【目次】
・女性の「セックス観」に今変化が起きている!?
・気持ちいいセックスのために必要なこと
・女性が豊かになるセックスライフとは?
・どうしてる? セフレやセックスレス… 人には言えない悩み
・最後に
女性の「セックス観」に今変化が起きている!?
セックスは愛情のバロメーターという側面がありますが、今の時代は相手任せではなく、女性自ら気持ちよくなるセックスにシフト中。心も体も満たされるセックスをするカギをは「あなた自身」が握っているんです!
・彼とセックスのことを語り合おう
・自分の興奮ポイントを知ろう
・相手への期待はほどほどに
・体に変化があったら無視しない
気持ちいいセックスのために必要なこと
彼のことは好きなのに「実はセックスが気持ちよくない」と、感じてしまったことはありませんか? 女性の心と体は複雑で、頭でごちゃごちゃ考えすぎてる場合もあります。ここではOggi世代の声を中心に、気持ちのいいセックスのヒントを探ってみましょう。
【1】知っておきたい!「アラサー世代のセックス」リアルデータ
アラサー世代の実情や、理想、妄想まで、どんなセックスをしているのか調査!
Q1. ぶっちゃけ、セックスしたい?
したい … 39%
まあまあしたい … 28%
どちらともいえない … 27%
したくない … 6%
多くの人は、セックスすることで幸せを感じたり、愛が深まっていると感じるようです。一方で「したくない」派の声には「毎回早く終われと思ってしまう…」(31歳・メーカー)という声も。
Q2. 自分からセックスを誘うことはある?
YES … 67%
意外とみんな積極的! どんな行動が多いのでしょうか…
・寝る前にベッドの中でキスをする
・相手の体に触る
…など、言葉で誘うよりも態度や行動で表す人が多いよう。
Q3. 〝大人のおもちゃ〟を使ったことはある?
YES … 52%
NO … 48%
ちなみに…1位 バイブレーター、2位 ローター、3位 電気マッサージ器と、みなさん好奇心旺盛にトライしているようです。
Q4. パートナー以外の男性とセックスしたことある?
YES … 47%
NO … 53%
答えはおおむね半分。YESと答えた人の中には、相手は会社の後輩、SNSで出会った趣味仲間など身近な相手も。
意外なのはNOの回答の中にいただいた妄想力セックス。「彼氏や夫以外とセックスしてみたい」という声が多く、パートナー以外とのセックスにファンタジーを求めている人もいる模様。
Q5. 「一度はやってみたい!」セックスは?
1位 … 一夜だけのアバンチュール
2位 … 屋外プレイ
3位 … 3P
いわゆる〝ワンナイトラブ〟に憧れる人が多数! Q4.の回答のように若干ファンタジー要素を強く感じますが、2位以下はなかなか積極的。中には「やってみたいプレイはほとんど経験済み」(32歳・専門職)と経験豊富な人も。
Q6. セックスを一度もせずに結婚するのはあり?
なし… 67%
やっぱりセックスが結婚生活に与える影響は大きいと考える人が多いようです。しかし「セックスが結婚のすべてではない!」(33歳・金融)と約3割は肯定派も。
Q7. 「セックス=愛情のバロメーター」だと思う?
そう思う … 34%
どちらかといえばそう思う … 32%
とてもそう思う … 16%
どちらともいえない … 8%
思わない … 6%
あまり思わない … 4%
8割以上の人が愛とセックスをイコールと考えているよう。だからこそ「彼がしてくれないのは、愛情が冷めたってこと?」(28歳・事務)と悩む人の声も。
自分からセックスを誘ったことある67%! アラサー世代は意外とみんな積極的?
