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2020.03.18

気づかないうちに歯周病に!? 歯肉の老化を防ぐために知るべきこと【医師監修】

歯肉の老化対策に備え、まずは歯肉と歯周病の関係について知りましょう。歯科医師・大岡歯科医院 大岡 洋院長が紹介します。

今のうちにケアしないと歯を失う?! 歯肉の老化って?

◆歯肉と歯周病の関係

(c)Shutterstock.com

全世界で最も患者が多い病気は歯周病である

ギネスブックで、このように歯周病は認定されています。80%以上の人がかかっていると言われても、「自分は残りの20%の方にいるから関係ない」と思っていませんか?

なぜ多くの方が「自分は歯周病ではない」と考えてしまうのか、それは症状がないからなのです。

実は、歯周病は進行中に症状がほとんど出ないのが特徴。強いて言えば、歯肉の出血や腫れといったところですが、これらの症状があっても数日で治まることが多いです。

症状が収まれば、本当に歯肉は治ったと言えるのか? 実はそうではないんです。歯周病は免疫力と細菌の感染力のバランスの上で階段状に進行します。体調を崩したり、寝不足だったり、疲労が溜まって免疫力が落ちると細菌の感染力が勝る状態になり、病気の進行を促すのです。

ですから、階段の踏板のように何事もなくあたかも健康を装っているかと思えば、免疫のバランスを崩した途端に、突然次の段まで急降下(悪化)してしまうのです。

(c)Shutterstock.com

先ほど話した通り、歯周病の悪化といっても、ちょっと歯肉が腫れるだけで、すぐに治りますからそんなに気にならないんですよね。こうした悪循環が続き、みるみるうちに歯周病が進行していくのです。このような歯周病の進行の仕方は、末期になるまで症状が出ない「癌(がん)」の進行の仕方に似ていると言えます。なるべく階段を下らずに同じ踏板を歩いていけるようにする事を目指したいものです。

◆歯周病はどの世代もなりうる

(c)Shutterstock.com

歯周病は高齢者におこる病気というイメージが強いのですが、実は現在、お子さんから全ての世代で歯周病は増加傾向にあるんです。年齢に関係なく、歯がある限り歯周病にはなりうるんですね。

更に言えば、歯肉自体に年齢という概念がないのです。つまり、歯肉は実年齢と関係ない。歯肉はそもそも老化しない能力を持っているのです。例えば、口の中に火傷やケガができた場合、20歳と80歳の方でその治り方を比較すると、治る日数はそんなに大きく変わりません。

これは歯肉の持つ能力に秘密があります。歯肉は常に外界からの刺激にさらされているため、免疫力を高めておく必要があるのです。そして、新陳代謝(ターンオーバー)の速度は皮膚の数倍速いことがこれまでの研究でわかっています。

(c)Shutterstock.com

厄介な歯周病は老化現象のひとつで自分たちはまだ関係ない、と考えがちですが、それは間違い。歯肉の能力を生かせるようなキレイな環境にできれば、老化しない歯肉にすることができますよ。

次回は、歯を守るためのケアについてお届けしようと思います。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

大岡歯科医院 大岡 洋院長

1991年、慶應義塾高等学校卒業。1997年、東京歯科大学卒業。
2002年、ハーバード大学歯学部・公衆衛生学部大学院(予防歯科学専攻)修了。
日本人歯科医師として初めて予防歯科で理学修士(Masterof Science)を取得。
東京都品川区・大岡歯科医院(目黒診療所・中延診療所)代表。
2003年より東京歯科大学非常勤講師(歯科補綴学)。国際歯科学士会(ICD)理事。
アメリカ歯周病学会(AAP)会員。慶應義塾大学特選塾員。著書に『「歯みがき」するから歯は抜ける』(現代書林)。

大岡歯科医院


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