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BEAUTY

2020.04.17

【医師監修】デマに惑わされず… 医学の視点で考えた「お肌がぷるぷるになる」方法

国立がん研究センター研究所でがん幹細胞研究分野分野長をつとめ、がん細胞の増殖と、コロナウイルスを含むRNAウイルスの増殖に共通の仕組みがあることを突き止めており、双方に効く治療薬の開発が可能かもしれないと考えている増富先生の健康コラム。今回は、世の中に出回る情報について。

国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野分野長 増富健吉

新型コロナウイルスに限らず、誤った情報に惑わされないで!

(c)Shutterstock.com

新型コロナウイルスに関わる「デマ情報」は多くのメディアでも注意が呼びかけられている。先日、友人から、「この情報、信じても大丈夫?」という新型コロナ関連情報が送られてきた。即座に「デマ情報」だと解ったのでアドバイスした。不安や不穏な情勢の時には必ずこうしたデマ情報が拡散していくのでくれぐれも注意が必要だ。

◆ダイエットや美容の情報

(c)Shutterstock.com

デマ情報とまではいわなくとも、医学的に誤った情報も多くある。

例えば、ダイエットや美容に関する情報でも「えーっ!?」と思うのがたくさんある。あくまで医学的観点で述べるので、「デマ」ではない。「コラーゲンをたくさん食べると次の日はお肌がプルプル」という話を聞いたことがあるが、気分的な感覚はさておき、医学的にはありえない(と思う)。

コラーゲンとはタンパク質の一種なので、食べると消化され、アミノ酸という最小単位の物質になる。この、アミノ酸は体を構成する筋肉などのタンパク質の原材料として使われる。勿論、コラーゲンもタンパク質なので我々の体のコラーゲン成分の材料としても使われる(のであろう)。しかし、「夜に食べたコラーゲンが翌日のお肌のプルプル感を感じるほどのコラーゲンに置き換わる」ほど、人間の体は効率的にはできていない。

「コラーゲンをたくさん食べると次の日はお肌がプルプル」という話を、私の趣味の筋トレにあてはめると、「ささみを1kg食べて、寝ておきたら、翌日マッチョになっていた」というのと同じくらいのレベルに思う。そんなことが可能なら、世の中、2、3日もすれば「お肌ぷるぷるの美女」と「マッチョな兄ちゃん」だらけになってしまう。あり得ない。

◆医学の視点でみるスキンケア

(c)Shutterstock.com

では、「お肌プルプル」を医学的合理性をもって成功させるにはどうすれば良いのか。

1. 高タンパク低カロリーの食事を心掛ける(コラーゲンの量は気にしなくてもよい。タンパク質ならほぼ同じ)。

2. 運動をする(アドレナリンの適度な分泌と適度な男性ホルモンの分泌は美容に必須)。

3. 睡眠をとる(睡眠は成長ホルモンの分泌促進の最善の方法であり、成長ホルモンはタンパク質合成を促進する)。

4. 肌に直接塗るものはそれなりの効果は期待できる(詳細は私にはわからないので専門家に聞いて頂きたい)。

私のこの情報自体が「デマ情報」かもしれないと思う女性は、極めて慎重で賢明な女性かもしれない。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野分野長 増富健吉

1995年 金沢大学医学部卒業、2000年 医学博士。
2001年-2007年 ハーバード大学医学部Dana-Farber癌研究所。2007年より現職。
専門は、分子腫瘍学、RNA生物学および内科学。がん細胞の増殖と、コロナウイルスを含むRNAウイルスの増殖に共通の仕組みがあることを突き止めており、双方に効く治療薬の開発が可能かもしれないと考えている。
専門分野:分子腫瘍学、RNAウイルス学、RNAの生化学、内科学。
趣味:筋トレ


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