【2】「パートナーへの配慮」でセックスの質を上げる
セックスをすることだけに重きを置くと、相手の気持ちを置いてきぼりにしてしまうことも。
女性同様、男性もセックスする気分じゃないときもあります。そんなときはお互い無理をしなくてもよいように、会話やハグやキスなどの行動でお互いの気持ちを充実させましょう。
まずは、自分がしてほしいように、相手の気持ちをよく聞くこと。そしてパートナーにできることを一生懸命に考えてあげることをして欲しいです。それこそがセックスの質を上げることにつながります。
【3】いいところもダメなところも「自分をさらけ出す」
セクシャルカウンセラーの右京みさほさん曰く、自分を見せるということは、「今まで隠していた見せたくない部分」を見せるということ。
例えば、「掃除ができない」「料理が下手」「家事が苦手」など。ほかにも、恋愛経験や身体のコンプレックスなど、大人になればなるほど、世間体を気にして、言い出しにくいことも増えてきます。
でも、仮の姿は結婚したあとも続けることは難しいですよね。結果的に、後々ツラくなってしまうのは自分なんです。
恋愛中は結婚がゴールのよう思えますが、実のところただの通過点です。だからこそ、自分らしくあることが何よりも大切なのです。
「自分をさらけ出すことで愛が深まる」セクシャルカウンセラーが教える、恋愛やセックスで輝く方法
女性が豊かになるセックスライフとは?
積極的に気持ちのいいセックスを楽しむことは、とてもすてきなことです。でも、まだ男性の任せになっているところはありませんか? 何も主導権を握るだけが積極的なセックスではありません。それよりも「どうしたら自分自身が気持ちよいのか」を知ることが大事です。
【1】感じたふりはしなくていい
栄養コンサルタント エリカ・アンギャルさん×植物療法士 森田敦子さんの熱いトークによると、男性を喜ばせるために「イった」と嘘をつくのは危険なのだとか。そのワケとは…
エリカ:日本人女性は、セックスは自分のプレジャーというよりも、男性を引き付けるツールと考える傾向がありますよね。私はそれにとても驚きました。
森田:そうなんです。昔は女性誌などに男性を喜ばせるための洋服、髪型といったものが特集されていました。で、セックスでは「イってます」ってほとんどの女性がウソをつく(笑)。気持ちいいふりをするから、未来永劫つまらないセックスが続き、しだいに嫌いになっていく。
エリカ:「ふり」が悪循環を起こし、ストレスになるのね。それに、日本は思いやりの国だから、相手を傷つけたくないという思いもありそう。男性が喜ぶなら、と何も言えなくなってしまうような。
彼とのコミュニケーションのつもりでしていたことが逆効果だったなんて…。ショックですね。
【セルフプレジャーのすすめ】気をつけて!「感じたふり」が「セックスしたくない」原因に!
【2】気持ちよくなるポイントを知っておく
セックスは言わば「愛する人と気持ちいいを共有する行為」ですが、実はあまり気持ちいいポイントを理解していないがために「セックスが楽しめない」、という女性は多いのも現実です。そして、それを男性には言葉として伝えられない女性も、まだまだたくさんいます。
しかも、セックスって男性が気持ちよくしてくれる行為と思っていると、残念ながら絶頂を感じるまで気持ちよくなるのは難しいんです。
だからこそ試してほしいのが、「ひとりエッチして気持ちいいところを自分で探してみる」こと。自分の気持ちいいところを知っておくと、彼とのセックスのときに感度を高める手助けとなります。
セックス迷子ちゃん、女性も気持ちよくなっていいの! 知っておくべき興奮ポイントとは?
どうしてる? セフレやセックスレス… 人には言えない悩み
最近「今までのようにセックスが楽しめない」ときはどうしたらいいのでしょう? それは、今までは彼のことが好きだからこそ目をつぶってきた、小さなほころびなのかもしれません。またはストレスなど体に何か変化が起きているのかも…。
【1】真剣な恋に発展しない
お付き合いをする前にセックスをしてしまったことはありますか?
