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2020.08.06

「真摯に受け止める」とは、どんな意味? 類語や使い方の例文もご紹介

「真摯に受け止める」とは、謝罪などの場でよく耳にする言葉かもしれません。謝罪の場面で決まって使われる言葉ですが、実際は単に詫びるという意味だけではありません。本記事では、「真摯に受け止める」の正しい意味や使い方を解説します。失礼な使い方をしてしまわないよう、ぜひ確認しておきましょう。

【目次】
「真摯に受け止める」の意味とは? 単に詫びるだけでない
「真摯に受け止める」の使い方を例文でチェック
「真摯に受け止める」の類語や言い換えは?
「真摯に受け止める」の英語表現もチェック
最後に

「真摯に受け止める」の意味とは? 単に詫びるだけでない

事件や不祥事を起こして記者会見などで、社会的地位のある方が頭を垂れている姿を目にすることがあります。そんな場面で、使われることの多いのが「真摯に受け止める」というフレーズです。

謝罪の場面では、常套句のように使われる「真摯に受け止める」なのですが、ともすると、記者からの厳しい質問や責任追求をかわすための決め台詞であったりして、それほど重要な意味は何なのかな? なんて思っている人もいるかもしれませんね。

実際に、「真摯に受け止める」と言ってはいるけれども「真摯に受け止めていない」と見えてしまうことも随分とあるようにも思います。もしかすると、この記事を読んでいるあなた自身が記者会見の場で「真摯に受け止めます」と言わなければならない立場となるかもしれません。

その時に、言行不一致とならないように「真摯に受け止める」の意味を、正しく理解しておいてはいかがでしょう。この記事では、「真摯に受け止める」の意味や使い方、例文、類語など、まとめて説明しますので参考にして下さい。

(c)Shutterstock.com

そもそも「真摯に受け止める」とは、どういう意味で、どの様な態度を指すのでしょうか? まず、「真摯」という言葉からご説明していきましょう。

◆「真摯」の意味

「真摯」と書いて、「しんし」と読みます。「真摯」という言葉について、詳しく説明しておきましょう。「真(しん)」は、嘘・偽りがないこと、本当という意味であることはご存知の通りです。

「摯(し)」は、訓読みにすると、まこと・とる・にえ・あらいと読み、漢字が持つ意味は、つかむ、手厚い、まじめ、といった意味があります。

この2つの漢字が組み合わさった「真摯(しんし)」は、真面目で熱心なこと、またその態度・姿勢を意味する言葉になります。

「真摯」という言葉は、ビジネスシーンでよく使われる言葉です。具体的な、使用例をご紹介しておきましょう。

「真摯に向き合う」という表現

・真摯に向き合う彼の仕事に取り組む姿勢は、実に好感が持てる

・顧客のクレームは、ビジネスのヒントだと考え、改善に向けて真摯に向き合わなければならない

「真摯な対応」という表現

・真摯な対応を取らなければならない

・信頼回復に向けて真摯な対応に努めます

いずれの表現も、真面目で謙虚な姿勢や態度を表現したものになっています。優秀なビジネスパーソンとして、周囲の人から必要とされる人材となるためには、「真摯」は人間として必要不可欠な要素ではないでしょうか?

◆「真摯に受け止める」の意味

色々と例をあげながら「真摯」について説明してきましたが、この記事の主題である「真摯に受け止める」とは、どういう意味なのかを解説いたします。

「真摯に受け止める」を、本質的に理解するためには「真摯に」と「受け止める」を分けて考える必要があるようですね。「真摯に」は、これまでの説明のとおり、まじめで熱心なこと、またそうした態度・姿勢ですから、それで十分であるはずですが、「受け止める」を付け加えたところに大きな意味があります。

「受け流す」ではなく「受け止める」ですから、常に意識の中にあって、今後に活かし改善するといった意味合いが含まれます。「真摯に受け止める」は、ただ単に詫びて終わりではなく、「物事に対して真面目に取り組み、改善や修正に向け努力します」という意味になります。

