Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

facebook twitter instagram line search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. マナー
  4. 【シンパシーの意味や正しい使い方】職場で恥をかかないための国語講座

WORK

2020.07.22

【シンパシーの意味や正しい使い方】職場で恥をかかないための国語講座

シンパシーとは「思いやり」「同情」「共感」「哀れみ」などを意味する外来語です。日常会話でもよく使われる言葉ですが、いまいち意味を理解していなかったり、間違った使い方をしてしまうことも少なくありません。本記事では、シンパシーの正しい使い方を例文などを用いて解説します。

【目次】
「シンパシー」の意味とは?
シンパシーの正しい使い方は? 例文をご紹介
シンパシーの類義語はどのようなものがある?
英語圏でのシンパシーのニュアンスについて
最後に

「シンパシー」の意味とは?

◆シンパシーの意味や語源

(c)Shutterstock.com

「シンパシー」とは「思いやり」「同情」「共感」「哀れみ」などを意味し、英語の「sympathy」が語源のカタカナ語、外来語です。ちなみに英語の「sympathy」はギリシャ語の「syn(共に)」と「pathos(苦しむ)」の2つを組み合わせて出来た言葉です。

つまり語源となったギリシャ語は「共に苦しむ」という意味になり「同情」や「哀れみ」を連想させます。そう「シンパシー」は相手が悲しいときや苦しいとき、辛いときなど、相手がネガティブな状況であるときに思いやる気持ちで使われる言葉なのです。

しかし日本の風潮では自分の価値観で相手を不幸だと決めつけて同情したり、哀れむことが失礼な場合がありますよね。そのためか日本ではネガティブなニュアンスだけでなく、ただ単に相手の考えや思いに「共感する」ときや「自分も同じ考えである」ということを伝えるときに使われる事が多いようです。

◆間違いやすいテレパシーとの違いも

(c)Shutterstock.com

「シンパシー」と聞いて、それって「テレパシー」のこと? なんて思った方はいませんか? 確かに似ていますよね。しかし「テレパシー」の意味は五感(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)を使わずに心のうちを他者に伝達する「遠隔精神反応」のことです。

「遠隔精神反応」というとピンときませんが、言わば「超感覚的知覚」や「超能力」の一種です。実は「telepathy(テレパシー)」も語源はギリシャ語で「tele(遠隔)」と「pathy(感覚)」を組み合わせて出来た言葉だと言われています。

元々は「thought-transference(思考転写)」という言葉を使って表現していたそうですが、1882年に超能力について研究していたアメリカの大学教授によって「telepathy」という言葉が作られたのだそう。本当に言葉の歴史というのは面白いですね。

シンパシーの正しい使い方は? 例文をご紹介

(c)Shutterstock.com

では、言葉の意味や語源をふまえて「シンパシー」の正しい使い方を紹介しましょう。

1:「昨日見た映画の主人公にシンパシーを感じたわ」

映画で感動の結末を迎えた主人公、涙なくして観られなかったわ、なんていうときに「シンパシーを感じた」なんていうと「同情した」や「共感した」と言うより、より深く思いを込めた感じ聞こえませんか? 映画や小説、何かを観劇した際に感想を聞かれたら是非使ってみてください。

2:「○○さんとは話をしてみて、共通する事が多かったから、なんだかシンパシーをおぼえたよ」

誰かと話をしていて、誰かの話を聞いていて「私も同じなの!」と人と共感することってありますよね? 自分と同じ境遇の人に出会ったりなんかすると「私以外にもいたんだ!」なんて興奮しちゃいますよね。この人とは、なんだか気が合うなぁなんて思ったときに是非使ってみてください。ただし、異性に使うときは相手を選んで使う事! 使う相手によっては勘違いさせちゃうかもしれません。

3:「最愛の人を亡くした彼女にシンパシーを抱く」

「シンパシー」には「弔慰」という意味もあります。亡くなった方を弔い、遺族を慰める気持ちを表す言葉としても使えるのですね。大事な場面で礼儀やマナーを重んじる日本では、あまり使わない方が良いかもしれないですね。これはどちらかというと英語圏的な使い方です。

シンパシーの類義語はどのようなものがある?

「シンパシー」はカタカナ語なので書面だと、やっぱり意味が伝わりにくいところがありますね。日本語だと意味や読み方が分からなくても漢字を見るだけで、なんとなく意味が分かったり、伝わったりしますよね? そう思うと日本語って便利ですね。それでは「シンパシー」の類義語をいくつかあげてみましょう。

1:「同調」

「同調」とは「他者に調子を合わせること」「調子が同じであること」です。誰かの考えや提案に対して、自分も同じ意見であるときに「同調する」と言います。

2:「意気投合」

「意気投合」とは「お互いの気持ちが一致すること」です。どちらかが相手の意見や考えに同調するのではなく、はじめから同じ意見であった場合や同じ考えであったときに「意気投合する」と言います。

ちなみに「シンパシー」の対義語は「反感」や「反発」があげられます。相手に対し不快感を感じ、逆らう気持ちを意味する言葉です。英語では「antipathy(アンティパシー)」や「dislike(ディスライク)」です。

英語圏でのシンパシーのニュアンスについて

(c)Shutterstock.com

冒頭で少し説明しましたが「sympathy」は本来ネガティブな状況で使います。実際に英語圏で「シンパシー」が最も使われるのは「お悔み」をはじめ、なにか悲しく辛い出来事があったときでしょう。

例えば事故に遭ったり、思わぬトラブルが起こり怪我を負ったときなどです。相手を気の毒に思い同情する気持ちを「sympathy」使って表現することが多いです。少しだけ例文を紹介します。

1:「I feel sympathy for earthquake victims」
(地震の被害に遭われた方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。)

2:「You have my deepest sympathy」
(お悔やみ申し上げます。)

というように、英語圏では「sympathy」を使う事は稀であることが分かるでしょう。相手の意見や考えに共感・同調する際は「I agree with you」や「I feel you」などが一般的な表現です。日本で使うように英語圏で「sympathy」を使うと相手を困らせてしまう可能性があるので、ご注意を。

最後に

いかがでしたか? 「シンパシー」の意味と正しい使い方は理解出来ましたか? 日本では主に「相手に共感し理解する」といったニュアンスで使われますが、本来の意味は「同情」や「お悔やみ」など、相手を思いやる言葉だということが分かりましたね。

もちろん日本では厳格に本来の意味を意識して使う必要はありませんが、海外に行った際や外国の方と話すときは気をつけてくださいね。


Today’s Access Ranking

ランキング

2020.09.29

編集部のおすすめ Recommended

Feature