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2020.04.16

健康に歯を保ちたいなら歯ブラシは… 電動or手動? どちらがいい?【医師監修】

電動歯ブラシは、実は歯肉と歯を傷つけてしまっている? なぜ手動の歯ブラシの方がいいのでしょうか。歯科医師・大岡歯科医院 大岡 洋院長が紹介します。

電動歯ブラシで歯肉が傷つくって本当?

(c)Shutterstock.com

みなさんは、電動歯ブラシを使っていますか? 使われていない方でも、電動ブラシで歯を磨けば短時間で、簡単に歯磨きができると思っているのではないでしょうか? 現在、回転式や音波振動式、超音波式など様々なタイプが市販されていますが、使用を検討している患者さんには、電動歯ブラシの性質をしっかり把握する事が大事だとアドバイスしています。

実は電動歯ブラシは、過剰な負担を歯と歯肉への過剰な負担により、傷つけてしまうことがあるのです。

各メーカーの電動歯ブラシのセールスポイントは、ほとんどが「短時間」と「超高速微振動」。「使用時間3〜5分間で歯磨き完了」などといった製品が多いかと思います。

例えば、その製品が「使用時間3分」で28本の歯への歯磨きを完了できるとします。そうすると、歯の通過時間は、歯1本あたり6秒程度、歯の表面は、1ヶ所につき長くても約2秒間で通過しなければなりません。

メーカーの発表では1分間で10,000〜30,000振動の製品が多く、1秒間だと、150〜500振動。ですから、歯の表面1ヶ所をに2秒間かけると300〜1,000振動もの負荷が歯や歯肉にかかっていきます。どんなにソフトに電動歯ブラシを握っていても、モーターが勝手に歯や歯肉に過剰な負荷をかけてしまうんですね。

メーカーが言うように、汚れはある程度除去されますが、電動歯ブラシでの歯磨きを何年も続けると、歯や歯肉を傷つけてしまい、歯肉が下がったり、歯が摩耗し知覚過敏が生じる可能性があるのです。

◆歯肉のマッサージは血行改善のため

(c)Shutterstock.com

また、短時間に過剰な力をかけてしまう電動歯ブラシでは、歯肉へのマッサージ効果が出にくいという問題があります。そもそも、歯肉は豊富な毛細血管で構成されているので、ピンク色をしていますが、歯肉の血行が悪いと老廃物が溜まり、痛々しい赤色になってしまうんですね。

弱い力で時間をかけることで、歯肉の炎症を引き起こす老廃物がなくなり、歯肉の血行が改善し、歯肉の腫れがなくなり、引き締まります。電動歯ブラシを含めて、過度なブラシ圧を短時間かけても、マッサージ効果は期待できません。一見原始的のように思えますが、手動の歯ブラシの方がブラッシング圧を適切にコントロールし、歯や歯肉を傷つけず、マッサージ効果を期待できるのです。

◆歯肉の血行改善のために

(c)Shutterstock.com

その際、歯ブラシは「シャカシャカ音」が聞こえないくらいに、ブラッシングの振動を小さくゆっくり動かすと良いと思います。そうすることで、口の汚れを落とすだけでなく、歯肉の血行改善につながるマッサージ効果も生まれます。

歯周病を予防し、正しいブラッシングで歯肉をマッサージし血行を改善することが大切、ということを3回に分けてお届けしました。参考にしてみてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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大岡歯科医院 大岡 洋院長

1991年、慶應義塾高等学校卒業。1997年、東京歯科大学卒業。
2002年、ハーバード大学歯学部・公衆衛生学部大学院(予防歯科学専攻)修了。
日本人歯科医師として初めて予防歯科で理学修士(Masterof Science)を取得。
東京都品川区・大岡歯科医院(目黒診療所・中延診療所)代表。
2003年より東京歯科大学非常勤講師(歯科補綴学)。国際歯科学士会(ICD)理事。
アメリカ歯周病学会(AAP)会員。慶應義塾大学特選塾員。著書に『「歯みがき」するから歯は抜ける』(現代書林)。

大岡歯科医院


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