知っておくといいですよね。

「真面目に取り組む」

「真面目」とは「真剣なこと」や「誠実なこと」を表す言葉です。「真摯」と「真面目」は非常に似ていますが、意味が微妙に異なるため使い方に気をつけましょう。「真面目」は単に行動の性質を表すのに対し、「真摯」はある程度大きな目標、結果に向かう意欲や態度を指します。

「本気で向き合う」

「本気」は「冗談や遊びではない本当の気持ち」や「真剣な気持ち」を意味します。「真摯」はビジネスシーンでの重要な局面で使われる表現ですが、「本気」は日常会話で使われることが多いでしょう。目上の方や顧客相手など、フォーマルな言葉遣いが求められる場面では使わないのが無難と言えます。

「懸命に取り組む」

「懸命」とは「力の限り頑張ること」「全力を尽くすこと」。「真摯」と同様、課題や目的、問題などに対して努力することを指す言葉です。「真摯」と違い、ビジネス以外にも日常会話でも使うことができます。

「真摯に向き合う」の英語表現とは?

(c)Shutterstock.com

「真摯に向き合う」の英語表現をご紹介。ビジネス英会話の勉強をしている方は要チェックです。

1:「We come face to face with the customer’s opinion and sincerely(私たちは、お客様の意見と真摯に向き合います)」

少し難しい表現ではありますが「真摯に向かい合う」を完全に英語で表している表現と言えるでしょう。「come face to face with」は「向き合う」という意味で、「sincerely」とは「正直、裏表のないこと」を表す英単語です。心からの誠意を伝えるにはピッタリです。

2:「I promise take customer’s voice very seriously(お客様の声に真摯に向き合うことを約束します)」

上記の例文よりも少しカジュアルな言い回しですが、真面目に向き合う姿勢をしっかり伝えることのできる表現です。「take〜seriously」で真摯に受け止めるという意味になります。ビジネスシーンだけでなく、日常会話でも使うことができます。

最後に

「真摯に向き合う」の意味や正しい使い方、類語などをご紹介しました。日常会話ではなかなか使うことのない表現ですが、社会人として知っておきたい言葉のひとつ。毎日同じことの繰り返しをしていると「真面目さ」や「誠実さ」など、大切なことを忘れてしまいがち。しかしそんな気持ちを忘れないように、自分の仕事への姿勢や意欲を見つめ直して、仕事に真摯に向き合う姿勢をキープし続けたいものですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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