口内環境は歯ブラシ+αで清潔に!
20代の頃は気にならなかったけど、食事をした後、歯と歯の間の物づまりが気になりはじめていませんか? 実はその物づまりを放置しておくと、悪臭や虫歯の原因になるかもしれません。
歯医者では、今まで歯間ケアをしていなかった方に歯間ケアをしてもらい、ケアに使ったフロスや歯間ブラシの臭いを嗅いでもらうことがあります。
すると、歯と歯の間からこんな臭いがしてたなんて! と驚かれます。また想像以上の汚れにびっくりされる方もいます。
今回は、皆さんの歯と歯の間のケアをちょっぴり格上げする技を今日は教えちゃいます。
◆フロスや歯間ブラシは歯ブラシの前に使うと良い
フロスや歯間ブラシって、歯ブラシの後のケアと思っている方が多いのですが、実はブラッシングをする前におこなうことで、お口の中が清潔に保たれるということがわかっています。
フロスの順番に関する研究(Journal of periodontology/Mazhari 2017)で言及され、虫歯予防をしてくれるフッ素が歯に残って効きやすい、ということも明示しています。
◆フロスと歯間ブラシでは歯間ブラシが有効
こちらも研究でわかっているのですが(Kiger,1991)、フロスより歯間ブラシの方が汚れが落ちるそうなのです。
実は30代の60%以上の方に歯周病の症状がみられ、歯間ブラシが入る方も多数。歯と歯の隙間がせまい場合はフロスでOKなのですが、歯間ブラシが入る場合には、積極的に歯間ブラシを使いましょう。
歯間ブラシの選び方は、歯と歯の隙間に入る最大のものにする。と言われていますが、なかなか自分ではわからないですよね。歯茎を傷つけてしまう可能性もあるので、歯医者さんでピッタリのサイズを教えてもらってくださいね。
歯間ブラシは、ストレートタイプをおすすめします。ストレートが使いにくい方は無理せず、曲がっているものを使ってOKですが、どちらを買おうか悩んでいる方はストレートに挑戦してみてください。
歯と歯の間もスッキリ清潔にすることで、また口元美人に一歩前進していきましょうね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
Oggi.jp's 野尻真里
日本審美歯科学会所属の歯科医師。朝日大学を現役卒業後「うずら歯科」に勤務。写真集『美人女医図鑑』を発売中。華道脇教授の資格を持つなど充実した趣味と、美容やファッションにもこだわっているインスタグラム@nojirimari も要チェック!
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