「真摯に受け止める」の使い方を例文でチェック

(c)Shutterstock.com

「真摯に受け止める」の用法としては、決意や将来に向けた意気込みを表明する場合の「平常時」の使い方と、謝罪や反省の意を表明する「謝罪時」の使い方があります。それぞれ、具体的な文例を挙げていきますのでご活用ください。

1:「お客様のご意見を真摯に受け止め今後のサービス改善に生かしてまいります」

こちらは、「真摯に受け止める」の平常時の使い方です。ここでは、決意や将来に向けた意気込みを表明しています。他にも、「決して初心を忘れることなく、自らの役割を真摯に受け止め職務にあたる所存です」、「最近の彼の行動を見る限り、先日の指導を真摯に受け止めていることがわかります」というように使うことができますよ。

2:「この度の厳しい判決を真摯に受け止めております」

こちらは、「真摯に受け止める」の謝罪時の使い方です。謝罪や反省の意を表明しています。他にも、「今回のご指摘を真摯に受け止め、全力で改善に努めてまいります」というように使うことができますよ。

3:「社員の不祥事を、会社として真摯に受け止めなければならないと痛感しております」

こちらも「真摯に受け止める」の謝罪時の使い方です。不祥事を起こした張本人ではないですが、会社を代表して謝罪や反省の意を表明しています。他にも、「周辺住民の苦情を真摯に受け止め、一刻も早く設備改修の必要があります」というように使うことができますよ。

「真摯に受け止める」の類語や言い換えは?

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「真摯に受け止める」という言葉の意味、使い方などを解説してきましたが、言い換えや類義語についてもご紹介しておきましょう。

1:厳粛に受け止める

「厳粛に受け止める」は、甘えや妥協などがなく真剣な態度を示すこと、または真剣に取り組むことを意味する表現です。不祥事の記者会見の際、企業のトップが並び謝罪会見を行う際によく聞かれる表現です。

用例:「今回の事態を厳粛に受け止め、直ちに改善に取り組みます。誠に申し訳ありませんでした」

2:誠実に取り組む

「誠実に取り組む」は、嘘がなく妥協せず、何事にも真剣に取り組むことを意味する表現です。普段、よく使われる表現になりますが、意味合いとしては「真摯に受け止める」と同じニュアンスになります。

用例:「先生からいただいたご忠告には、これから誠実に取り組むことにいたします」

3:不退転の決意で

「不退転の決意で」は、確固たる意志を持ち、決して志を曲げず屈せず最後までやり切るという誓いを意味する表現です。政治家の方々が、当選発表などの取材を受ける際に強い決意を示す言葉として、よく口にする表現ですので一度や二度はお聞きになったことがあるかと思います。

用例:「不退転の決意で、行政改革に取り組んでまいります」

「真摯に受け止める」の英語表現もチェック

(c)Shutterstock.com

真摯に受け止める、改善に真面目に取り組むという意味の英語表現としては、“seriously”を覚えておくと良いでしょう。幾つか、用例をご紹介しておきます。

1:We come face to face with the customer’s opinion and seriously.
(私たちは、お客様の意見と真摯に向き合う)

2:I promise take customer’s voice seriously.
(お客様のご意見に真摯に向き合うことを約束します)

3:I take seriously customer’s voice.
(お客様のご意見を真摯に受け止めます)

最後に

「言葉の重み」という表現をしばしば聞くことがあります。言葉の意味を知り使うことによって、発する言葉にも自然に「重み」や「深み」が加わるのではないでしょうか? さらに、自分が発した言葉には責任は持ちたいですよね。

であるならば、言葉の意味を正しく理解する必要があると思います。そうした事からも「真摯に受け止める」の本来の意味を理解すると、そう易々と使えるような言葉ではないことは、ご理解いただけたのではないでしょうか?


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