先のアンケートでも、「パートナー以外の男性とセックスしたことある?」という質問に、YESと答えた人が47%もいるので、セフレ化した関係からスタートしてしまった人もいるはず。
関係が始まったときに、お互い楽しんでいるのなら問題ありません。もし女性のほうが本気の場合は、一途な面をアピールをしてしまうのはグっとこらえて。
なぜなら、そのときの男性の本音はこうです。
「マジかよ」
「急にそんなこと言われても困る」
「信じられない」
ショックかもしれませんが、まずは男性の本音を受け入れましょう。
打開策は「彼の執着心を引き出す」こと
一度始まってしまったセフレ関係は、セックスする前には戻れません。だけど、ひとつ打開策があるとすれば、女性もあくまでも遊びと割り切って楽しむことです。
内心は違っても、あくまでポーズでOK。しかしそれには勇気もいることでしょう。これにより、最初は文字通り「遊びの関係」になるわけですから。
しかし女性のほうがサッパリしていると、彼のほうが逆に「自分の方が遊ばれている感覚」に変化していきます。そのときに彼の中で執着が出てくるんです。
こうなれば形勢逆転のチャンス。ただし彼が本気になるまでは「こちらからの一途さは封印」が鉄則。一緒にいる時間が楽しいなど、言われてうれしい言葉で彼との距離を縮めてみて。
成功した女性多数! セフレ状態から彼の「本命彼女になる作戦」とは…
【2】性交痛がある
彼とのセックスのとき、痛みを感じたことはありますか?
けっして、いやいやセックスしているわけではないのに生じる痛みについて、不妊治療の名医・杉山力一医師にお聞きしました。
性交前・性交中・性交後に感じる局所の痛みを「性交痛」といいます。また、どこが痛むのか、いつ痛むのか、特定の状況でのみ痛むのか、などによって性交痛の原因や対処方法は異なります。
【膣入口】の痛みの場合は、うるおい不足・炎症・ストレスや疲労などが原因。【膣の奥】が痛む場合は病気の可能性も考えられます。
しかし、大切なのは「我慢しない」こと。放っておくことで病気になってしまったり、痛みを感じることで性交がおっくうになってしまい、よりうるおい不足になってしまったりするなど、悪循環を引き起こしてしまいます。
【医師監修】セックスのときの痛み(性交痛)、薬は? 病院は行くべき?
【3】セックスレス状態が続いています
「萬天堂」性感セラピストの右京さんによると、パートナーがいるにも関わらず、セックスができない・していない状態になっているというお話を聞くことが多いようです。
セックスレスは、大きく分けて2パターンあります。まずは女性自身が「拒否する側」のセックスレス、そしてパートナーから「拒否される側」のセックスレス。
とくに後者「拒否される側」のセックスレスは、自信喪失による苦しみや悩みはかなり深刻。そのことをちゃんと認識していない男性との間で心の溝ができるようです。
しかし、このような悩みを抱えている女性はあなただけではありません。原因はあなたにあるわけではないし、そんなことでどうか自信を失わないでください。
なぜなら、男性側拒否のセックスレスの問題はとても複雑で、女性としての魅力がないからそんな気持ちになれない、という単純な話は実はレアケースなんです。
原因の種類や2人の状況、性格によって解決方法は千差万別。家族やパートナーとしての距離が近くなりすぎた、ストレスや加齢によって機能不全に陥ってしまったり、理由や原因は無数に考えられます。
ではいったいどうすればよいのでしょうか。
・日頃からスキンシップを取る
・どちらかがしたいと思っても無理強いはしない
・拒否する側はちゃんと理由をやさしく伝えて次回につなげる
・焦らないこと
・相手への過度な期待をしない
まず前提として、セックスレスは非常にナーバスかつ解決が難しい問題ですが、お互いに気持ちが軽くなったときにふいに解決した、なんという声も多いそう。まずは予防が第一、そしてセックス以外の2人の時間を楽しむことが大切です。どうか焦らずに日々を楽しんでくださいね。
セックスレス… 拒否した側、された側の気持ちの温度差が原因? 解決策は?
最後に
女性にとってセックスは実にデリケートな問題。たとえ相手のことが心から好きでも、体のコンディションがよくないときはあります。まず手始めに、彼と趣味や食事など小さなことから感想を語り合う習慣を持つようにしてみてください。何か問題があったときに、彼と話し合える関係がつくれていれば、より2人の心が強くつながるはずです。
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